こんにちは、新規事業部のSketch部でバックエンドエンジニアをしているあやぬん(@ ayatk_ch)です。
2024年10月25日(金)~10月26日(土)に有明セントラルタワーホール & カンファレンスで開催されたKaigi on Rails 2024にピクシブはGold Sponsorとして協賛し、スポンサーブースを出展しました。
ピクシブからは13人のメンバーが参加しました。
セッション
当日聞いたセッションのうち、個人的に印象に残ったものを紹介します。
基調講演 Day1
これまで自分の中で幾度となく「Rails Wayとはなんなのか」考えてきましたが、「導きの星」という単語が表現したいことを100%表してくれていて感動したのを覚えています。SNSを見ていても自分と同じような感想を持つ方が多かったようです。スライド後半のRails Wayをどう実装に落とし込んでいくかという内容に関しても、modelのどこがダメでRails Wayの思想をどう適用していくかという過程が丁寧に解説されており、経験年数に関わらず「なるほど」と思える素敵な内容でした。
Railsの仕組みを理解してモデルを上手に育てる - モデルを見つける、モデルを分割する良いタイミング -
このセッションではメンテナンス性の高いmodelについての具体的な実装方法の話でた。modelをどう分割するかについては悩みの種となりがちですが、テーブルやイベントで判断すると良いというわかりやすい説明があって、個人的に考えつかなかったことではありました。3層アーキテクチャを採用している場合Service層を作りがちですが「強くやめてほしい」と3度言っていたのが印象的でした。このセッションのターゲット層としては1年~数年のRailsエンジニア向けでしたが、自分のような5~6年のRailsエンジニアでも参考になる話でとてもよかったです。Service層を作りたくなったらこのスライドを見よう!!
登壇者であるigaigaさんは弊社で月一健康診断をしてもらっているのですが、そのことについても触れてもらっていたので嬉しかったです。
推し活としてのrails new
Railsの得意分野である小さいものを作って最速でリリースするということと、DHHがRails World 2024で言っていた「One Person Framework 1」を実感できる良いセッションでした。大変偏見ですがエンジニアはオタクの属性を兼ね備えることが多いと思っていて「こんな世界もあるんだ」とか「こんな “きょりちか” で作ったものが推しに使われるの良すぎない?」といった気持ちになっていました。プロダクトの仲間になりたそうな顔をしている人を巻き込むのもスキルも高く、自分にはないものでちょっと羨ましく感じました。後で本人に聞いたのですが、110ページにわたるスライドを15分33秒で話したらしくめちゃ早口でした。すごい。
基調講演 Day2
Day2の基調講演は、2日間に渡るKaigi on Rails 2024の締めくくるセッションとなりました。
普段開発を行っていると、「この仕組みを実装するにはどうすれば良いか」を考える機会も多く、時にはRails Wayに乗らない選択肢というのも出てきます。現実の物事を実装に落とし込む際の複雑性に対して、よりシンプルに作ることができれば将来の不確実性や変化に対しても”修復”していけるというのが聴いていて強く印象に残りました。
タイトルにもある「TO HAVE FUN」という言葉のように、ビジネスもプログラミングも楽しくやっていきたいですね。
セッション外のコミュニケーション
Railsとは関係なく個人的にJRubyが気になっていたのですが、ちょうどJRubyのセッションを行なっていたRyudoさんとも2日目のお昼に実際使ってみてどうだったか、今後試してみたいことについてのお話しができてとても楽しかったです。
ブース
ピクシブではGold sponsorとして協賛しており、スポンサーシップの一環でブースを出させていただきました。
ブースでは「あなたの周りの面白いこと・人を教えてください」という絵馬書いてもらったり、クイズやアンケートに答えたらオリジナルグッズをプレゼントするという施策を行いました。
ピクシブではカンファレンス参加時にTシャツではなく法被を着るのが恒例になっているため、ブースの設計としてもお祭りをベースに考えていきました。
お祭りといったら光るブレスレット!ということで、光るブレスレットをノベルティーとして配布していました。ブースに来てくれた方からは「懐かしい」、「子供の頃につけてた!」、「セッション中に光ってて気になってたんです!」といった声があり嬉しかったです。
ピクシブのオフィス入り口には大きな絵馬がある2ということと、「お祭りって神社だし絵馬がいいのでは」という考えから、ブースに来てくれた方に「あなたの周りの面白いこと・人」を絵馬に書いていただきました。続々と貼られる絵馬に対して、参加した社員もブースに来てくれた方からも「これ何!?」や「すごい気になる」といった感想をいただき、賑わっていました。
会期中ピクシブブースに寄っていただいたみなさま本当にありがとうございました!
RubyMusicMixin on Rails 2024
RubyKaigiや、去年のKaigi on Railsに参加している方はご存知かとおもいますが、ピクシブでは音楽を流しながら交流をする懇親会としてRubyMusicMixinを開催しており、今回のKaigi on Railsでも開催いたしました。
例年、RubyMusicMixinはクラブで行うことが多いのですが、今年はフットニック大崎店さん(https://footnik.net/osaki/) にて落ち着いた雰囲気の中で行ったため、より会話がしやすい環境にすることができました。
受付時にはサイリウムやブースで配っていた光るブレスレットを配布したことでよりパーティー感溢れる会場になりました。
今回は話のきっかけとして好きな音楽のジャンルをシールに書いて貼ってもらいました。「この人はこんな音楽が好きなんだ!」ということが一目でわかり、このシールを会話のきっかけとしてコミュニケーションが活発になっていました。
参加してくださった皆様ありがとうございました!また次のRubyMusicMixinもよろしくお願いいたします!
終わりに
今年のKaigi on Railsでは約700人もの参加者がオフラインで参加し、普段リアルで会わない参加者の方とも色々なお話ができて非常に楽しいカンファレンスでした!このような貴重な機会を企画・提供してくださった運営の皆様、ほんとうにありがとうございました。
ピクシブでは、毎回カンファレンスに参加するエンジニアが主体となってカンファレンスのブースやイベントの企画や設計を行っています。RubyMusicMixinをはじめとしたカンファレンスのスポンサーシップ以外にも、これからもRubyコミュニティの一員として、Ruby、Ruby on Railsを盛り上げていきたいと考えています!
今後のカンファレンスで皆様にお会いできることを、楽しみにしています!