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中高生国際Rubyプログラミングコンテスト2021 in Mitaka 最終審査会参加報告 & ピクシブ賞受賞者インタビュー

中高生国際Rubyプログラミングコンテスト2021 in Mitakaスポンサー記事を発信しましたpixiv事業本部の丸山(@alitaso)です。

2021年12月4日(土)に 中高生国際Rubyプログラミングコンテスト2021 in Mitaka の最終審査会がオンラインで行われました。ピクシブからは CTO の道井(@harukasan)がスポンサー賞審査員として、スポンサー担当のわたし丸山が観覧者として参加しました。

コンテスト全体で97作品の応募があり、最終審査会では選出された7作品のプレゼンテーションがありました。どの作品も創意工夫や努力の様子を垣間見ることができ、プログラミングを仕事にしている我々も刺激を受けました。

ピクシブ賞 受賞作品

滝沢市立滝沢第二中学校 科学技術部 の チーム「鰤が素振り」のゲーム「芋がポテッと落ちたんじゃが」をピクシブ賞として選出させてもらいました。発表の様子はこちらのYouTube配信で見ることができます。

受賞理由

審査員を担当した道井からのコメントです

ピクシブ賞はチーム「鰤が素振り」を選出させて頂きました。チーム「鰤が素振り」のゲーム「芋がポテッと落ちたんじゃが」は、シンプルながらもグラフィックやエフェクトなど、細やかなところまで気が配られていて、完成度の高いゲームに仕上がっているように感じました。また、全てのゲームがグラフィックを含め、ダジャレというひとつのテーマで作られており、一貫したコンセプトで完成度高くまとまっており、おもしろいゲームになっていたと思います。

今回、3名のチームでプログラミングだけでなく、グラフィックも全て自作されており、ソースコードも複数名で開発しやすいように工夫されていることがわかりました。ダジャレという1つのコンセプトで3つのゲームを作り、ひとつのストーリーとして完成させられたことは、まさに、皆さんで協力しひとつのゴールを目指した日々が結実したゲームだったと思います。ピクシブもチームでプロダクト開発を行い、「創作活動がもっと楽しくなる場所を創る」というひとつのミッションに向かっていますので、とても共感できるところがありました。この経験を活かし、さらに創作活動に邁進されることを願っております。受賞おめでとうございます。

また副賞には 骨伝導ワイヤレスヘッドセットの Shokz(旧AfterShokz) OPENCOMM をご用意しました。チーム開発でのオンラインコミュニケーションをより快適にできるアイテムかなと思いますので(社内の希望者に配布され、多くのピクシブ社員の愛用実績があるアイテムです)、ぜひ試してみてください。

賞品に加えて「ピクシブ Rubyist たちとの交流会」を開催いたしました。社員向けに受賞したゲームの内容を紹介してもらい、テーマのユニークさやゲームの完成度、自作イラストのクオリティの高さにみな感心していました。学生さんからは「ソフトウェアエンジニアの普段のお仕事について教えてください」「チーム開発する上でタスク管理をどのようにしていますか?」「開発のリーダーに向いているのはどのようなタイプの人ですか?」などの質問があり、ソフトウェア開発現場の様子をリアルに伝える場面もありました。

ピクシブ賞 受賞者インタビュー

ここからはピクシブ賞を受賞したチーム「鰤が素振り」のみなさんにお話を伺った際の様子をお送りします。

チーム「鰤が素振り」のみなさん。左から伊藤さん、佐々木さん、吉田さん。

ーー お名前とチームで担当した役割について教えてください

佐々木 空さん(以下、佐々木):佐々木です。リーダーとプログラミングを担当しました。

吉田 琥太郎さん(以下、吉田):吉田です。プログラミングを担当しました。

伊藤 崇和さん(以下、伊藤):伊藤です。ゲーム中のイラストやマニュアル制作等を担当しました。

ーー みなさんが中高生国際Rubyプログラミングコンテストに参加することになった背景を教えてください

佐々木:僕たちが所属している科学技術部の目標に「ゲームの大会出場」というのがあって、そのためにエントリーしました。

伊藤:去年まではスモウルビー・プログラミング甲子園という大会に出場してました。中高生国際Rubyプログラミングコンテストに出場するのは今回が初めてです。

吉田:僕の場合は兄も科学技術部に所属していて、過去に中高生国際Rubyプログラミングコンテストで最優秀賞をもらっていました。その姿をみていいなあと思い今回チャレンジしました。

ーー みなさんが所属している科学技術部というのはどのような部活なのでしょうか?

佐々木:みんなで集まって Ruby プログラミングをする部活です。普段は学校のコンピュータ室に集まって活動をしていて、いま部員は総勢12名です。その中でチームを組んで大会に出たりしています。

伊藤:はじめは2021年の5月頃に僕と伊藤くんの2人チームとして結成しました。その後に吉田くんを誘って今の3人体制になりました。

ーー 本コンテストではオリジナルのゲームを製作されていましたね。「芋がポテッと落ちたんじゃが」のテーマはどのように決まったのか教えてください

伊藤:僕がダジャレ好きだったんです。それでダジャレをテーマにしたゲームについてメンバーに冗談半分で提案したら「それいいね!」となって。それからダジャレを軸にして作っていくことに決まりました。

ーー ゲーム製作の中で難しかったことは何ですか?またそれをどのように乗り越えましたか?

佐々木:メンバー全員、ゲームを作るのが今回がはじめてでした。本当に0からのスタートだったのでわからないことも多く、自分で理解を進めながら作っていくのが難しかったです。基礎の部分は Ruby の技術書を読んだり、先生に方針を相談しながら制作を進めていきました。

吉田:自分はステージにマス目を使ったターン制ゲームのプログラミングを担当していたのですが、ターン制の仕組みを使ったものを作るのが初めてだったのでそこは苦労しました。

伊藤:ゲーム中に必要なドット絵のイラスト素材を作るときに、成果物の最終イメージをプログラミング担当のメンバーとすり合わせる部分が大変でした。事前にラフを描いて共有したり、ドット絵の本を見せながらイメージが近いものがどれかを話し合ったりして解決しました。

ーー コンテストを終えた率直な感想を教えてください

佐々木:予選、一次審査と突破して最終審査に進めたのはうれしかったです。更にこういったスポンサー賞ももらえて素直にうれしいです。

伊藤:最初の目標である一次審査を通過できたのでそれだけでもうれしいです。その上最終審査会では賞をもらえたし、貴重な経験をさせてもらって楽しむことができました。

吉田:大会に出場できて、賞までもらえたのはすごいうれしいです。ただ欲をいえば最優秀賞が欲しかったです。

ーー 現在みなさん受験を控えており、来年からは高校生ですね。新たに挑戦してみたいことや、今後の抱負を聞かせてください

佐々木:高校ではプログラミング学習が取り入れられていると聞いているので、この部活で学んだ力を活かしていきたいです。このコンテストがきっかけでプログラミングについて周りの友人から聞かれることも増えたので、一緒にプログラミングを楽しめたらいいなとも思います。

伊藤:プログラミング、イラスト、音楽すべて1人で作ってコンテストに出したいです。今回はフリー素材のBGMを利用したので、音の素材も自作してみたいです。アニメーションを作る中でCGにも興味をもったので挑戦したいと思っています。他にもRuby以外のプログラミング言語、C言語やJavaを触ってみたいです。

吉田:まだ将来なりたい職業が決まっていないので、色々な経験を積んでいきたいです。

ーー 滝沢市立滝沢第二中学校 チーム「鰤が素振り」のみなさん、ありがとうございました!

ノベルティスポンサー

また今回はノベルティスポンサーも務めており、Ruby カラーのワイヤレス充電器をコンテスト応募者のみなさまにお贈りさせていただきました。作業のお供にぜひご利用ください。

おわりに

ピクシブでは 学生インターン/アルバイトを受け入れており、 Ruby プログラミングが好きな学生さんを募集しています。本コンテストをきっかけにプログラミングと出会った学生さんと将来一緒に働ける日がくるのをたのしみにしています。

hrmos.co

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alitaso
2018年4月入社。Ruby/Railsを使ってpixivコミックの開発に携わっています。好きな野球グラブはウイルソン A2000 1786型 です。