こんにちは、3Dビジネス室のwatasukeです。
3Dビジネス室は3Dモデルクリエイターの創作活動を支援することをミッションにしたチームです。
この記事では、その一環としてBOOTHの「3Dモデル」カテゴリに関する取引データをかいつまんで公開いたします。
2023年にも同様の記事を公開しましたが、本記事は2023年の取引データも加えた最新版です。
2023年の3Dビジネス室の活動
3Dモデルカテゴリの取引を活発化させるため、2023年に3Dビジネス室は以下の活動を行いました。
これらの活動にあたっての関わり方は3Dビジネス室が要望を出しただけのものから、プロモーションに協力したもの、仕様策定から開発まで3Dビジネス室リソースで対応したものまで様々です。
BOOTH
- オーナーギフト機能をリリース
- スキリスト機能をリリース
- スキリスト公開機能をリリース
- VRChatワールド「BOOTH Cafe」を公開
- 「ギフトで暑中見舞いキャンペーン」を開催
- BOOTH10周年Wキャンペーンを開催
- ダウンロード商品の販売データを不正に共有・転売する行為への対策
- 商品ページから問題がある商品を報告いただけるように
VRoid Studio
メディア掲載
pixivision
CGWORLD
3Dモデルカテゴリの取引推移
まず、3Dモデルカテゴリの取扱高、注文件数、注文者数の推移をご覧ください。
2023年も取扱高、注文件数、注文者数すべてが伸びています。
2023年の3Dモデルカテゴリの取引実績は、取扱高が約31億円、注文件数が約198万件、注文者数は約14.8万人でした。
売れ方の特徴
商品の価格帯に着目することで、「3Dキャラクター」カテゴリ(いわゆるアバター)に関する注文との関係が見えるのが以下のグラフです。
安いほうがよく売れるわけではなく、むしろ価格の高い5,000〜6,999円がボリュームゾーンであることがわかります。
また2022年のデータと比較すると、5,000円〜6,999円だけでなく7,000円〜の価格帯の比率も増え、平均注文額が上がっています。
7,000円〜の価格帯の商品数が比較的少ないながら一定の注文が集まっていることからも、3Dモデルカテゴリのファンは、価格よりも、商品の魅力や商品を通じて得られる体験の価値を重視する傾向が高まっていそうです。
創作物としての3Dモデルの価値が認められクリエイターに還元される金額も増えるため、良い傾向だと個人的には思います。
3Dモデルへのユーザー1人あたりの年間支出額に関するデータもご紹介します。
こちらも、支出額が増えるにつれて該当ユーザー数がどんどん減っていくかというとそうではなく、高額な支出をされる方も多数いらっしゃいます。
特に年間支出額が高額帯のユーザー数が2022に比べて増えていて、カテゴリに対する熱量の高さ、魅力の底知れなさが感じられます。
2022年12月にリリースしたギフト機能の活用状況についてもご紹介します。(これまでに紹介したデータはすべてギフト機能に関する取引も含まれたものです)
3Dモデルカテゴリ全体におけるギフト注文の割合はだんだんと増えていき、2023年12月にはスキリストの公開機能リリースやキャンペーン効果もあってか10%を超えました。
一過性の機能に終わらず、3Dモデルカテゴリのユーザー文化に根付いたと言えるのではないでしょうか。
また、2023年は「3D衣装・装飾品」カテゴリの伸びが顕著でした。
BOOTHが3Dモデル購入者に向けて行なった、いわゆる"改変”に関するアンケート調査でも、最も多かった意見の一つが「特定のアバター対応衣装以外も着用したい」でした。
この傾向も鑑み、VRoid StudioではVRChat想定アバターなどのフルスクラッチアバターに最適化していない衣装も着せ替えられる機能を開発しベータテスト中で、一般公開に向けてブラッシュアップを進めています。
(詳細: VRChat想定アバターなどフルスクラッチアバターに3D衣装を簡単に着せることができる新機能を開発)
アバター制作クリエイター、衣装制作クリエイター、改変ユーザー、それぞれが非本質的な作業に囚われずに3Dモデルを楽しんでいただけるように努めたいと思います。
おわりに
3Dモデルカテゴリへの興味を深めていただけましたでしょうか?
前回からのアップデートも含め、3Dモデルカテゴリは非常に変化が大きい分野です。
まだ3Dモデルカテゴリに馴染みがないという方も、ぜひこの機会に飛び込んでいただけると幸いです。
つくる側でも、楽しむ側でも!
■追伸
3Dモデルを扱う世界の発展に貢献したい方を強く募集しています!