FANBOX部でエンジニアをしているkumaです。
先日、那覇文化芸術劇場 なはーとにてRubyKaigi 2024が開催されました。昨年に引き続き、本年も学生支援企画として、RubyKaigiに参加したい学生さんを支援する取り組みを行いました。 inside.pixiv.blog
本記事では、今年の学生支援企画をメインで担当したkumaによる企画の振り返りを行います。
参加人数について
今年の学生支援企画についても昨年と同様、書類選考+面接1回という流れで参加者を決めていきました。面接では
- カンファレンスに参加したことがあるか
- RubyKaigiに参加するモチベーションは何か
- 普段どのようなことをやっているのか
- Rubyに関係あるかどうかは不問としました
- RubyKaigiに参加するにあたって懸念していることはあるか
といった内容を質問し、総合的に判断して通過者を決定しました。
最終的には4名の学生さんを支援していくことになりました。
支援内容
以下の内容について弊社負担でRubyKaigi 2024に参加していただきました。
- RubyKaigi 2024参加チケット
- RubyKaigi 2024 Official Party参加チケット
- 会期中の宿泊費
- 会社の方でまとめて宿泊予約を行う形で対応しました
- 全員が沖縄県外からの参加だったため、前泊後泊含め4泊分となりました
- 期間中にピクシブ社員とのランチ
アンケート結果
支援した学生さんを対象に、今回の企画についてアンケートを行いました。すべての項目において、全員が満点をつけるという結果になりました。 一方で、「交通費が支給対象外となっていたことで参加を諦めてしまった学生さんがいた」との意見を頂きました。来年はこちらも併せて支給できるよう検討していく予定です。
全体を通した感想
学生同士のつながり
今回本企画に応募してくれた学生さんの多くは、昨年の学生支援企画でRubyKaigi 2023に参加してくれた学生さんからの紹介によるものでした。同世代の間で
- RubyKaigiというイベントがあり、Rubyという言語やコミュニティと触れ合う事のできる大きなイベントがあること
- ピクシブが学生向けに参加支援を行っていること
がじわじわと浸透しつつあることを嬉しく思います。歴代の参加者のおかげで、新たなメンバーがRubyコミュニティと接点をもてたことは、とても良い流れであると感じています。
#rubyfriends pic.twitter.com/OyQsUokzMO
— Yukihiro Matz (@yukihiro_matz) May 15, 2024
Official Partyでは、昨年の参加者と今年の参加者がMatzさんと交流していたようです。Closing Keynoteでもこの写真が出ていて、学生さんも思い出になったのではないでしょうか。
他社との交流
RubyKaigi 2024では、弊社だけでなく他社でも同様の取り組みが行われました。 tech.bm-sms.co.jp 会期中には弊社が招待した学生さんとの合同ランチを行うなど、学生間でのつながりを作る良いきっかけとなりました。来年以降、さらに学生への支援の動きが広まると良いなと思っています。
まとめ
RubyKaigi 2024の学生支援企画について振り返りを行いました。昨年に引き続き学生支援企画を実施できたこと、昨年の支援対象者とのつながりで今年の学生さんが応募してくれたこと、何より期間中とても楽しんでくれており、我々としても実施して良かったなと思っています。
Rubyという言語がどのように進化しているのか、コミュニティにはどんな人達がいるのか。直接肌で感じてもらえたのではないかと思っています。これを機にRubyをどんどん活用していってくれることを期待しています。
Rubyを使ったサービスを作っている我々としても、コミュニティへの恩返しという意味で新たな人材を送り込むことができたのではないでしょうか。来年以降も本取り組みを継続できるよう頑張っていきます。
参加記リンク
今回は参加の条件として「参加後にブログを執筆し公開すること」をお願いしていました。参加者それぞれがRuby/Rubyコミュニティに対して感じた事が書かれています。こちらもぜひ併せて御覧ください!