2019年1月9日、Facebookのプロダクトマネージャーの方々とピクシブ社員のグループディスカッションが、ピクシブオフィスにて開催されました!
開催に至るまでの経緯や、当日の内容などをご紹介します!
開催に至るまで
ご来社いただいたのは、Facebookの中でサービス開発やプロモーションなどユーザー向けの業務にあたっている13名の方々。プロダクトマネージャーとして将来の開発をリードするべく、幅広く学んでいる最中なんだそうです。
その育成プログラムの一環として行われているのが「RPM-Trip」。世界各国で親しまれているサービスを調査することで、自社のサービスづくりに活かしていく取り組みです。
現在の日本における技術や文化が、若者世代にどのような影響を与えているのか?ということを分析するために、今回ピクシブとのディスカッションが企画されました。
FacebookやInstagramなど、世界中で使われているサービスに携わっている方々との交流は、ピクシブ社員にとっても刺激的なもの!
ぜひとも!と声が上がり、オフィスにお越しいただくこととなりました。
当日の様子
■ オープニングセッション
まずはFacebook、ピクシブ両社から、会社や事業についての概要を説明。
ピクシブからは、取締役の清水がお話をさせていただきました。
■ グループディスカッション
その後、
- データ、機械学習
- 新規プロダクト開発
- コミュニティ
- マネタイゼーション
の4つのグループに分かれ、ディスカッションスタート!
それぞれの内容をかいつまんでご紹介します。
【Team1:データ・機械学習】
Facebook、ピクシブのサービスで、データや機械学習がどのように活用されているのか?ということが議論の中心でした。
たとえばピクシブでは、「pixiv」のレコメンド機能、「pixiv Sketch」の自動着色機能など、より多くの人が気軽にイラストを閲覧・創作できる環境づくりのために機械学習が使用されています。
一方Facebookでは、ユーザーがより深いコミュニケーションを取れるように、自然な翻訳に活かされているのだそうです。
それぞれのサービスともに大事にしている軸があり、そこに合わせて目標を設定し、達成に向けてデータを活用していることが分かります。この目線がぶれないからこそ、良いサービスづくりができているのだと思われます。
【Team2:新規プロダクト開発】
ピクシブのサービスは、コミックマーケットなど既存市場があったところからスタートしていますが、FacebookのOculusなどは、まったくの新規市場から生まれています。サービス開発における根本的な考え方や、ユーザーに対するアプローチの仕方などが、こちらのチームの話題の中心となりました。
話題は昨年リリースされた「VRoid」にも及びました。AR/VR市場が広がる中で、3Dモデルを作ることのできるクリエイターさんはまだまだ少ない…それなら、3Dモデルを簡単に作成できるツールを作ってしまおう!という発想から生まれたVRoid。
ツールがあり、その延長線上でユーザーが作品を投稿するというのは、元々は写真加工アプリだったInstagramに似通ったところがある、と思いがけない共通点も見つかりました。
【Team3:コミュニティ】
日本ではオンラインとオフラインのコミュニティにつながりはあるのか?というFacebook側の質問から始まり、ピクシブの中でコミュニティがどうやって形成されていったのか、今後どのような発展が見込まれるのか…などが議論されました。
特に今後の発展の部分では、現在ピクシブの海外ユーザーが増加傾向にある中で、日本と海外のコミュニティをどうマッチさせていくか?という話題で盛り上がりました!
【Team4:マネタイズ】
こちらの議題は、Facebook、ピクシブの各種サービスにおけるマネタイズ方法について。大きく分けると、ユーザー施策と広告の二つの話題で議論が進みました。
ユーザー施策では、ユーザーはどんな魅力を感じて有料会員になるのか、今後若い世代にどのようにアプローチしていくのか……など。
広告では、Facebookにおける動画広告や、pixivにおける広告、イラストコンテスト、アドネットワークなど、具体的な戦略も交えて話されました。
ピクシブ社員の感想
社員A: Facebookの方々が、若い世代のコミュニティ形成についてとても気にしていたことが印象的だった。また、その点でピクシブが成功していると認識していて、前のめりに質問してくださったことが嬉しかった。
社員B: ピクシブでは日本のカルチャーをとても大事にしてきて、その上でサービス開発を進めるというある意味ウェッティなやり方をしている。一方でFacebookでは、ユーザーの行動やデータを分析して再現性を高めようとしていて、ドライなやり方をしていると感じた。自分たちと異なるユーザー理解の手法を知り、とても刺激になった。
最後に
どのチームも、若い世代へのアプローチを議論の中心に据えながら、Facebook、ピクシブそれぞれのサービスについて深く意見を交わす場となりました。
ピクシブ社員も強く刺激を受けたので、このディスカッションで得たことを今後のサービス開発に活かし、ユーザーの皆様にさらなる価値を提供していけるよう尽力します!
Facebookの皆様、ありがとうございました!
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