こんにちは、sakiです。普段は広告事業のプロダクト開発やテックリードをしている人ですが、今回はRubyとRuby on Railsのお話です。
ピクシブでは多くのサービスでRuby on Railsを使っており、例えばBOOTH、pixivFACTORY、pixiv Sketch、VRoid Hub、pixivコミック、palcy …などが挙げられます。社内では各サービスのエンジニアが集まって「Rails系サービス互助会」という会をしていますので、本日はその取り組みについてご紹介いたします。
Rails系サービス互助会の発足
開発はサービスごとのチームで行っており、昔は全エンジニアが集まって情報共有をする会がありました。ですが、エンジニアの人数増に伴って全員で行うのは難しくなり、その会は役目を終えることとなりました。
一方で、先述のようにピクシブは多くのサービスでRailsを利用しているため、可能な限り効率的にRailsサービスを開発していきたいという思いがありました。そこで、Railsを使っているエンジニアで集まって困りごとや知見を共有できる会を計画しました。
Rails系サービス互助会の内容
Rails系サービス互助会は1週間に1回開催し、下記のようなことを行っています。
- 各プロジェクトの近況とこれから
- お悩み相談
- Ruby / Railsの話
「各プロジェクトの近況とこれから」で網羅的に取り組み状況を共有・把握します。各自bundle updateを週次で行っており、ハマったポイントも共有されます。例えば「rack-testのアップデートでエラーが起きたが、CHANGELOGを見るとBug fixバージョンが出ていた。それを使うことで解消した」等の話が共有されています。
「お悩み相談」ではRailsにまつわる悩みごとが共有されます。「Slimを使っているがERB移行できるとシンプルなのだろうか」のような相談について議論しています。
「Ruby / Railsの話」ではRuby / Rails界隈のトレンドを把握します。セキュリティアップデート、最新のRuby情報、gemの不具合修正情報などの最新情報を全員がキャッチ可能になります。
周辺活動
社内ではRailsプロダクト健康診断という取り組みがあり、igaigaさんにお力添えをもらっています。igaigaさんは健康診断の他、Ruby / Railsのアップデートをすると褒めてくださるのでモチベーションが上がります(笑)。
今後
以上のように、サービス間の連携を強める意図でRails系サービス互助会は運用されてきました。 今後の発展次第では、より踏み込んでRuby / Rails自体に深く潜るのもよいかもしれません。 ピクシブでの悩みごとがOSSの改善によって解消されるならば、多くの人の悩み解消にも貢献できるとも考えられます。 たくさんRailsを活用しているからこそ、今後も上手にRailsと付き合っていけたらと思います。