皆さんこんにちはFromAtomです。
先日、iOSDC Japan 2020の公式サイトが公開されました。iOSDC JapanはiOS関連技術をコアのテーマとした技術者のためのカンファレンスです。
ピクシブ株式会社は、iOSDC Japan 2020のデザインスポンサーを務めており、ロゴと公式サイトの作成を担当しました。「デザインスポンサー」はあまり聞き慣れないスポンサーだと思いますので、簡単に説明します。一般的なスポンサーでは、カンファレンス運営を金銭面に支援することが多いですが、デザインスポンサーでは次の作業を行うことでカンファレンス運営を支援します。
- カンファレンスロゴのデザイン
- カンファレンス公式サイトのデザイン
- カンファレンス公式サイトの開発
カンファレンス公式サイトの開発における技術については、担当したエンジニアがブログを書くことになっています。この記事ではカンファレンスのロゴとサイトデザインの制作秘話について、弊社デザイナーのyukkiにインタビューしていきたいとおもいます。
簡単に自己紹介をお願いします。
yukki:yukkiです。コミュニケーションデザインチームでデザイナーをしています。
iOSDC Japan 2020のロゴを制作した際のコンセプトやテーマを教えて下さい。
yukki:「スタイリッシュ、最先端、非日常」をテーマに動的に変化し、進化していく様子を表現しています。「iOSDC」の文字に関しては、動きを加えながらもシンプルかつ読みやすさも大切にしました。
テーマから逸れないよう、気をつけた点やこだわった点などはありますか。
yukki:動きを意識したデザインにしたところです。ロゴマークはシンプルにすればするほど、それが難しくなっていくので角度や幅、抜け感などを何通りも試してこの形にしました。
ロゴが完成するまでの制作過程を教えて下さい。
yukki:ロゴ制作に入る前に、まず1週間程思考整理をしました。資料をひたすら集めインプット作業を行い、さらに集めた資料をグルーピングし、そこからマネージャーと話し合い大まかな方向性を決めてから初めてロゴ制作に入ります。
この方向性でいいのかと、何度も行ったり来たりし、ゼロから1をつくる作業は楽しい反面、苦しい作業だったなと。
次に、サイトデザインについてお聞きします。今回の公式サイトはどのようなコンセプトでデザインされましたか。
yukki:ロゴマークが決まっていたので、そこから色やイメージを引き出すのは簡単でした。簡単に言うと「シュッとしてかっこいいサイト」を作りたかったです。
ファーストビューに関してはサイトの顔でもあるので、会場で行われるトークの熱さだったりイベントのかっこよさが伝わればいいなと思い、実際に登壇者が話している時の写真を使用しました。
公式サイトデザインの際に気をつけた点やこだわった点はありますか。
yukki:デザインが主張しすぎないところです。邪魔にならずシンプルでみやすい、でもかっこいい。その塩梅に気をつけていました。
さいごに、ロゴとサイトをデザインしていく中で難しかったところを教えて下さい。
yukki:実はここまでがっつりとサイトをデザインするのは初めてで……w
今までグラフィックが中心のデザインをしてきたので、つい盛り込みすぎたデザインにしてしまいそうになりました。見やすさ伝わりやすさのバランスを掴むのが難しく、マネージャーには何度もフィードバックしていただきました。
ロゴモーションも初めての試みで、作りながら何度も試行錯誤しました。実装してくれたエンジニアさんや、アニメーションに強いエンジニアさんやデザイナーさんなど、多方面からアドバイスを頂けたのは本当に感謝しかないです。
難しい挑戦でしたが、たくさんの学びを得ることができました。
ありがとうございました。
このようにして、iOSDC Japan 2020のロゴとサイトがデザインされました。私は2018年からiOSDC Japanに参加させてもらってますが、毎回とてもワクワクする楽しいカンファレンスです。私達がスポンサーとしてデザインしたロゴやサイトが、そんなワクワクの一助となり、参加者の皆さまがiOSDC Japan 2020を楽しんでくれると幸いです。
それでは皆様、今年はオンライン開催ではありますが、iOSDC Japan 2020でまたお会いしましょう。