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若手社員のキャリアを支援する「年次研修」がスタート!担当者インタビュー

ピクシブでは2025年より、若手社員のキャリアを支援する「年次研修」がスタートしました。今回は、人事担当であるHDTeamのお二人に、実施の背景や内容についてお話を伺いました。

メンバー紹介

rinda:Team Leadとして採用と育成全般を統括
mariko:新卒採用と新卒入社者向けの研修構築・運営を担当

年次研修の概要を教えてください

mariko:新卒1年目から5年目までの若手社員を対象とした「ピクシブでの長期的な活躍を会社が仕組みとして支える研修」です。当社では新卒入社時に約1ヶ月の研修を行っていますが、その後のフォローアップが体系化されていないという課題がありました。そのため、研修を単発で終わらせず、年に1回継続的に実施する形で設計しました。
各研修は、年次ごとのテーマを設定した「テーマ研修」と、「直近1年をどう過ごすか」を深く考える「キャリア研修」を組み合わせた構成になっています。「どう成長したいか」を考える時間を作ることで、自身の現在地を確認し、次のステップへ踏み出すための振り返りの場になればと考えています。

rinda:年次研修は2025年秋からスタートして、年次ごとに順次実施しており、この4月に行う25年新卒社員の「1年目振り返り研修」で初回のサイクルが完了します。

左からmarikoさん、rindaさん

研修開始の背景には、何かきっかけがあったのでしょうか

rinda:以前から必要性は議論されていましたが、今回実施を決めた一番のきっかけは社員アンケートです。働き方について「自分のキャリアが見えない」「どうステップアップすればいいかわからない」という声が一定数ありました。若手社員のキャリアや将来への不安は離職につながるケースもあるため、会社として対策を講じる必要性を感じました。

mariko:年次ごとに研修の機会を作ることで、会社として若手社員を着実に育てていくサイクルを確立したいと考えています。若手が直面しがちな「このままこの場所で成長できるのか?」という不安に対し、「成長のロードマップ」を描くことを支援する役割を担っています。

rinda:研修テーマは、年次が上がるにつれて求められるリーダーシップやマネジメントといった役割に焦点を当てていますが、これは全員が管理職を目指すという意味ではありません。プロダクトやプロジェクトを動かす上で不可欠な、チームをリードしたり管理する力は、どのようなキャリアパスを目指すうえでも必要となる「共通スキル」です。研修を通して、組織の中で価値を発揮し続けるための土台を作ってもらうことを目指しています。

各年次ごとの内容の違いや特徴を教えてください

mariko:研修内容は、各年次で乗り越えてほしい課題や「今、考えたいスキル」をテーマに設定しました。初年度は、2年目のテーマを「フォロワーシップ」、3・4年目を「リーダーシップ」としてワークを実施しました。5年目は外部講師による研修を導入し、「リーダーシップ基礎強化」として、多様なバックグラウンドを持つ社員と考えを共有する機会を設けました。

特に工夫したポイントは、研修の終盤で参加者に書いてもらう「1年後のネクストアクション」に対し、直属の上司だけでなく、他部署のLeadからもフィードバックをもらう機会を設けたことです。普段接点が少ない相手の視点から生まれるアドバイスは、受講者からも「新鮮だった」と非常に好評でした。

rinda:例えば業務管理に関して、「こういうやり方もある」「うちのチームはこう工夫している」といった具体的な手法や視点の提示がありました。直属のLeadのみとの関わりでは得られない、別チームの知見を知る良い機会になったと思います。

mariko:チャレンジしたい気持ちがありながら一歩踏み出せずにいた若手に対して、「もっと型を破っていい」と背中を押すアドバイスもありました。別部署のLead陣ならではのメッセージによって、新たな気づきや心強い励ましにもつながったようです。

rinda:会社として若手社員を育てていくという観点から、様々な立場のメンバーから多角的なフィードバックを得る機会は有益だと改めて感じましたね。

研修設計にあたり、工夫した点や苦労した点を教えてください

rinda:常に「研修を点で終わらせない」ことを意識しました。研修の数か月後に実践状況を確認したり、翌年の研修で前年のアクションプランを振り返るようにすることで、成長のサイクルを回す仕組みにしています。過去の自分と比較することで、自身の成長や新たな課題を実感してもらう狙いがあります。

mariko:内容については、「社内で期待されている役割を正しく理解してもらう」ことを軸に構築しました。そこから若手にとって必要なスキルを逆算して構築した結果、2年目のテーマは「フォロワーシップ」、3・4年目は「リーダーシップ」というテーマに行き着きました。

rinda:5年目に向けた「リーダーシップ基礎強化」は、外部研修を採用しましたが、講師の方と連携し、ピクシブの文化や業務シーンに即したものへ調整を行いました。ピクシブで大切にされているコミュニケーションの文化をプログラムに落とし込む作業には時間をかけました。

また、初年度の試みだったため、研修資料は入念にチェックしました。HDTeamのメンバーに受講者役をお願いして模擬研修を行い、受講者目線のフィードバックをもらい、ブラッシュアップを重ねました。

研修を実施するにあたって大切にしているポイントはありますか

mariko:参加者が多くの気づきを得て、研修内容を自分事として捉えやすくすることです。そのため、講義形式ではなく、ワークショップ形式をメインにし、自身で考えたりメンバー同士で意見を交わせる形を重視しました。

rinda:特に大切にしたのが「動機付け」です。「なぜ今この研修を受けるのか」に納得感がないと自分事として捉えづらいですし、こちらが伝えたいメッセージも届きません。
2〜4年目には人事と役員から、5年目の社員には上長から、研修の目的と会社からの期待を明確に伝えたうえで研修に臨んでもらいました。
また、「同期との交流の場となること」も大切なポイントだと思っています。配属後に部署がバラバラになった同期が一堂に会する貴重な機会です。普段から業務外での交流は多いようですが、改めてお互いの会社での活動をシェアすることは非常に良い刺激になっています。また、私たち人事も彼らの現状をキャッチアップする大事な機会として捉えています。

研修の様子

社員が安心して成長できるように工夫している点はありますか

mariko:研修をアナウンスする際には、「研修は皆さんの成長に対する会社の投資の機会である」というメッセージを一貫して伝えています。冒頭に代表や役員が「悩みをさらけ出し、どんな困り事でもシェアしていい場所だよ」と話してくれたことが印象的でした。研修では自分の情報を共有するワークも多いので、こうしたメッセージが安心感につながったと感じています。

rinda:また、研修とは別に、評価とは切り離された場所で本音のキャリア形成を支援する「キャリア面談窓口」を設置しました。会社として、一人一人の未来について共に考えるスタンスであることは、新卒入社を考えている方々にとって安心材料になると考えています。

実際に研修を受講した社員からはどのような反応がありましたか

mariko:ありがたいことに、ポジティブな声が多かったです。「同期と仕事への向き合い方について真剣に話せて良かった」という声や、「横のつながりを再発見できた」といった声も聞き、非常に嬉しく思いました。

rinda:休憩時間に入ってすぐに感想や感謝を伝えに来てくれた社員もおり、大変好評でした。「他の年次でもやってほしい」という積極的なリクエストもあり、研修という場そのものを楽しんでいる人が多かったことも印象的でした。

さいごに、若手社員へのメッセージをお願いします

mariko:忙しい日常から一度立ち止まり、自分の現在地を見つめ直す時間になったのではないかと思います。研修を通じて言語化した強みや、周囲との対話で得た気づきを大切にしてほしいです。定期的な振り返りを通じて成長を定点観測しながら、自分自身でキャリアを考え選択し、道を切り拓ける人になってくれることを願っています。

rinda:技術や業務内容はOJTで学べますが、この研修で学んだ一般的なリーダーシップの要点や、多角的なフィードバックによって広がった視野を、ぜひ日々の業務に活用してほしいと思っています。同期という強い仲間がいること、会社全体が成長を支えているという実感を持って、失敗を恐れずにピクシブの未来を創る主役になってほしいと思っています。

ピクシブ株式会社
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