entry-header-eye-catch.html
entry-title-container.html

entry-header-author-info.html
Article by

VRChatで採用イベントをやってみた! 「ピクシブ」×「エンジニア集会」コラボイベントレポート&インタビュー

ピクシブの3Dビジネス室と採用担当(HDTeam)は、VRChatのエンジニアコミュニティ「エンジニア集会」とコラボレーションし、メタバース上での採用交流イベント「エンジニア集会 × ピクシブ Night」を1月30日(金)に開催しました。

本記事は、当日のイベントレポートと、「エンジニア集会」代表の慕狼ゆにさん・ピクシブの企画担当者(kenomo)・採用担当者(chikahi)によるインタビューの二段構成でお届けします。VRChatでの採用活動のリアルな手応えや、今後の可能性について語ります。


イベントレポート

当日の様子を会場写真とともにご紹介します。

■ 22:00~ ワールド開場 1月30日金曜日22時、いよいよイベントがスタート。会場となった「BOOTH Avatar Cafe」を改造した特設ワールドに、ピクシブ社員と参加者の皆さんが続々とアバター姿で集まりました。

ワールドの参加上限は80人でしたが、開場と同時に80人が一気に押し寄せ、常時20人以上待機列ができる大盛況となりました。

■ 22:30~ ピクシブ社員によるLTセッション ピクシブのエンジニアが登壇し、LT(ライトニングトーク)を実施。日頃の開発業務の裏側や技術的な取り組みについてお話ししました。

■ 22:45~ ピクシブ採用担当による会社紹介 続いて、採用担当からピクシブの会社概要やカルチャーをご紹介。VRChat空間でのプレゼンに対し、参加者の皆さんからもたくさんのリアクションをいただき盛り上がりました。

■ 23:00~ 交流タイム 中締め後は、延長戦としてフリーな交流タイムに突入。少人数のグループに分かれ、技術トークからキャリア相談まで、役職や立場を超えたフランクな会話が深夜まで活発に続きました。


イベント企画担当者 インタビュー

ここからは、イベントを企画したメンバーに、企画の背景や当日の様子についてお話を伺っていきます。

メンバー
kenomo:ピクシブ3Dビジネス室プランナー。BOOTHの3Dカテゴリ盛り上げやVRChat関連施策などを担当
chikahi:ピクシブHDTeamで採用を担当。今回の企画をきっかけにVRChatユーザーに
慕狼(しのがみ)ゆに:技術コミュニティ「エンジニア集会」をVRChatで主催・運営

左からkenomoさん、chikahiさん、慕狼ゆにさん

VRChat採用イベントへの挑戦!

VRChatで採用イベントを企画した背景を教えてください

kenomo:ピクシブ社内にはVRChatユーザーがもともと多かったことに加え、ここ最近はインターンに参加する学生や新卒のメンバーでもVRChatユーザーが増加していたことが、企画立案のきっかけの一つとなりました。
また、3Dビジネス室は「3Dクリエイターの創作活動を支援し、社会的地位を上げる」をミッションに、BOOTHの3Dカテゴリを伸ばす施策やVRChatを活用した施策を展開してきました。こうした活動を通じて、ピクシブという会社とVRChatの相性の良さも実感していました。

この流れを活かし、「採用面で新しい試みができないか」と考え、chikahiさんに声をかけたのがスタートでした。

採用担当として、企画をどのように受け止めましたか

chikahi:VRChatを体験したことがなかったため、提案を受けた時は驚きましたが、関連事例などを見せてもらい非常に面白いと感じました。ピクシブ社員にもVRChatユーザーが多いことをふまえて、カルチャー的にピクシブのエンジニア採用と相性が良いのではと感じました。

kenomo:VRChatユーザーは技術的なリテラシーが高く、コミュニケーション能力も高い方が多いため、VRChatでの採用はチャレンジする価値があると感じていました。

エンジニア集会とのコラボに至った経緯を教えてください

kenomo:3Dビジネス室はVRChatで多くの施策を行ってきましたが、イベント運営に関するノウハウは不足していました。特に界隈特有の雰囲気は中にいる人にしかわからないため、「雰囲気を間違えないこと」を最優先し、イベント運営のノウハウを補うためエンジニア集会さんに協力をお願いしました。
2年前に開催したピクシブのカンファレンスイベントに、慕狼さんをゲストとしてお招きしたVRChatユーザーの社員がおり、そのつながりをたどって今回お声がけしました。

ピクシブからコラボの相談があった際、どう感じましたか

慕狼ゆに:まず「びっくりした」というのが率直な感想です。実は、他の企業からもコラボのオファーがあり、スタッフ間で「企業とどのようにコラボすべきか」を話し合っていたタイミングでした。そのため、ご提案は私たちにとっても非常に実りある経験になりそうだと感じました。
ピクシブさんはVRChatクリエイターとのコラボやBOOTHワールド制作の実績があり、界隈内での親和性が高い印象でした。スタッフに共有した際も前向きな反応が多く、高い期待値で相談を進めることができました。

イベントの構成はどのように決めていきましたか

kenomo:当初は、会社説明と交流会のみのシンプルな構成を検討していました。しかしコラボする以上、エンジニア集会さんにとって価値があり、やって良かったと感じてもらえる内容にすることは外せないと考え、綿密にやり取りしながら内容を決めていきました。

慕狼ゆに:私が最初に提案したのは、「床を抜いてピクシブ社員を落とす」という企画です(笑)。エンジニア集会には、1分間の進捗共有で制限時間を超過すると床が抜けて発表者が落ちるという独自の文化があります。コミュニティ内で定着しているこの文化を、コラボでも実現したいと考え、Kenomoさんに提案したところ、快諾いただけました。
また、会社説明会という形式はコミュニティ側が受け入れにくい場合もあるため、「いつものエンジニア集会らしさ」を重視し、LTセッションも実施する流れになりました。

kenomo:この構成のおかげで、コラボを自然に受け入れてもらえたと感じています。

告知や内容面で工夫した点を教えてください

kenomo:採用イベントに対する参加者の抵抗感について心配はありました。告知段階でどの程度採用色を出すかなど、見え方には細心の注意を払い、丁寧に相談しながら進めました。
「企業が入ることで面白くなくなる」のではなく、「面白くなる」塩梅を重視し、「出しゃばりすぎず、控えめすぎない」というバランスを追求して企画を進めました。

いよいよ開催!当日の反響

事前告知の反応はいかがでしたか

慕狼ゆに:告知の時点で普段より反響が良かったため、急遽定員を80名に増やしましたが、当日は一瞬で定員が埋まり驚きました。
ピクシブさんとVRChatコミュニティは、元々BOOTHを中心に強いつながりがあるため、関心が高いのは自然なことではありますが、採用文脈のイベントとしてここまでの注目は予想以上でした。

参加者の反応について教えてください

慕狼ゆに:非常に良い反応でした。特に、ピクシブのエンジニアさんがサービス開発について踏み込んだ話をしてくれたことが、聞いていて面白かったという声が多く聞かれました。 また、「採用イベントであると理解した上で来場した人」が多かったことは意外でした。コミュニティ内でも転職活動中のメンバーは見られるため、採用イベントに対するニーズは一定存在するのだという発見がありました。

kenomo:「技術の面白さ」を共通の話題軸に設定できたことが、コミュニティに受け入れられた大きな理由だと考えています。

採用担当から見て、通常の採用イベントとの違いはありましたか

chikahi:最も感じたのは「距離感の近さ」です。オフラインイベントでは参加者が身構えがちになる一方で、一般的なオンラインイベントでは会話が1対1に閉じやすい傾向があります。しかし、VRChatはこれらの中間のような感覚で、空間内で自然に集まって会話でき、気軽に出入りしたり話しかけてみる、という行動が容易なのが印象的でした。
また、アバターを通じて会話するため「採用担当者」という雰囲気が薄まり、よりフラットに話せた点も特徴です。結果として、普段のイベントよりも一歩踏み込んだ話がしやすい環境でした。中締め後の交流タイムでは、深夜まで残って話す方が多く、そうした熱量の高さにも驚きました。

kenomo:VRChatの集会系イベントではプログラム終了後も盛り上がることが多く、今回のように参加者が「残って交流する」設計が非常にマッチしていたと言えそうです。参加者が楽しそうに会話をしている様子を見て、エンジニア集会さんと一緒にイベントを実施できて本当に良かったと感じました。

VRChat採用の可能性と今後の展望

今後、取り組みたいアイデアはありますか

kenomo:次回開催は未定ですが、良い手応えを得られたため、何らかの形でまた実施したいと考えています。
次回は、VRChatならではのギミックを活用し、来場者の属性をより詳細に収集したり、簡単なアンケートを導入したりといったデータ収集にも取り組みたいです。今回もタグマーカーの設置や同時接続数のデータ収集は実施しており、そこから見えた改善点があるため、より本格的なデータ活用にも挑戦したいと考えています。

採用イベントとしての手ごたえはありましたか

chikahi:実際に面談や応募につながりました!イベント参加者が「もう少し話してみたい」と感じてくれて、その結果、自然と次のステップに進んだという感覚でした。カジュアルな場でありながら相互理解を深められたことが、次の行動につながりやすかったのだと思います。

採用担当として、今後もVRChatでの採用活動を行いたいですか

chikahi:ぜひ今後も継続して取り組みたいです。そのためには、まずは自分自身がVRChatを学び、深くキャッチアップすることが欠かせないと感じています。その上で、どのような企画を実施するかを検討したいです。今回はエンジニア集会さんのカラーに寄せた部分も大きいため、今後も同じアプローチが良いのか、あるいは異なるカラーや形式を試すのかなど、幅広く考えていければと思います。

エンジニア集会として、今回のコラボはいかがでしたか

慕狼ゆに:エンジニア集会は、今年中にリアルのカンファレンス開催を目指しており、企業とのコラボレーションも模索している段階です。そのため、今回のピクシブさんとのイベントは非常に良いユースケースになりました。
技術コミュニティには、「これをやってみたら面白かった」という共有で盛り上がる土壌があります。今回成功したのは、まさにそうした「技術に関する面白い話」をピクシブの社員の方々から提供いただけたことが大きいです。今後、企業とコラボレーションする際は、「この課題について議論しましょう」という投げかけや、一緒に交流できる場を作ることが、コミュニティにとって意義深く、企業側にとってもコラボレーションしやすい形になると考えています。

3Dビジネス室として、今後VRChatでさらに仕掛けていきたいことはありますか

kenomo:今回のような施策が実現できるのは、VRChat自体が盛り上がっているおかげです。3Dビジネス室としては、引き続きVRChatユーザーが増え、コミュニティが盛り上がるような施策を継続的に実施していきたいと考えています。
VRChatの界隈には無数のコミュニティの雰囲気があるため、お互いに足りない部分を補い合えるようなコラボレーションができれば理想的です。エンジニア集会さんのように「VRChatを盛り上げたい」という熱量を持つコミュニティがあれば、積極的に連携していきたいです。この記事を読んで興味を持ったコミュニティの担当者や、VRChatを活用して何かやってみたい企業担当の方は、ぜひピクシブへご相談ください!

慕狼ゆに:コミュニティ側からすると、そのような企業側の姿勢は安心感につながります。

kenomo:今回の成功は、突発的なものではなく、BOOTHがVRChatユーザーに受け入れられてきたこれまでの積み重ねや、3Dビジネス室の地道な活動があったからこそ、実現できた側面が大きいと考えていますので、今後もそうした姿勢は大事にしていきたいです。

最後に、この記事を読んでいる学生さんやエンジニアの方へ、採用担当からメッセージをお願いします

chikahi:まずは、ぜひ気軽に様々なイベントに参加していただきたいです。「この会社で自分らしく活躍できそうか」「カルチャーはフィットしているか」といった空気感を確認することは非常に重要です。そうした会社の雰囲気を感じる場に来てもらうことで、入社判断もしやすくなります。また今回のような採用イベントを開催する時は、ぜひ体験しに来ていただけると嬉しいです!


■ピクシブの業務に興味をお持ちいただいた方は、ぜひご応募をお待ちしています! www.pixiv.co.jp


■エンジニア集会について詳しく知りたい方はこちら
エンジニア集会Webページ engineer-meetup.com

エンジニア集会公式Xアカウント
https://x.com/vrengassoc

エンジニア集会代表 慕狼ゆにさんXアカウント
https://x.com/yuni_shinogami

kenomo
3Dビジネス室プランナー。BOOTHの3Dカテゴリの盛り上げやVRChat関連施策、3Dクリエイターとのコミュニケーションなどいろいろやっています。VRChatは2018年4月からプレイ。