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デザイナーが成長できる環境づくりに奮闘中! Creative Unitのリーダーにインタビュー

Creative Unitのリーダーを務めるtotokoさんに、組織作りへの取り組みやマネジメントに対する想いについてお話を伺いました。

はじめに、自己紹介と所属チームについて教えてください。

ピクシブには2023年に中途入社しました。現在はCommunication Design Section Creative Unitのリーダーを務めています。
Creative Unitは、Communication Design Sectionに所属する11名で構成されたチームです。ピクシブのプロダクトによっては専属UI/UXデザイナーがいますが、それとは別に、私たちは主にユーザーとのコミュニケーションに関わるデザインを担当しています。
具体的には各プロダクトが自社や外部企業と共同で開催するコンテストのビジュアル作成、新サービスや各種キャンペーンに関わるバナーや広報画像、イベント出展時のブースや販促物、ノベルティのデザインなどを手掛けています。
Creative Unitは3つのチーム構成で、各チームのアートディレクター・チーフデザイナーがメンバーのスキルや依頼内容の難易度を考慮して仕事を割り振り、制作を開始します。できあがったビジュアルを依頼者に提出する前に、クオリティラインを満たしているかをチェックし、必要に応じて修正してからFIXするのが主な流れです。デザイナー集団というと「個のぶつかりあい」のようなイメージを持たれがちですが、協調性が高く、互いを尊重し合える人たちが集まっています。

ピクシブに入社するまでのキャリアについて教えてください

20代前半の頃からデザイナーを志望していたものの、就職氷河期だったことに加えて地方に住んでいたこともあり、事務や販売員の仕事をしていました。
転機となったのは20代後半に自分のキャリアへの不安から、上京してモバイルコンテンツの会社に転職したことです。最初は現場デザイナーとしてUIデザインなどを担当し、経験を積んでいくに従い、マネジメントを担当するようになりました。
その後、会社でデザイナーの人員削減の動きが起きました。マネージャー職から現場に戻る選択肢もありましたが、今後の長いキャリアを考えて、マネジメントの経験を生かした仕事がないかと転職を検討し始めたのが経緯です。

ピクシブに入社した決め手は何でしたか?

子育て中のため、リモートワークやフレックス、残業時間など労働環境を最重要視した上で、事業内容にも魅力のある企業を探していました。私自身、幼い頃からクリエイター職への憧れを持ちながらも叶えられなかった思いを持っていたので、ピクシブの「創作活動を、もっと楽しくする。」という企業理念にとても惹かれました。
最終的な決め手は、面接でお会いした社員の皆さんの雰囲気が良く、福利厚生などの各種制度が社員に寄り添っていると感じたことでした。また、今の上長が当時のデザイン組織の課題についてフランクに話してくださり、自分の経験が活かせると感じたことも決め手のひとつとなりました。

現在の業務内容を詳しく教えてください

私自身は、デザイン制作はほとんどせず、Creative Unitのマネジメントと組織作りに注力しています。具体的にはチーフのフォローや依頼部署との調整、仕組みや進行フローの改善、メンバーとの1on1などが主な業務です。また、リーダーの育成も大きなミッションであるため、成長計画の策定や目標設定、評価制度の整備にも取り組んでいます。
デザイナーはスキルを数値化しづらい職種です。現在はビジネス職主体で構築された評価制度をベースにしていますが、今後はインハウスデザイナーの能力や成果が正しく反映される制度を構築する必要があると考えています。
成果の可視化が難しいデザイナーの育成やキャリア形成において、過去に、デザインチームの立ち上げ期から約50人ほどの規模へ拡大していくフェーズにいたことが大きな強みとなっています。若手からマネージャーまで、様々な立場で組織を支えた知見を活かして、ピクシブのカルチャーに合った体制作りを進めています。

ピクシブのデザイナーにはどのような素養が必要ですか?

1つ目は、どんなことも突き詰める探究心だと思います。 ピクシブには様々な領域に精通している人が多いですが、デザインに対しても深く探究するプロフェッショナルな方が集まっています。私も長くデザイナーとして働いていますが、Adobeの機能やフォントなどに詳しいメンバーが多く、ベースとなる知識量やデザインスキルが非常に高いと感じます。
2つ目は、思考力とバランス感覚です。 前職では質に加えて、量とスピードが求められる仕事でした。一方、ピクシブでは「ユーザーにとってどんなメリットがあるのか」「どういった体験を提供したいのか」といった根底部分を突き詰めるプロセス設計にしっかり時間をかけ、一つ一つのデザインに対して常に言語化していきます。
ただ、ビジネス的な観点からスケジュールやタスクコントロールなどは厳守しなければなりません。完璧なものを作ることがデザイナーとしての理想ではありますが、最終的には依頼者が十分満足する水準をクリアした時点でGOとする冷静な視点を持つ必要があります。

リーダーとして心がけていることや、日々の業務で絶対に譲れないことはありますか?

「絶対にこうだ」という考えは意識的に持たないようにしています。若い頃は正義感が強く、おかしいと思ったら率直に指摘していました。それがマネジメントを経験して徐々に視座が上がってくると、立場がある者が正論を押し通すのは良くないと感じるようになりました。自分の考えに固執せず、できる限り周りの意見を受け入れるようにしています。
また、自分の過去の失敗や情けない話などをメンバーへ積極的に話すようにしています。上司だから正しいということは決してなく、むしろ少し疑ってもらうくらいでちょうど良いと考えています。人間味がある上長だと思ってもらうことで、メンバーが相談しやすくなるような雰囲気づくりを心がけています。

どんな時にやりがいを感じますか?

Creative Unitは組織として整備中の段階で、試行錯誤の日々です。 メンバーには常に「気になることがあったら何でもいいから教えてほしい」と伝えていますが、それでも情報や意見が簡単に集まるわけではないため、チーム内で課題出しを行う定例会を設けて改善に取り組んでいます。
そうした中で、メンバーからのちょっとした「やりにくさ」を吸い上げて改善できたことがたくさんありました。少しの工夫で良くなること、誰もが気になっていたけど大きな問題ではないと見過ごされていたことなど、一つ一つクリアしていくことが楽しく、小さなことでも喜んでもらえると嬉しいです。
リーダーの仕事は「これができれば大成功」という単純なものではなく、日々地道な改善を繰り返し続けることに価値があると思っています。それによって、数ヶ月・数年単位で見た時に大きな組織の変化につながると信じています。

ピクシブならではの文化を感じる時はありますか?

「ピクシブで働く」ことに誇りを持ち、自社愛が強い社員が多いと感じます。また、入社前からpixivユーザーだった方も多いため、ユーザーやクリエイターが何を望んでいるかを自分事として捉え、仕事に熱意を持って向き合っています。
一方で、私は元々pixivを使っていたわけではなかったため、最初は不安に思う部分もありましたが、今はそれが自分の個性だと捉えています。デザインやコンセプト設計をする際はプロダクトに深く入り込んで、いちユーザーとしての視点が必要な時もあれば、マス層にアプローチするためにフラットな視点を持つべき時もあるので、私のような俯瞰できるデザイナーも一定数必要だとポジティブに考えています。

育児をしながら働く中で、助かっている制度はありますか?

何よりリモート勤務がありがたいです。私は東京本社に勤務していますが、デザイナーのメンバーには福岡在住者もいるので、9割が在宅勤務です。私もほぼ自宅で働いていて、通勤時間がない分、お迎えに行く直前まで仕事ができます。
子どもが体調不良などでケアが必要な場合、フル出社の頃は休まざるを得ませんでしたが、リモート勤務のおかげで看病する時以外は通常通り業務を行うことができます。育児を理由に業務に穴を開けたくないので、仕事と両立できる環境がとてもありがたいです。
チームメンバーの理解も深く、通院などで一旦抜ける時も「お気をつけて」「大変ですね」と優しく声をかけてくれるので、精神的負担を感じずに働くことができています。

仕事と育児を両立するために工夫していることはありますか?

「無理をしないこと」ですね。夫が在宅勤務のときは、家事や育児をしてくれるので遠慮なく甘えるようにしています。あまり明確に役割分担をしていないので、お互いの動きを見て臨機応変に対応し支え合っています。夫が協力してくれる分、家庭のことは融通が利くので、今は仕事に最大限のプライオリティを置くことができています。
娘が小学生になって帰宅時間が早くなったため、業務時間中も母としての役割を求められるようになりました。当初は仕事中にお構いなしに話しかけられ、集中力が途切れてしまうこともありましたが、最近は娘から「今大丈夫?」と聞いてきたり、会議が終わるのを待って部屋を覗きに来たりと気を遣ってくれるようになりました。子どもを待たせてしまう分、話を聞くときはPCから一旦離れる、褒める際は完全に満足させてから仕事に戻るなど、意識的にバランスをとっています。

最後に、今後の展望やチャレンジしたいことがあれば教えてください

Creative Unitとしては、まだ何をすべきなのか日々模索している状態です。 現在のチーフの大半はマネジメント経験がないものの、メンバーにとっての一番の理解者であり、目指すべきデザイナー像であってほしいと期待しています。その環境を作るのが私の役割だと考えています。
デザイン業務においては、依頼に対して迅速かつ正確に応えるだけでなく、デザインの力でより大きく貢献できるような「提案できるデザイン組織」を目指したいです。
個人としては、常にアップデートを意識して日々改善に取り組む姿勢をメンバーに見せることで全体のモチベーションアップにつなげ、頼られる存在でありたいと思っています。

westenori
2023年10月に中途入社。広報を担当しています。大好きなものはカレーとお笑いです。