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「代々木ファイブ」が人生をもっと文化的にする

ピクシブ東京オフィスから半径1.2km。8割を超えるピクシブの社員が、このエリアで生活を営みます。毎月5万円の家賃手当が支給されるからです。

社員の働き方から、社員同士の関係性、プライベートの過ごし方まで、すべてを変える社内制度「代々木ファイブ」について、エンジニア rinkeiからその魅力を語っていただきます。

オフィスが作業場のように感じられる

── ピクシブにはいつ入社されたんですか?

2015年です。ピクシブには新卒で入社して、その時に上京したんです。

── へぇ、その時から代々木ファイブを使っていたんですか?

ええ、オフィスから徒歩5分ぐらいのところに住んでいました。5万円の家賃手当が貰えるぐらいのメリットしか期待していなかったんですけど、実際に住んでみると想像していたよりいいなって思うことが多くて。

── オフィスが家から近いっていいですよね。

そうなんです。それに、歩いて行けるぐらいの場所にオフィスがあると、オフィスは会社というより、作業場みたいな感覚になるんです。

例えば、僕の祖父は大工でして。祖父の家には、仕事をできる場所があったんです。金槌とか釘とか、大工に必要な道具が一通り揃ってる作業場があったんですよね。お腹が空いたら居間で食事をして、仕事したい時はいつもそこに行って作業を始めるんです。

オフィスとの距離が近いって、そういう感覚だと僕は思うんですよ。

── それって、生活の中に、仕事が溶け込むようなイメージですか?

そう。僕ね、朝型の人間なんですけど。朝は6時ぐらいに目をさまして、洗濯や料理をして。その時点で、まだ8時だったりするんですけど。まだ時間余裕あるなって思って、撮り貯めしていたアニメみたりしているうちに、だんだんいい感じに体が温まってくるんです。

メールチェックしたりとか、昨日どこまで作業していたのか確認したりして。それで働くためのスイッチが入ったら、そのままオフィスに移動して働き始めるんですよね。

── 距離が近いと、13時のランチ休憩に抜け出して帰ることもできますよね。私だったら、洗濯しに家に帰ったりとかしてしまうかもしれませんね。

それ、別にランチ休憩の時じゃなくてもいいんじゃないですか(笑)。ただまぁ、ランチ休憩の時間って、人によっていろんな使い方があると思うんですよ。

僕は仕事が忙しくても、家族との時間を大事にしたいんです。だから、ランチ休憩は一度家に帰って、朝作っておいたメシを温めて、家族と一緒に食う。で、またオフィスに戻って働く。それが僕にはあってました。

── いいですね。プライベートと仕事の距離が、近くに感じられて。

そう、とても近いんです。

僕ね、実は家を引っ越したんです。代々木ファイブが使える距離の範囲内で。

前まで徒歩5分ぐらいだったけど、今は20分ぐらいかかるんです。それで、ランチ休憩時間にオフィス抜け出して、家でメシ食ったりとかは難しくなったんですけど。それでも、引っ越す前と同じようなことは割とできるんですよ。

その理由として、代々木はバスが充実しているんです。渋谷区のコミュニティバスである「ハチ公バス」のバス停が、家の真正面にあるんです。

ドア・ツー・ドアでも10分もかからない。雨でも、濡れずにオフィスに来れるんです。多少離れた場所に引っ越しても、交通の便がカバーしてくれるのがこの街のいいところですよね。

料理がすごく捗る

── 代々木って、原宿や渋谷、新宿に囲まれるような場所にあるのに、ちゃんと人が住める街になってますよね。すごく暮らしやすそうじゃないですか。

そうなんですよ。人が暮らしていく上で必要なものが揃ってるんですよね。スーパーも多いですし。

社内のエンジニアがオフィスで集まって鍋したり、焼きそば焼いたりとか、そういうことよくやってますよ。業務時間終わったら、他チームのメンバーからホットプレートとか借りてきて、近くのオーケーストア[※ スーパー]で材料を買ってきて。僕らのオフィスが入ってる建物の1階にローソンがあるから、そこで缶ビールなんかも買ってきて。

── rinkeiさんも、オフィスでなにかやったことあるんですか?

ありますよ。去年の夏に、たこ焼きパーティーしました。

僕の父の趣味がタコ釣りでして、夏になったら冷凍で送ってくれるんですよ。オーケーストアで、粉とかソースとかを買ってきて。あと、大阪出身のデザイナーがたこ焼き器持ってたんで、それ使って新卒で集まって食べるんですよ。

── 私も関西の人だから、たこ焼きパーティーよくやってたんですけど。そういうのって普通は、誰かの家でやるものですよね。

普通はそうですけど、東京の独身者の家は小さいから、オフィスでやるほうがいいと思うんですよ。仕事終わってふらって集まれるのもいいですし。

あと、調理に必要な器具を、社内で持っている人がいますからね。凝った香辛料とか、パン切り包丁とか、普段あまり使わないようなものをよくエンジニア同士で貸し借りしますし。

── エンジニアって、料理好きが多いですよね。

ええ、僕らってモノを作るの好きですから。

ピクシブのエンジニアも、凝った料理を作るの好きだと思いますよ。カレーを作るにしても、スパイスの調合からやらないと気が済まないような拘りを持ってる人が多いですね。

去年、2泊3日の社員研修に行った時、チーム対抗カレー対決したんですけど。あのときの僕は、結構本気でして、その日に向けて入念に準備したんですよ。けど、他のエンジニアが独自に考案したスパイスの調合には勝てなくて。

── かなりガチなカレーを作ったんですね。

僕が作ったのは、そうでもないんですよ。大阪で食べたギネス・カレーってのを再現しようと思ったんです。スパイスの調合に頼るんじゃなくて、ギネス・ビールに頼るというカレーにしようかと。

どこで材料を買うのかというのも、この勝負では重要だと思っていまして。僕の場合は豚のブロック肉を買うために、業務時間後に西新宿にある高級スーパーまで走ったんですよ。「もとまちユニオン 新宿店」っていうスーパーなんですけど、あそこっていい肉を売ってるんですよね。

とはいえ、スパイス独自調合のカレーはかなりの強者でした。僕はあのカレーを食べてないから、どんな味に負けたのかわからないのですけど。もち豚を買ったのに、負けてしまったわけですからね。社員研修のあのカレー対決は、今でも根に持っています。

映画が全力で楽しめる

代々木ファイブがあることで、生活を含め色んな活動が、かなり文化的になったと思うんです。それって、オフィスが近いだけじゃなく、立地の良さも関わってるんじゃないかって。

── 散歩できる程度の距離に新宿があるってのも、大きいんじゃないですか。

そうそう!僕がこの会社で一番文化的だなって思うこと話しますとね。

この前、社員が飲み会に行ってたんですよ。近くの居酒屋に。で、そのあと二次会に行ったんですよね。で、二次会のあと、みんなでどこに行ったのかというと、新宿ですよ。『マッドマックス』を観るために、バルト9に行ってレイトショーのチケットをみんなで買うわけですよ。

── 文化的ですよね。

文化的ですよ、こういうことができるのって。

── 社員も代々木近辺に住んでるから、終電を気にする人も少ないんじゃないですか?

うーん。まぁ僕は、既婚者なので、そういうのあまりやれないんですけどね。

ただ、平日でもレイトショー楽しめるのは確かですね。意外と新宿って、終電あたりの時間にやってる映画はガラガラで、作品を楽しむ上では最高の環境だったりするんです。

僕もこの前、一人で劇場版の『ソードアート・オンライン』を観たんです。なかなかの快適さでした。僕の列は誰も座ってないから、気を使わず映画に集中できるという。

── 最近、新宿の映画館って設備いいですからね。

そう!以前は川崎だけだったけど、最近は新宿でもIMAXに対応したんですよ。あと新宿といえば、4DXにも対応してて。『シン・ゴジラ』とか観に行きました。

社員は結構、レイトショー使ってると思いますよ。

── ピクシブってエンタメ系の会社というのもありますし、やはりみんな映画が好きなんですか?

好きだと思いますよ。社内でもよくみんなで映画観ていますね。

去年だと、社内にいるブラジル人エンジニアが持ってきた『スターウォーズ』を観ました。社内の一番大きいスクリーンを使って、音もスピーカー通して爆音でやってて。家でみるより迫力ありますよね。しかも、映画みるときに、会社全体に周知するという。

あと、休みの日にオフィスに集まって映画を観ていたこともあったり。

── エンジニアだったら、映画観ながらコード書く、みたいなこともやってそうですね。

ええ、アニメ観ながら、コード書いてる人とかいますよ。ただ、僕の場合は結構ガチで観たいので、あまりそういうことはやりません。この前は『ガンダムユニコーン』を、1日で7話分一気にみました。かなり疲れました。

他には、『マッドマックス』のブルーレイがでたと聞いて、宅配ピザ注文して、食べながら観てましたね。あれは本当にたくさんの社員の人集まってました。

最新作は新宿で設備の映画館で観れるし、旧作なら社内で観れる。映画の環境には恵まれていますよね。

── なるほど、代々木ファイブは、人生が文化的になる絶好の環境というわけですね。ありがとうございました。

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rinkei
2015年新卒としてピクシブ株式会社に入社。ピクシブのクリエイター向けECサービスBOOTH開発チームに配属される。学生時代からバックパッカーやサーフィンなどをしていたため結婚しそうにないと言われていたが、2年目の春にあっさり結婚。現在は仕事と家庭、幸せ太りした身体の健康バランスをとるのに悪戦苦闘している。