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元広告代理店のマーケターがワクワクする ピクシブのプロダクトたちが持つ魅力

こんにちは!ピクシブでマーケティング戦略室のマネージャーをしているpeiです。 insideでは初めて記事を書くので、簡単に自己紹介をさせてください。

 

自己紹介

2010年に総合広告代理店へ新卒入社し、約6年は制作からメディアまで幅広く企画・実行する営業、約2年はマーケティング職として、各種リサーチ、マーケティング・コミュニケーション戦略立案、デジタルマーケティングなどに従事しました。

また、その後2年ほどゲーム会社に勤め、オリジナルIPのプロモーション設計や新規タイトルの立ち上げを経て、マーケティング&ブランディングマネージャーを経験しました。そして2019年にピクシブに入社しました。

アニメが好きで、今まで見た作品は2,500本くらい(!)。好きな作品は「天元突破グレンラガン」、「ソードアート・オンライン」、「僕のヒーローアカデミア」など。マーケティングは「想像力」と「実行力」でいかに多くの人の心を揺り動かすか、という心理学的な側面が面白いと感じています。

 

本日のテーマ

職業柄、幅広いクライアントや商品、ビジネスモデルを見てきた身として、本日は「ピクシブ」という企業、また数ある「プロダクトたち」の魅力をマーケターの視点から話したいと思います。

現在、ピクシブには、イラストコミュニケーションサービス「pixiv」の他に、気軽に絵が描けるお絵かきコミュニケーションアプリ「pixiv Sketch」、コミックや小説、文芸作品が読める「pixivコミック」「Palcy」「pixivノベル」「ピクシブ文芸」、自分が描いたイラストでグッズを製作できる「pixivFACTORY」、それらグッズも含めたあらゆる創作物を販売できる「BOOTH」、クリエイターの創作活動を支えるファンコミュニティの場を提供する「pixivFANBOX」、みんなでつくる作品・キャラクター・関連用語等の解説wikiの「ピクシブ百科事典」、3Dモデルを簡単に作成できる無料キャラメイカー「VRoid Studio」といった10個以上のプロダクトがあります。 最も歴史が長い「pixiv」は2019年4月に4,000万会員を突破していることを発表していますが、なぜ「pixiv」だけでなくプロダクトが増え続けるのか。このプロダクト数が存在するのには、とある理由があります。これには「創作活動がもっと楽しくなる場所を創る」というピクシブの企業理念が深く関係しています。

 

企業理念「創作活動がもっと楽しくなる場所を創る」とは

ピクシブの企業理念には、「クリエイターに創作活動やファンとのコミュニケーションを楽しんでもらいたい」、また「世の中のクリエイターの創作活動を支え、創作文化を刺激していきたい」そんな想いが込められています。

私が入社を決めた理由はいくつかありますが、1つはこの企業理念と、その実行力があるからでした。

私の妻は、実は児童文学作家なのですが、芽が出るまで実に十数年かかりました。執筆中は孤独で、地道に1つ1つ積み上げないといけない。しかもそれが世間に認められるかも分からない。また広告代理店時代には、同期のコピーライターは1本のコピーが生まれるまで、100本も200本も書き続けていました。もちろん何を目的に創作・芸術活動をしているかは人によって異なりますが、イラストに関しても例外ではなく、創作活動は楽しくも大変な世界なのです。

ピクシブには自らがその「創作活動者」である人も多く、「その大変さを少しでも価値あるものにしたい。少しでも楽しんで創作活動をしてほしい」そんな想いをもって、日々プロダクト開発が行われています。

なので、結論として“創作活動の支援に必要で、創作活動の可能性を拡げたいから”プロダクトが増えるのです。仕事中、事あるごとにこの「企業理念」が口をついて出たり、「クリエイターやユーザーの皆さまのためになるか」が徹底的に議論される。私はここにピクシブの可能性が詰まっていると感じています。

真に価値があり、実行力のある企業ビジョンを描くのは本当に難しい。だからこそ、常に企業理念を見失わず、実行・実現できることにはとても価値があります。

 

この企業理念の下で生み出されたプロダクトたち

ここまで読んでいただけた方でしたら、「pixiv」だけではなく、他の「創作支援」のプロダクトが必要になる理由もお分かりいただけたのではないかと思います。

例えば、完成した絵を投稿する「pixiv」に対して「pixiv Sketch」お絵かきの作業過程もカジュアルに投稿できる場として生み出され、また、実際に自分の描いた絵をグッズにして販売する「pixivFACTORY」や「BOOTH」自分のファンコミュニティを継続的に形成する場を提供する「pixivFANBOX」は、クリエイターの方々には夢が広がるプロダクトです。「pixivコミック」は「pixiv」と連携し、商業作品の他にユーザーの投稿作品も掲載するユニークな機能を持っています。

このように、少しでも「創作活動」が実のあるものになったり、楽しくなったり、広がったりすることを目的として生み出されたプロダクトがピクシブには多く存在します。そして、実際にやれることは無限に湧いてきます。なぜなら創作活動のスタイルは時代に応じて変わりますし、アイデア次第でもっと良くなるからです。プロダクト側も優先順位をつけながらやっていますが、やりたいことをあげればきっと幾らでも上がってくるでしょう。

もちろん「pixiv」もこの企業理念の下、日々開発を進めています。毎日「pixiv」を使ってくださっている方なら気づいてくださっている方もいるかもしれませんが、UI(ユーザーインターフェース)UX(ユーザーエクスペリエンス=体験)、またレコメンド(オススメ)のシステムなど、トライしてみないと分からない様々な改善を、ユーザーの皆さまの声を大切にしながら日々繰り返しています。

また、マーケターの方にはお分かりいただけると思いますが、「クリエイターやユーザーの皆さまのためになるか」が議論の中心にくることは、市場とプロダクトの接点を考えるマーケターにとって、余分な「ノイズ」が入らない状態で、マーケティング・ブランディングのしがいがあるというものです。そして何より、ビジネスモデルも顧客も全て違う。もちろんマーケティング戦略・戦術も1つ1つに必要。こんなにマーケターがワクワクできる環境には、なかなか出会えないものです。

マーケターの責務=その活動を世に発信し、結びつけること

マーケターは、市場とプロダクトを繋ぐ“HUB(ハブ)”的な役割を持ちます。なので、まずは各プロダクトの取り組みを、しっかりSNSやニュースで「発信」できるような社内体制を整えていきたいと思っていますし、ユーザーの皆さまの声もどんどん聞いて、楽しんでいただける企画を考えていきたいです。

そして、単にピクシブという企業や各プロダクトを知ってもらうだけではなく、開発者が日々試行錯誤している「世界中のクリエイターの創作活動を支える開発や活動、テクノロジー」を、「想いやビジョン」とセットでしっかり世の中に伝えていくことで、創作活動をされる皆さまに少しでも光が見えたり、気持ちに寄り添えるところまで実現できたら、それは素敵なことだと思っています。

そして、もう1つ。この創作活動を支援したい想いで強く結ばれたプロダクトたちを、より多くの方に愛され、利用していただけるように、プロダクト間の連携をとっていくようなシナリオを描くことはマーケターの責務の1つだと感じています。

なので、マーケティング戦略室の2020年のテーマは「発信力」と「リサーチ&構想力」いろんな角度からユーザーを支える、ビジネスモデルの違うプロダクトたちだからこそ、マーケティング観点でもやれることは無限に湧いてきます。

東京オリンピックも開催される千駄ヶ谷に本拠地を置く2020年の「ピクシブ」に、是非ご期待ください!

pei
大手広告代理店の営業&マーケとして、数多くのマーケティング・クリエイティブ・メディア案件に関わる。ゲーム会社のマーケティング・ブランディングマネージャーを経て、ピクシブのマーケティング戦略室マネージャーに。好きなものはアニメ、バスケ、ピアノ、ダイビング等。