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大学と連携した教育事業を展開 カルチャー&エデュケーションSectionの仕事とは

こんにちは、広報チームのmikoです。
ピクシブには、大学と連携した「教育事業」を通じて「創作活動を、もっと楽しくする。」ことを目指すカルチャー&エデュケーションSectionという部署があります。

今回は、 カルチャー&エデュケーションSectionの教育事業を担当するチームに所属する社員2名に、仕事の内容やチームの雰囲気について伺いました。

自己紹介をお願いします

isamushi:2020年に中途入社し、前職は広告系の仕事をしていました。カルチャー&エデュケーションSectionで教育事業でプロモーションに関わるほか、連携する大学での講師業やpixiv高校生イラコンにも2021年頃から関わっています。

pixiv高校生イラコン インタビュー記事 inside.pixiv.blog

tsuna:2023年に新卒入社でカルチャー&エデュケーションSectionへ配属され、約1年前からisamushiさんと一緒に教育事業に関わるようになりました。

カルチャー&エデュケーションSectionについて教えてください

isamushi:主に、大学と連携した教育事業を展開しており、京都芸術大学の提携事業である「イラストレーションコース」の開設に合わせて2021年に新設されました。現在は、2025年4月に開学したZEN大学とも提携しており、教材の提供や教員であるクリエイターと一緒にプロモーションのお手伝いをしています。

tenohira.kyoto-art.ac.jp creative.zen.ac.jp

私達が展開する教育事業は、「創作を始めるきっかけ」を提供し、さらに「創作を続けていく機会」も提供することを目指しています。企業理念「創作活動を、もっと楽しくする。」を掲げるピクシブで、創作文化への貢献に繋がるこの事業を行う意義は非常に大きいと思っています。

具体的な業務内容について教えてください

tsuna:チーム全体としては、大学のプロモーションや、SNS運用、高校に対する営業施策など幅広い業務を担っています。また、卒業後の進路に関するサポートなども行っています。

isamushi:そうした取り組みの中で、私自身もプロモーション施策の一環としてイベント企画に関わることがあります。ただ、こうしたイベントは「とにかく多くの人に来てもらえばいい」というものではなく、将来的な入学に繋がるような、意欲の高い方に参加してもらえる内容であることが大切です。
たとえば、色彩の先生による「初心者向けの色の講座」や、社会人のニーズを意識した「副業の始め方」など、受講者の関心や課題に合ったテーマをメンバーと一緒に検討しながら、より効果的な接点づくりを目指しています。

なお、大学との連携事業なので、基本的には私達だけで動くことはありません。大学側の担当者と二人三脚で事業を推進することが大前提です。

過去の印象的な仕事はありますか

isamushi:「京都芸術大学 通信教育部 イラストレーションコース」が立ち上がってから2025年4月でちょうど4年が経ち、はじめて高校から入学された方で卒業生が生まれました。

卒業後は、イラストレーターとして活躍されている方もいれば、趣味で続けている方、副業にされている方もいます。またイラストに関する授業で身につけたスキルを異業種で活用するなど様々な方面で活躍されています。私達が推進してきた事業によって、誰かの人生の岐路に関わることができたと実感したことが、直近で特にやりがいを感じた出来事でした。

tsuna:私は、在学生や卒業生へのインタビューが感慨深かったです。大学には、コストをかけて学ぶという大きな選択をした人が集まっています。入学者の数だけそうした動機や意思決定があり、大学という場が本当にたくさんの人生の転換点になっているのだと、インタビューを行う中で再確認できました。

今取り組んでいることや、今後の展望を教えてください

isamushi:現在は卒業生の活躍の場を増やすための施策にも力を入れており、アルバイトや職業紹介、企業を呼んだ説明会などを行っています。

入学者数のような単発的な目標を達成すれば成功ではなく、学生の卒業後も見据えた長期的な取り組みが求められるのは教育事業ならではと言えます。学んだことが、学生自身の人生や社会にどう役立っていくかは、すぐに見えるものではありません。場合によっては、10年、20年といった長い時間をかけて少しずつ形になっていくものと考えています。だからこそ、教育に関わる仕事をする上では、目の前の成果だけでなく、もっと長い目で物事を見る視点がとても大切だと感じています。

tsuna:卒業生の就職率を聞かれる機会も増えてきており、入学の機会提供だけではなく、「ガクチカ」に繋がることも提供できているか?を考えるようになりました。
※ガクチカ:「学生時代に力を入れたこと」の略。就活で定番の質問

また、大学で学んだことを将来にどう生かせるかを提示し、就職に対するモチベーションをあげることも大事だと感じています。イラストを学んだ先は、イラストレーターしか出口がないと思われがちなのですが決してそうではなく、“絵が描ける”ということが別の仕事に生きることも多々あります。様々な選択肢、将来の道筋を見つけてもらうことに最近は注力しています。

チームの働き方について教えてください

isamushi:私自身はリモートワークの比重が高めですが、週に2回くらいはオフィスに行くことが多いです。必要に応じて毎日出社する週もあります。

tsuna:isamushiさんが出社するときは、私も出社することが多いです(笑)ピクシブはリモートワークでも仕事しやすいツールや仕組みが充実していますが、やはり直接会って話すことがスムーズなときもあるので。

また、コミックマーケットなどのイベントに出展したり、発送作業や社外の人の来訪対応時にはオフィスに出る必要があるので、東京から離れたエリアにお住いの方だと足を運ぶのがちょっと大変かなとは思います。
あとは、チームとして、大学をはじめとする外部の方と関わることが非常に多い仕事です。

チームのコミュニケーションの特徴や大切にしていることはありますか

isamushi:チームとして、目的と意図を明確にすることを重視しています。例えば企画などで私の意見を聞くときに「こういう理由で私はこう思うので、こうアクションしたいがどう思うか?」というような自身の考えてる目的や意図を添えて聞いてほしいとメンバーにはお願いしています。もちろん、それに対して丁寧なレビューやフィードバックを心掛けています。

tsuna:逆に、提案に対して頭ごなしに却下されたことはないですね。意図をきちんと伝えれば、色々チャレンジさせてくれる環境だと思います。

isamushi:資料請求数やイベント参加数、入学者数など、抑える数字の部分がはっきりしている仕事なので、チームの目標が複雑ではないんですよね。だからこそ、そこに至るためのやり方は自由で、メンバーの裁量に任せています。そういう意味で自走できる人は働きやすい環境だと思います。

tsuna:個々で自走しているチームではありますが、完全に個人戦というわけではなく、お互いの得意を活かして仕事を進める場面が多いですよね。

isamushi:もちろん、分からないことがあれば相談しやすい雰囲気を作るよう心がけていますしそれぞれの得意分野があるので、できるだけそれらを活かして働いて欲しいなと思っています。雑談も含めコミュニケーションは多く、たわいのない話も良くしています。その結果、ちょっとした相談や共有がしやすく、普段から感覚のすり合わせができていると感じます。

どんな人がこの仕事に向いていますか

isamushi:プロダクトやそれを取り巻く世の中の変化にあわせた解決策が考えられると良いですね。

2021年4月に京都芸術大学 通信教育部 イラストレーションコースが開設された当時は、コロナ禍の真っ只中でした。当時、オンラインで著名な先生からイラストが学べる大学というのは他になく、更にコロナ禍でオンラインの需要も高まっていました。そうした状況なので成果は出やすく、当初は教員であるクリエイターの影響力を活かしたマーケティングが中心でした。その後コロナ禍が明け、世の中の変化や競合を見越して、WEB広告やデジタルマーケティングにも取り組んでいきました。現在は、大学のブランドイメージの向上や、メディアに取り上げてもらうための広報PRといった観点からも考える必要が出てきています。そのため、変化に合わせて常に解決策を複数持っているといいのかなと考えています。

tsuna:前職の経験で向き不向きが限定される業務内容ではないと思います。例えば前職が飲食業界だったとしても、自身のこういうスキルを活かしてこんなことに挑戦してみよう、と自発的に仕事をできる方ならフィットできると思います。

isamushi:今持っているものをどう組み合わせて使えるかが大事ですよね。私自身、授業の監修経験はありませんでしたが、前職で培った提案書作成の経験をうまく活かして授業の作成に取り組めた部分が大きかったです。直接の経験がなくても、これまでの経験で得たスキルを組み合わせて解決を目指せる人、というのがこの仕事に向いている人だと思います。

tsuna:逆にどれだけ近い業界を経験していても、一つのやり方を掘り下げたい!というタイプの人だとやりづらく感じるかもしれません。スペシャリストよりもジェネラリストの方が適性があると思います。

isamushi:これは私の仕事じゃないからやらない、という区別はしていません。もちろん責任領域がきちんと分かれている方が良い場面もありますが、基本的にこのチームでは互いの仕事を越境しあうことが多いです。

求められるスキルや経験などはありますか

isamushi:「エンタメ業界への知見や就業経験」「マーケティングにおけるCRM領域の経験」「教育分野の経験」「ディレクション経験」のいずれかがあるとより良いと思います。一方で、これらの経験がないと駄目ということではありません。あくまで、あるとより良いというものであり、全く異なる業界からのチャレンジでも大歓迎です。

tsuna:例えば、イラストが描けない人でも全然構いません。私とisamushiさんはイラストを描く人間なので、あえてそのスキルから遠い人が来てくれることでチームとして得られるものもあると思っています。

isamushi:とくに、エンタメ業界への知見や経験については、ものすごく詳しくなくても、インプットへの前向きな気持ちがあれば十分です。

一方で、数字と向き合うことにアレルギーがない人に来て欲しいとは思っています。ある程度長いスパンで取り組む仕事なので、企画1つ1つの成果をきちんと振り返り次のアクションに活かしていくことが重要です。そのために数字やデータを見て考える場面が必然的に多くなります。データアナリストのような高い分析スキルとまではいかずとも、とにかく「数字に抵抗がない人」であることは重視しています。

ピクシブのここが好き!を教えてください

tsuna:情報の透明度が高く、入手しやすい点が良いなと思っています。機密情報以外は、Slackのチャンネル上でオープンになっているので、気になった他部署の情報を検索すると詳細が得られ、自分の仕事にも活かせるのがとても助かります。

isamushi:クリエイター優先の姿勢が好きです。何かを決めるときの指標として「クリエイターのことをまず考えよう」という感覚が会社全体に根付いていると感じます。ピクシブのように「クリエイターをサポートする」という理想を掲げ、さらにそれがビジネスとして成立しているのは奇跡的なことだと思っています。社員に、創作をやっている人や何かしら強烈に好きを持っている人が多いというのも背景にあるかもしれませんね。

tsuna:創作をはじめ、何かを「好き」という気持ちが強い社員が本当に多いと感じます。いわゆるアニメやマンガ、ゲームが好きな人ももちろん多いですが、それ以外にも「コーヒーが好き」「カレーが好き」「バイクが好き」など、幅広い分野で「好き」を極めている人がいっぱいいる印象です。様々な「好き」が存在していて、お互いに尊重している雰囲気があります。

ピクシブへの入社を検討している人にメッセージをお願いします

tsuna:私は、イラストは言語の壁を越えたコミュニケーションを生むことができると思っています。私自身の体験でも、社内のミーティングでちょっとホワイトボードにイメージを描くことで一気にすり合わせができることがありました。同じイメージを簡単に持つことができるという点でも、イラストはすごい技能だと思うんです。

isamushi:イラストは、全世界で一番繋がれる共通言語であると言えるかもしれません。イラストを通して世界中の人々と繋がれたらとても素敵なことですよね

tsuna:絵が描けるというスキルを身に着けて、様々な分野で活用してもらえたら嬉しいなと思ってこの仕事をしています。この気持ちに少しでも共感した人はぜひ一緒に働きましょう!

isamushi:そうですね、イラストレーションの世界が好きで、「絵を描ける人の成長に寄り添い、一緒に歩んでいくこと」に興味を持てるかがこの仕事では大事だと思います。

ピクシブのバリューで「Pave the Way 創作文化の未来に貢献し続けよう。」というものがあります。この部署はまさに「Pave the Way」を実現できる部署です。まだまだ発展途上であるイラストの教育事業が、より認められ発展する未来を創っていきたいという気持ちがある人は大歓迎です。お待ちしています!


カルチャー&エデュケーションSectionでは、デジタルマーケティングディレクターを募集しています。業務に興味をお持ちいただいた方は、以下エントリーフォームよりご応募をお待ちしています!

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miko
2022年中途入社。広報を担当しています。マンガや歴史が好きです。史跡巡りで旅行にもよく行きます。鉄印帳にもハマり中。