クリエイター事業部の丸山(alitaso)です。 本エントリでは8月31日に開催された RubyKaigi 2024 follow up の開催報告をします。
RubyKaigi 2024 follow up とは
RubyKaigi 2024 で「今後はこうしていこうと思っています」と言っていた人にその「今後」を伺うイベントです。
RubyKaigi 2024 follow up (2024/08/31 12:30〜)
RubyKaigi 2024 登壇者のうち19名の方が RubyKaigi 2024 follow up でも進捗を発表されていました。またオンライン83名、オフライン75名の合計150名を超える一般参加者の方が申し込んでくださり、大変盛り上がった1日となりました。
各発表の終わりに中田さんとまつもとさん(途中参加)のコメントがあるのも本会ならではの取り組みでした。
主催の笹田さん(STORES株式会社)に加えて、弊社からは私と小芝(bash0C7)が運営メンバーとして参加していました。ピクシブのコミュニティ活動支援制度*1を利用し業務時間内で運営業務を行ったこともあり、弊社ブログを通してイベント開催報告をしようと思います。
スポンサーと収支報告
RubyKaigi 2024 follow up ではスポンサー企業を募集し、希望されるスポンサー企業にLT登壇の機会と簡易ブースを提供しました。スポンサー企業各社から頂いた費用をイベント運営に充てさせていただきました。協賛いただいたのはこちらの7社です。協賛企業各社には改めて御礼申し上げます。
申し込み順、敬称略
- ピクシブ株式会社
- タケユー・ウェブ株式会社
- 株式会社ラグザイア
- 株式会社タイミー
- 株式会社Techouse
- 株式会社SmartHR
- 株式会社アンドパッド
また収支内訳は以下のようになりました。
収支は約4万円(まだ清算が終わってないので概算)となりました。手元に残ったお金は Rubyアソシエーション へ寄付されます。
アンケート結果でみる RubyKaigi 2024 follow up
イベント終了後にアンケートを実施し、50名の方々からアンケートに回答いただきました。そのアンケート結果を公開します。
会について、良かった点を教えてください。
一部抜粋
- 皆さんの進捗に影響しているのはとても良いと思っています。(締め切り駆動でやっていそうな人を観測した)
- テンポ良くその後の話が聞けた。発表者の皆さんが楽しそう。発表後のコメントも良い味が出ていた
- 地方住みのため、リモート開催が大変ありがたいです。お忙しい中ありがとうございました。
- RubyKaigi のアトモスフィアがあってとても良かった(懇親会含む)。発表することで自分のプロジェクトに対する考察が進んだ
- 質疑応答が見てて楽しい。rubykaigiで聞けなかったトークのダイジェストにもなっていた
- 普段なかなか会えない人、例えば中田さん、swiftに詳しいkateiさん、JSのPrettierに詳しいsosukeさんなどに会うことができて、今後の開発に有用な知見を得ることができました。RubyKaigiとpreviewリリースのタイミングを考えると、時期もこのあたりがちょうどよいと思っています。
- 新しい進捗が聞け、これからのモチベーションのきっかけの一つになりそう。
会について、改善すべき点があれば教えてください。
一部抜粋
- 発表時間が15分だとどうしても前提を十分に話せず、聞いていないトークだとなかなか流れが掴みにくいことがありました。発表時間がもう少しあると変わってくるのかなと感じています
- 懇親会、気がついたら料理がなくなってました…
- 全体の時間枠の兼ね合いもあると思いますが質疑応答などの雑談も楽しいので検討いただければ幸いです
- 後であるのかもですが、録画の共有があると嬉しいです。予定があって中抜けしてしまったので
スポンサーブースにあったらいいものを教えてください。
一部抜粋
- 軽食
- 缶コーヒー
- おさけ!
- お水
- タイミーさんのブースにあったrails statsが面白かったです。話題のきっかけにもなりました。
会場についてご意見があればお寄せください。
一部抜粋
- 人数に対して手狭感ありました
- 広い、居心地が良い、本編から懇親会夜遅くまでずっと同じ場所でfollowup続けれるのがめちゃくちゃ良かった
- 広くて配信もできていい会場だと思います。
- とても快適に発表できました
会場で提供していたコーヒーやドーナツについてご意見があればお寄せください。
一部抜粋
- 大変美味しかったです!ありがとうございます!
- コーヒーもドーナツもおいしかったです!
- 一日中頭を使うので甘味がありがたかったです。
- 特にコーヒーがありがたかったです。話への興味の有無は関係なく昼過ぎに話を聞くと眠くなってしまうので。
その他コメント
一部抜粋
- 初参加でしたが、RubyKaigiで会った方々と再会できて楽しかったです!ゆるい感じの雰囲気もいいな〜と思いました!運営ありがとうございます!
- 開催ありがとうございました。とても楽しかったです。来年こそは現地参加したいです。
- なかなかこの顔ぶれが集まる機会ってないと思うので、続けていただけると嬉しいです!
- Ractor応援しています!!RubyKaigiなどでの進捗報告をいつも楽しみにしております。Ractorのユースケースはユーザープログラムというよりはミドルウェア方面にありそうなのかなと思いました。
- 開催していただき、またリモート参加も可にしていただきありがとうございました
- 今回は楽しいイベントをありがとうございました。運営、スタッフ、スポンサーの皆様方は準備などあったかと思いますが、Techな話で脳が疲れるRubyKaigi のような楽しい1日を過ごせました!
スポンサー企業様からのフィードバック
スポンサー企業様から本イベントについてフィードバックを頂きましたので、こちらも匿名で公開いたします。
イベント運営について
- 当日は参加できなかったのですが開催までの準備期間中連絡もスムーズでしたし、何の不安もなく、こちらとしては満足しています。
- 入館方法を考えると別の場所を探索しても良さそうだと思いました。
スポンサーメリットについて
- アンケートではじめて知っていただけた、好感度が高まったという声がありうれしく思っています。また、すでに知っていただけていたという声も一定数あり、こちらも意外に思いつつ満足しています。直接のメリットは今のところなさそう(考えていない)ですが、ブランディング手段の一つとしては一定の成果が得られたと思っています。イベントの規模もあるのでしょうがRubyKaigi本編のようにあまりスポンサーが多すぎるとそれも難しくなるので今回ちょうどよかったと思います。
協賛金について
- 身の丈にあわせて選べて助かりました。
- スポンサー費用としてはちょうどよく、休憩時間での参加者へのリーチや LT による認知拡大と好感度向上に効果があり満足しました。
個人的な所感
運営としては登壇者の方々に進捗を共有できる場を作れてよかったです。またこういったイベント運営の様子を間近で見ることができて非常に勉強になりました。笹田さん、小芝さん、ありがとうございました。
一参加者としても、発表内容の理解を深める機会としてとても有意義だったなと感じています。次回の RubyKaigi が更に楽しみになりました。
他にはRuby コミッタでパッチモンスターとして知られる中田さんが還暦を迎えられたということで、みんなで還暦のお祝いをしたのが印象的です!赤い帽子を被りながら日本酒の一升瓶を持ってにこにこしていた中田さんは非常にチャーミングでした。
また私の所属先であるピクシブとしては会場スポンサーとして協賛を行い、会場設営、配信設営、懇親会準備で協力しました。ピクシブは各種技術コミュニティに会場提供支援を行っております。ご利用希望の際は最寄りのピクシブ社員へお声がけください。
まとめ
RubyKaigi 2024 follow up を開催し、収支報告、参加者アンケート結果、スポンサー企業からのフィードバックを公開しました。本記事がイベント主催を考えている方々の役に立つといいなと思っています。
また本イベントが Ruby コミュニティにとってよいイベントになっていれば幸いです。
改めてご参加くださった皆様、ありがとうございました!
*1:https://inside.pixiv.blog/2023/02/02/140000 からこの夏にアップデートした最新のガイドラインに基づくものです。そのガイドラインのご紹介は機会を改めてお送りします。