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社内交流機会「#P-HUB(ピーハブ)」が生まれた背景に迫る! 担当者インタビュー第1弾

こんにちは、広報部のmikoです!
ピクシブでは、会社が主導して開催する社内交流機会「#P-HUB(ピーハブ)」が2024年2月からスタートしました。交流を通して、ピクシブで働くメンバー同士で様々な繋がりを生み出すことを目指しています。

「#P-HUB(ピーハブ)」レポート記事 inside.pixiv.blog

「#P-HUB(ピーハブ)」がどのように生まれたのか、その背景や道のりを数回にわたってお届けしていきます!第1弾となる本記事では「#P-HUB」スタートのきっかけとなった前身イベントについて、コーポレートコミュニケーションの活性化を目指すカルチャー推進部のjaggyさん、becciさん、megmilkさんの3名にお話を伺いました。

<カルチャー推進部とは>
組織としてのピクシブが、どんな時代でもピクシブらしくいられることを目指して、 組織文化や風土を共通の価値観にできるような施策を立案することが主な業務です。 『きっかけを提供して「仲間」の繋がり、新しいビジネス価値の創造をサポートし、カルチャー浸透を加速させる。』をミッションに掲げています。

「#P-HUB」の前身イベントについて教えてください。

becci:2018年に、前身イベントとなる社内交流会「TGIF」が開かれました。jaggyさんはTGIF立ち上げに関わったメンバーの一人でしたよね。

jaggy:はい。その頃のピクシブは、社員数が大きく増えてオフィスのフロアも増床したタイミングで、「社員がお互いにどんな仕事をしているか分かりづらくなってきた」という課題がありました。

「社員同士が交流できる企画」を模索する中で、ヒントを得たのがアメリカなどでよく見られるTGIFの文化でした。“Thank God It's Friday(神様ありがとう、今日は金曜日!)”の略で、いわゆる“華金”のことです。ここからアイデアをもらい、「金曜日の夜に美味しい食事をしながら交流できる場」としてTGIFを開催しました。

becci:当時、私も参加しましたがとても盛り上がっていたのを覚えています。

jaggy:職位やチームを越えた幅広い交流が生まれ、「普段話す機会がないメンバーと話せて楽しかった」と好評でした。その後も何度か開催しましたが、コロナ禍を機にしばらく休止していました。

2023年に「TGIF」が復活しました。復活の背景はどういうものでしたか?

becci:復活のきっかけは2023年のMVV(ミッション、ビジョン、バリュー)刷新です。

社員それぞれが行動するための基本方針として定めたバリューの中には「Entertain(遊び心で楽しませよう。)」というものがあり、日々のサービス提供や企画立案において「ユーザーを楽しませられているか」ということを重要な観点のひとつとして位置付けています。これを日頃から強く意識するために、社内においても実践できる領域はないかを検討する中で、以前行っていたTGIFがまさに「Entertain」を体現したものだという話になりました。

ピクシブは「遊び」が好きなメンバーが多く、メンバーが自発的に声を掛け合って交流する雰囲気が以前からありました。社内のz-活動(部活動のような社内コミュニティ)もその一つです。そのため、美味しい食事をしながら交流する場があれば、自然と人が集まって遊び出し、参加者同士が一緒に楽しめる「Entertain」になるのではないかと考え、まずはそうした場を用意する形でTGIFを2023年7月に復活させました。

復活を発表した時の社内の反応はいかがでしたか?

becci:全社員が参加する全体会議で発表しましたが、真っ先に、以前のTGIFを知るメンバーから喜びの声があがりました。

megmilk:私は2023年入社なので過去の様子は知らないのですが、当時を知るメンバーのポジティブな反応を見て、とてもワクワクしました!

becci:TGIFを知るメンバーが反応してくれたことで「何か楽しいことが始まりそう」「とりあえず行ってみよう!」という空気になったのは良かったですね。

jaggy:ただ、開催にあたってのハードルもありました。ピクシブは2023年9月に新制度「ピクシブワークスタイル」を導入し、オフィスワークやフルリモートワークを自由に選択できるようになりました。そのため、リアルの交流イベントを開催するうえでまず会社に来てもらう必要があり、どれくらいの社員が集まってくれるか少し不安でした。

becci:まずはやって様子を見てみよう、と第1回を開催しましたが、結果100人近くのメンバーが来てくれてホッとしました。こちらが思う以上に、みんな積極的に参加し楽しんでくれていたのが印象的でした。

「TGIF」をふまえて開催されたイベント「TTT(Tea Time Talk)」の経緯を教えてください。

jaggy:TGIFはバリュー「Entertain」を体現することが開催の軸でしたが、それ以外にも、普段は在宅勤務がメインのメンバーなどに会社の雰囲気をより深く感じてもらえる場所として機能したと感じました。また、開催がちょうどインターンシップ期間とかぶっていたことで、インターン生がメンバーと交流しピクシブの社風に触れてもらう機会にもなっていました。

becci:コロナ禍以降、「気軽に色々なことを話せる場」が少なくなり、気持ちの伝えづらさがあったように思うのですが、それが解消できる場にもなったと思います。

megmilk:この交流機会が、メンバー同士が繋がる場所として大きく機能していることを実感しました。とはいえ、まだまだ手探りの部分も多かったため、まずは社員の声を聞いてみようと2回目の「TGIF」開催後に参加者アンケートを行いました。参加して実際にどういう体験ができたか、社内交流に対してどのような課題があるのか、様々な意見や感想が集まりました。

becci:その中で、お子さんがいらっしゃる方を中心に「夜の開催だと気軽に参加できない」という声が寄せられたんですよね。

jaggy:「アルコールが苦手なので、お酒を伴わない昼開催の方が参加しやすい」という声もありましたね。それらの声をもとに、定時内の日中で開催する交流機会「TTT(Tea Time Talk)」を2023年10月に開催しました。TGIFとはまた異なる形で、コミュニケーションの幅が広がることを期待していました。

megmilk:「TTT」は、時間などの関係でTGIFへの参加が難しいメンバーが参加しやすいように、という明確な目的のもと設計をしました。定時後にオフィスで自由に遊びながら交流できる場がTGIFだとすると、定時内で気軽に会話を楽しめる交流の場がTTTです。そのため、TTT開催後のアンケートでは「こういう場を創ってくれてありがとう」「今後も続けてほしい!」というポジティブな声がとても多く、手ごたえを感じました。

2つのイベントを開催して、どんなことが見えてきましたか?

megmilk:TGIFとTTTを開催してみて、課題も見えてきました。参加者みんなでワイワイできて非常に楽しい場にはなっていたのですが、それだけで終わっている印象もあったんです。何のために会社がこの場を創っているのか、今後どうしていくのか、改めて整理が必要だという話になりました。

jaggy:そこで、交流会を実施する内容や目的を再設定することにしました。こうしたイベントは回を重ねるうちに、継続の有無や内容を見直す話が必ず出てきます。事前に目的をしっかりと設定しておくことで、今後そういう場面が来ても会社として判断しやすい状態を作っておきたいと考えました。

megmilk:TGIFとTTT、それぞれの目的について3人で話すうちに、時間や手段は違えど「ピクシブメンバーの交流」「繋がりを生む」という大きな目的は両方に共通している、と気づきました。そこから、あえて異なる名前で開催する必要はないのでは?と意見が一致し、TGIFとTTTをひとつの交流機会として整理していく方針が決まりました。

また、「ピクシブらしい交流」とは何かを改めて明確化する必要も感じていました。私自身の入社歴が浅いこともあり、他部署の方や、普段交流会に参加してくださっている方の声を拾い、「ピクシブらしい交流ができる機会」を創っていきたいと考えていました。

becci:当初はここにいる3人で検討していましたが、「ピクシブらしい交流」について整理しようとなった時、別視点での協力も欲しいと思いました。ピクシブには、デザインを通じてピクシブの価値を最大化するCD(コミュニケーションデザイン)部という部署があります。「交流を創ること」が得意なCD部にプロジェクトにジョインしてもらい、一緒に新しい交流機会を創って行くことになりました。

jaggy:新たな視点が加わったことで、検討の幅が広がりとても心強かったです。ここから数か月かけて、カルチャー推進部とCD室で検討を進め、目的の設定や交流機会の総称などを決めていくことになります。

ありがとうございました!

次回の記事では、どのように交流設計を見直し、新しい交流機会「#P-HUB」として生まれ変わっていったのかを伺います。お楽しみに!

miko
2022年中途入社。広報を担当しています。マンガ、明治幕末史が好きです。史跡巡りで旅行にもよく行きます。函館、会津、江田島が推しスポット。鉄印帳にもハマり中。