VP of Engineeiringのbashです。
最近ふと思いついて実施した、「一斉Slack channel整理タイム」を紹介します。
これは、皆でタイミング合わせて、channelから抜けたり、アーカイブしたりしようと全メンバーに呼びかけたものです。
きっかけ
ふと自分が入ってるSlackのchannel一覧をみると、長大なリストになっていることに気が付きました。
普段から、自分自身としてSlackとうまく付き合っていこうと工夫してきたつもりでした。
- アクティブに動く必要のあるchannelはスターを付ける
- 普段あまり発言しないchannelはミュート状態にする
- 読むだけのchannelには入らない
これらによって読まなければならないもの峻別することで、Inbox Zeroの状態を維持しているため、健全なSlackの使い方が出来てるのではと思っていました。しかし、いつしか長大になったchannelリスト、それ自体が自分の貴重な集中力を削いでしまっているのではと恐怖を抱きました。
また、ミュート状態のものはそもそもchannelから抜ければいいはずですが、それに抵抗感があることを自覚しました。 channelの加入・退出時にはメッセージが表示されますが、そのメッセージに加入・退出以上の意味を感じてしまうことが、その抵抗感の源泉ではないかということに思い当たりました。
特に退出時には、そのchannelのテーマに「興味がない」「価値がない」と評価したと誤解されかねないことをとくに強く懸念していました。
そういう意味付けへの恐怖を解き放ち、シンプルに本当にコミットすべきchannelにフォーカスできるよう、タイミング合わせて一斉にchannelから抜けたり、channelごとアーカイブしたりすることを、全員に呼びかけてみました。
実際の呼びかけ実例のご紹介
以下に、社内向けのアナウンスとしてesaに書いた記事を抜粋して紹介します。みなさんの職場のSlack管理の一助になれば幸いです。我々の会社らしいフランクな表現になっているので、ご利用の際は言い回しは適宜調整してください。
今回は一斉Slack channel整理タイムの予告にまいりました。
Slack歴が長いと色々な事が起きてくる
Slackも利用し始めて長い時間が経ちました。
それにともなって、色々channelリストに溜まっているのではないでしょうか。 例えば....
- 未読のまま放置してるchannelがある
- 未読はおろかmentionすら放置してるchannelがある
- channelリストがながーーーくなってる
- Slack追いかけてたらいつの間にか時間が経過している
こういう覚えのあるメンバーも多いのではないでしょうか。
本来は自分が消化できる範囲で必要なchannelにのみ入るのが理想的です。未読放置やchannelリストがながーーーいのは、消化できる範囲を超えてしまっているサインです。
Slackのchannelは抜けにくい
抜けるとその旨が表示されてしまうので、抜けにくさを感じてる人も多いのではないでしょうか。 もちろんいつ抜けてもいいとはいえ、「なんで抜けたの?」って言われたらどうしょうとか、不安になっちゃいますよね。
こういう状態が理想で、そういう片付いた状態は一つの理想です。
- 本当に読むべきchannelだけならんでて
- 適切なタイミングで未読が消化され
- 自分宛のmentionにすぐに気づける
みんなで抜ければ怖くない
そこで、本日18時以後に、一斉にchannel整理する呼びかけをします。
1. ほぼ読んでないchannelから抜けましょう
入ってるchannelを思い切って断捨離すべく、抜けましょう。抜けたいchannelで /leave
と打ちこむだけです。
いつでも入り直せるので、「もしかしたら必要かも」レベルのものはこの機会に抜けてしまいましょう。
18:00頃 アナウンスします。
2. 役割を終えたchannelをarchiveしましょう
あわせて、しばらく動きのない、具体的には2018年に入ってほとんど動きのないchannelはarchive化しましょう。 いつでもarchive状態から元に戻せるので、「もしかしたらいるかも」レベルのものはこの機会にarchive化しましょう。
18:30頃 アナウンスします。
呼びかけ時のSlack発言
上記のesa記事とともに、このような発信を#general的なところで全体に行いました。
必要に応じて複数回リマインドすると効果的です。
「開発もりもりタイム」という言葉が突然でてきています。これはピクシブで毎週木曜日に行っている、もりもり手を動かして成果を生み出すことに集中する時間帯のことです。こちらはまた別の機会にご紹介します。
まとめ
もはやグループチャットツールは、第二のオフィスとも言える重要なワークスペースです。 オフィス同様、生産性が高く居心地の良い空間として維持・発展できるよう、自分たちの手でよりよくしていきたいものです。
そして、わたしと一緒にピクシブの社内メンバーの生産性を高める活動にフルコミットしたいエンジニアを募集します。 我こそはという方は、まずは、職務経歴書不要で、GitHubアカウント、技術書販売ページURL、またはご自身が掲載されたメディアのURLで応募できる特別エントリーからご応募ください。
https://recruit.jobcan.jp/pixiv/entry/new/4057
その際、希望職種欄には当ページを読んで応募した旨をお書き添えください。 折り返し、詳細をご説明いたします。
Tips: アナウンスに合わせて行うべきSlack設定
一斉タイムだけでなく、日頃から抜けたり入ったりがやりやすくなるのが望ましいです。
抜けにくい一つの原因として、退出メッセージが表示される原因を先にあげました。そのメッセージの出し分け条件を付ける設定がSlackにあるので、合わせて行うといいでしょう。