ピクシブは「遊びで創る、毎日を。」というビジョンを掲げています。インターネット企業とエンターテイメント企業という2つの顔を持つピクシブは、技術のみならず「遊び」を企業カルチャーの重要な軸として捉えています。
この価値観は「趣味としてどういうコードを書き続けたのか」に関心を持ち深堀りしていくという、採用面接のスタイルにも強くあらわれています。テクノロジーに熱中し、それを突き詰めたプロフェッショナルたちが、互いの専門性に共感し、尊敬し、コラボレーションする場がピクシブであると私は考えています。
このような企業カルチャーも含めて、ショーとして社外へ発信していくイベントが、ピクシブが主催する技術カンファレンスです。昨年の「pixiv TECH SALON」に続き、第二弾である「PIXIV TECH FES.」は、2020年2月17日(月)に新宿BLAZEにて開催されました。
本イベントの見どころを3つお伝えしましょう。
1. ピクシブの技術の今と未来を完全に理解できる
2時間弱におよぶ、海外カンファレンス並の規模の「キーノート」では、ピクシブが扱うテクノロジーの今とこれからについてお伝えしました。
ピクシブでは「創作活動をもっと楽しくなる場所をつくる」という、統一された企業理念の下でプロダクトを追加してきた結果、それぞれが密接に繋がった有機的なネットワークが形成されました。
各プロダクトがさらに密に繋がり、横断的に体験・品質を改善していくことが求められています。そのために、いまピクシブでプロダクトを横断して取り組んでいる活動や方針を、デザイン・アプリ・セキュリティ・データの観点で取り上げ紹介しました。この発表を観れば、ピクシブで今起きていること、これから起きることが、完全に理解できるのではないでしょうか。
ショートセッション、改め「Blaze LT Battle」では、力強い新卒から、ピクシブ感が溢れる個性豊かなシニアまで、さまざまなエンジニアが自身が関わるテクノロジーについて熱く語りました。
全員に優勝してほしかった…!
2. 安全と楽しいの両立を求めるイベント運営
本イベントの開催日は、新型コロナウイルスに対する不安が急激に高まっていた時期です。多くのイベントが中止や延期を発表しはじめ、直前に開催していたイベントの多くが懇親会を自粛している状況でした。
そこで本イベントでも、参加者のみなさまが少しでも安心安全に参加いただけるよう、厚生労働省の情報を確認し、社員全員に体温・体調チェックとマスク着用を義務づけました。また、アフターパーティなど、多くの接触が伴う催しもすべて自粛しました。
急な変更で対応に追われましたが、スタッフ全員が力を合わせ、限られた中でも最大限に楽しめるイベント作りを追求しました。
アフターパーティで予定していたDJ/VJは、すべてピクシブの社員が手掛けたものです。この日のために、入念な準備を行ってきましたが、アフターパーティの中止によって披露のタイミングが失われてしまいました。
そこで急遽予定を変更し、開場後のBGMとしてDJ/VJを組み込みました。技術カンファレンスなのに、まるでクラブのようなノリの会場に案内されるわけですから、きっと参加者のみなさまも驚いてくださったことでしょう。しかしそれでもCTOは「今年はピクシブを4割も出せていない」と語っています。全ての催しが揃った来年は、一体どんな驚きがあるのか!?楽しみですね!
3. harukasanのCTO就任
2019年12月、前任のedvakfからバトンを渡され、harukasanが新たに執行役員CTOへ就任しました。本イベントは、新CTOのお披露目の場でもあり、今後の大方針を伝えるという役割も担っていました。
会場の入り口には、CTO就任を祝うフラワースタンドが並びました。まさかここまでの数が集まるとは思いもしませんでした!今後の活躍が楽しみです。
最後に、ライブハウスで技術カンファレンスを開くという無茶に応えていただいた、会場の新宿BLAZE 様、難しいオペレーションに対応して下さった照明のRio Fukukura 様 (WOMB)、音響のMAD CHILD 様、SYNDROME 様、kozmic 様に感謝します。ピクシブの「遊び」を大事にしたいという強いこだわり、難しい要求に応えてくれた、実行メンバーにも感謝です。みなさんがいなかったら、このイベントは実現できなかった!
明日以降は、PIXIV TECH FES.をさらに掘り下げてお伝えします。発表内容から舞台裏まで、当日参加できなかった方にも、ピクシブのフェスを楽しんで頂けるはずです。お楽しみに!