こんにちは。広報部のmikoです。
今回は、pixivリクエストの機能開発を継続的に進めているpixiv事業本部 ユーティリティユニットチームリクエスト部のメンバー3名に、仕事の内容やチームの雰囲気についてお話を伺いました。
自己紹介をお願いします。
wata:2018年に入社し、マネージャーを務めています。前職はスマートフォンゲーム開発会社でシステム開発に携わっていました。趣味はダーツとコーヒーです。
saito:2020年からアルバイトとしてピクシブで働きはじめ、2022年に新卒入社しました。2020年のpixivリクエストリリース直後からチームに参加し、様々な機能開発に関わってきました。最近は自炊にハマっています。
izmipo(いずみぽ):前職はIT系スタートアップ企業で、2021年にピクシブに入社しました。現在はpixivリクエストのPM(プロダクトマネージャー)として働いています。クラフトビールと読書が好きです。
リクエスト部について教えてください
wata:まず、pixivリクエストとは、ファンがクリエイターにつくって欲しい作品を有償で依頼できるpixivの機能です。クリエイターとファンの「好き」の気持ちをつなげ、創作活動を支える場のひとつとなっています。
リクエストサービスページ www.pixiv.net
リクエスト部は、pixivリクエストの開発や改善を行うチームで、ファンとクリエイター双方の視点に立ったプロダクト改善に日々取り組んでいます。
具体的な業務内容について教えてください
wata:マネージャーとしてチームの目標設定と進捗管理を行いながら、PMやエンジニア、デザイナーと連携しています。各メンバーの強みを活かしながら、プロジェクトの進行調整や、技術面やプロダクトの方向性についての意思決定に関わっています。
saito:pixivリクエストの機能開発や運用・保守に関わるエンジニアリング全般を担当しています。ユーザーからのお問い合わせに関する調査やデータ分析のサポートなども行うほか、pixivリクエストだけに留まらずpixiv全体に関わる取り組みを行うこともあります。
izmipo:プロダクトバックログの運用や、プロジェクトの起案と全体進行などに携わっています。リクエスト部では要件定義の段階からエンジニアと一緒に決めていくことが多く、PMとしてディスカッションの「場」を用意することも大きな役割です。
過去の印象的な業務はありますか?
wata:印象的なのは、pixivリクエストの立ち上げメンバーとして担当した決済周りの設計や実装です。決済基盤を扱うチームや経理チームと調整を重ねながら進行し、スムーズかつ安全な決済フローの構築を目指しました。現在も安定して稼働しており、ユーザーが安心して利用できるサービス基盤を支えている点に大きなやりがいを感じます。
saito:大規模なプロジェクトにリードエンジニアとして参加したことです。効率的に開発を進行できるように、事前に設計や技術選定のレビューをする仕組みを整えたり、開発経験が少ないメンバーでも自走できるようにドキュメントを整備しました。自分も他のメンバーも高い生産性を維持してプロジェクト終盤まで開発を進めることができたと思います。
izmipo:[クリエイターがリクエストの募集を再開したときに通知を受け取れる機能]の開発です。一見シンプルな機能ですが、開発の過程で多くの議論がありました。「さまざまな理由でリクエスト募集をお休みしているクリエイターの存在をどこまで可視化するか」「モチベーションに繋がるベストな通知頻度や内容は?」といった課題を、ターゲットの視点に立ちながら検討を重ねました。ありがたいことに、予想以上に多くのユーザーにご利用頂けています。
仕事のやりがいや楽しいところは?
saito:コミッションという事業ドメインはまだ新しく、今も成長し続けているため、pixivリクエストのシステムも常にアップデートしています。急速に変化する環境下で、ユーザーへ新たな価値を迅速かつ安定的に提供するためには、高度なエンジニアリングが不可欠です。エンジニアとして、そのような環境で腕を振るえることにやりがいを感じます。
izmipo:複数のステークホルダーの視点を踏まえて解決策に落とし込むのは、難しいですが取り組みがいがあります。「pixivリクエストのユーザー」と一言で言っても、クリエイター、ファン(リクエスト送信者)、相乗りファン(既にあるリクエストに同じ金額を上乗せして応援するファン)と様々な形が存在します。そのため一方のメリットを追求すると、他方の負担になることも発生し得ます。プロダクトとして一貫した方針はありますが、最終的な着地はステークホルダーを取り巻く状況を加味して決めることが多いです。
チームとしてはどのように連携していますか?
wata:リモートワークが基本で、必要に応じて出社しています。フレックス制度も活用して、各メンバーが生活スタイルに合わせた働き方をしていると思います。
saito:自分もほぼ毎日リモートワークです。リモートでも働きやすい仕組みや文化が醸成されており不便を感じることはほぼありませんが、コラボレーションが要求される業務では出社することもあります。
izmipo:同期・非同期でコミュニケーションを使い分けていますよね。リクエストチームは発足当初からNotionを使ったドキュメント文化が浸透しており、私がチームに参加したときも過去のログに助けられました。
wata:定期的なミーティングとNotionでの情報共有を通じて、非同期でもコミュニケーションを取りやすい環境が整っているのでありがたいです。
saito:Notionのプロジェクトテンプレートに加え、最近はエンジニア相談のSlackワークフローも追加するなど、仕組みをうまく活用しながらコミュニケーションを取れていると感じます。
チームの雰囲気について教えてください
wata:各メンバーが自走しながら、必要に応じて意見交換やサポートを行っています。互いに尊重し合う文化が根付いているため意見も出しやすく、また受け入れられる環境も整っています。幅広い視点をふまえてプロダクトをより良くし、その中でメンバー自身も成長できていると実感します。
saito:サービスリリース当初は、メンバーが各々の裁量を発揮して成果を上げるという良い意味で属人化したチームスタイルでした。最近はチームが成熟してきたこともあり、チーム全体で生産性を高めるスタイルに移行しつつあります。業務の仕組み化が進行しているため、オンボーディングが終了したばかりの新メンバーでも活躍しやすいと思います。
izmipo:課題に対し集合知で解決していく姿勢と、自律性の高さの2つを兼ね備えたチームだと感じます。また、過去にインターンやアルバイトを何名も受け入れた実績があり、新メンバーへのオンボーディングも常にアップデートされています。私がチームに参加した当初は自身のドメイン知識不足が気がかりでしたが、疑問の共有を歓迎する雰囲気がチームにあり、安心して一つずつ学ぶことができました。
チャレンジしていきたいことや目標など今後の展望を教えてください
wata:今後もチーム全体でスキルを高めつつ、ユーザーにとって価値あるプロダクトを提供していきたいです。特に、pixivリクエストのさらなる可能性の模索とサービス全体の安定性向上に注力したいと考えています。
saito:入社してすぐの頃はpixivリクエストのことで精一杯でしたが、ここ数年はpixivというプラットフォームの一部としてpixivリクエストを捉えられるようになってきました。今後は、pixivリクエストを足がかりとしてpixiv全体に寄与できるようなエンジニアリングに挑戦していきたいです。
izmipo:pixivリクエストは現在多くのユーザーに利用いただいていますが、まだまだ成長途中のプロダクトです。ピクシブの他のサービスとも連携して、コミッションに関する多様な楽しみ方を提供していきたいと思っています。
どんな人がこの仕事に向いていますか?
wata:チームでの連携を大切にし、ユーザー視点で考えられる人は向いていると思います。また、技術的なチャレンジを楽しみながらプロダクトの成長に貢献したい方も活躍できるのではないでしょうか。
saito:全体最適と個別最適のバランスを取ったエンジニアリングをできる人も向いていますね。pixivリクエストは、pixivやpixivFANBOXと同じコードベースでモノレポとして管理されています。そのため、pixivリクエストの機能を実装するときに他のプロダクトでも利用されているコードを参照することがよくあり、実装時にはバランス感覚が求められます。
izmipo:要件定義からディスカッションに加わることが多いので、ユーザーと開発者の目線を行き来できることも大事だと思います。コミッションに触れたことがあるかは重要ではなく、様々な立場にあるユーザーの存在を尊重できる人と一緒にプロダクトを良くしていきたいです。
ピクシブのここが好き!を教えてください
wata:お互いの趣味や好きなことを尊重し合う文化がとても良いなと感じます。趣味を楽しみながらプロフェッショナルとして成長できる環境も魅力です。
saito:社員みんなが、お互いの「好き」という気持ちを尊重しあっていますよね。"With Open Minds(多様な好きを受け容れよう。)" という企業バリューを体現していると思います。
izmipo:尊重しあう空気のおかげで、自分の趣味について臆せず話せる環境が嬉しいです。私はピクシブに入社してから小説を書くようになり、最近人生初のサークル参加を経験しました。身近な誰かが創作しているという状況に元気をもらいながら自身も創作を楽しんでいます!
ピクシブへの入社を検討している人にメッセージをお願いします
wata:チャレンジ精神を持って新しいことに取り組める環境が整っています。一緒にプロダクトを成長させ、ユーザーに喜んでもらえるサービスを作っていきましょう!
saito:創作を続けるためには、評価・数字・孤独・お金の不安といった様々な壁を超える必要があります。私達はコミッションという新しい創作の形を提供することでクリエイター支援を目指しています。エンジニアリングで一緒に創作文化を支えたいという人は、ぜひお待ちしています。
ユーティリティユニットチームリクエスト部の業務に興味をお持ちいただいた方は、下記エントリーフォームよりご応募をお待ちしています!