サービスづくり

内定者が聞く!pixivのデザイナーとして働くために学生のうちにできるコト

ganchan ganchan
2017.11.2
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こんにちは!18年新卒として、来年よりデザイナーとして働くganchanです。

来年からピクシブで働くことを楽しみにしつつも、「何か今のうちにやれることはないだろうか?」「どういうことを意識していればいいのか?」と気になり、今回、デザイナーのyspさんとykskさんのお二人にインタビューさせて頂きました!

ピクシブのデザイナーの仕事内容や、デザインにまつわるエピソードなど、ピクシブで働くことに興味を持っているデザイナー志望の方にも必見です!

ピクシブのデザイナー

ー yspさん、ykskさん、本日はよろしくお願いします! 早速ですが、いまピクシブのデザイナーは何人いるのですか?

ysp: いまピクシブにはデザイナーが14人いて、そのうちUI/UXデザイナーが12人、グラフィックデザイナーが2人という構成でやってます。

UI/UXデザイナーの業務としては、サービスの機能改善はもちろんのこと、新サービスやイラストコンテスト開催のランディングページのデザイン、またサイト内のバナー広告のデザインも行ったりしてます。

グラフィックデザイナーに関しては、サイト内のイラスト制作やバナー広告のデザイン、あとは紙媒体のレイアウトなども行ってます。

そのうちpixiv本体を担当してるデザイナーは3人で、その他サービスは大体1〜2名ですね。

pixivはユーザーが主役

ー pixivのデザインで意識していることを教えてください。

ysp: ユーザーが使っていて自然な感じというか、「使わせて」いることを意識させないようにして、できる限りイラストを見ることに集中できるよう配慮しています。 あくまで主役はクリエイターの作品なので、それ以外の要素は装飾を抑えるようにしてまして。

たとえば、pixivのメインカラーは青なんですが、青は昔からwebのリンクの色に使われていたくらいに馴染みのある色でして。ロゴやボタンの色も青に統一することで色数を抑えて、よりイラストを映えさせるという意図があります。

ー なるほど!そんな理由があったんですね! デザインをシンプルにすることでイラストに自然と目がいく状態を作っているという事でしょうか?

yksk: そうですね。 よく「デザインがかっこいい」と言われるサービスがあると思うのですが、それはデザイン自体に目が言ってしまっていて、コンテンツが目立たなくなっている証拠だと考えています。

ysp: そうそう。あくまでpixivはプラットホームなので、デザインの方が目立っても仕方なくて。デザイナーには全員にその意識を共有してデザインをしてもらうようにしているかな。

ー 次に情報設計に関しても教えてください!

yksk:ユーザーの体験に沿った動線を設計することですね。

pixivは今やイラストに留まらず、小説や漫画、音楽などにも関わるサービスになっています。 それにより、ユーザーの体験の種類も多くなってしまい、どれか一つの体験を突き詰めるというのが難しくなっているんです。

ー 既存のサービスを例に挙げて例えるとどういったことなのでしょうか?

yksk:例えばFacebookやTwitterならタイムラインを見るのが主な目的になるので、ユーザーはトップページからほとんど動かないと思います。 しかしpixivはイラストランキングや小説、漫画など、ユーザーが行きたい場所が多いんですよ。

それをどれかに絞ってしまうと別のサービスになってしまう可能性があります。

メインの体験である「イラストを見る」ことに関しては改善しているのですが、それ以外の動線の設計がとても難しいですね。

ー ジャンルの幅が広いサービスである分、考えなければならないことも多くなるんですね…勉強になります!

yksk: あとは、デザインにおいて装飾を排してよりシンプルにしていくと、かえってデザインが寂しくなってしまう危険性があります。 今のデザインは、コンテンツが詰まっていることで賑やかな印象があると思いますが、イラストが主役になっているかというと正直微妙かなと思っていて。

ysp: 普通であればイラストをもっと大きく見せていくべきだとは思うんですが、そうも上手くいかないんですよね。

pixivはギャラリーサイトではなく、あくまでもコミュニケーションを大切にするサービスです。ですので、人の顔もきちんと見せていくのが大事だと考えていて、それをデザインで表現しようとしてたりもします。

ただ「どこまでギャラリーサイトっぽくするか」「どこまでコミュニケーション感を出すか」の明確な線引きが難しいですね。 僕自身、そことずっと戦っている気がします。デザインに正解は無いので、これからも探し続けていくつもりです。

ー お話を聞いていて、お二人がpixivというサービスの本質をデザインで表そうと葛藤しているかが伝わってきます。
  今まで話してもらったことも踏まえて、今後の課題を教えてください!

ysp: さっき言ったように、pixivのデザインには正解が無いので、仮に間違っていたとしてもこれでいく!ということを誰かが決めなければいけないのですが、その体制を整えていくことが課題だと思っています。

その判断軸としてユーザーヒアリングなど、手段はたくさんあると思うのですが、いろいろな人が見ているので意見の1つを吸い上げて特化しづらいのがpixivというサービスだと思っています。

ー ありがとうございます。今回インタビューをさせて頂いて、改めてpixivのデザインのこと、またその大変さを知ることができました!

僕にアドバイスをください

ー 最後に、来年デザイナーとして入社する自分に向けて、アドバイスを頂けると嬉しいです。

ysp: そうだなー。まずは、ganchanがピクシブに入って何がやりたいか、かな?(笑)どうしてピクシブに入社することを決めたの?

ー 確かにそうですね・・・(笑)僕自身、小さい頃から絵を描くのが好きでよくpixivを使っていたんです。
そこで投稿されているクオリティの高いイラストに衝撃を受けて、プロのイラストレーターになることを目標に努力するようになったんです。

ysp: なるほど。そうすると、コミケにもでたりとか。

ー はい、そこで絵描きの友人ができたりしていました。でも1人の友人が「pixivにアップしても全然見てもらえない。絵を描くことが楽しくない」という理由で次第に絵を描くスピードも落ちてしまって・・・。

その記憶があって、就職活動して社員さんと話しているうちに、かの友人のように、見てもらえないために絵を描くのをやめてしまう人を救いたい!と思い、pixivにデザイナーとして入社することを決意したんです。

ysp: 熱いですね!そういう経験が自分の中にあるのはすごく良いと思う!

だとすると、ユーザーさんが普段何をしているかを観察してみることが大事かな。 TwitterなどのSNSを見たり、コミケに参加したりするのも良いけど、さらにもう一歩踏み込んでその人がどういう生活を送ってるのか観察できる環境を作れたら尚良い。そこで材料を蓄積していくと、ひらめきの材料になったりします。

ー なるほど・・・、ではやはりその絵描きの友人たちから聞いてみると良いんですね。その上で友人たちのために自分にできることは何かを考える、と。

ysp: そうだね。これって、すごく親しい人とかじゃないと難しいんですよね。たとえば僕がやると、もうpixivの中の人ってバイアスが掛かっちゃって自然な姿を観察できなくなったりする。 学生のうちならそんな環境つくりやすいだろうし、できるなら是非ともやってほしいかな。

その観察で生み出された施策が、自然とユーザーのニーズに刺さったらこんなに素敵なことはないと思うよ。

ー ありがとうございます。僕自身の経験でもあるのですが、絵を描く行為は割と孤独なものなので、成果に対しての評価がないと、人は絵を描くことをやめてしまうんじゃないかと思っていて。そういったユーザーの体験を少しでも向上させていきたい!と思っています。

ysp: あとは、誰にでも言えることでいうと、例えば良いデザインをたくさん見ることが良いかな。 特に流行りのアプリやwebのUIはくまなくチェックして、なぜこんなデザインにしたのかという理由をしっかり考えてみるとか。

そうしていくと、自分の中にだんだん哲学ができてくる。その上で、他のデザイナーの人達と議論することで、より考えを磨くことができるようになるから。

yksk: それは大切なことですよね。 それと、サービスのUIは改善をしていくものですが、デザインが変わったなって感じたときに前のものと比較できるように、スクリーンショットを撮っておくといいかもしれません。

そしてなぜこの部分のUIを変更したのか、といった理由を考えてみると、様々なサービスのデザインのトレンドを捉えられるようになります。 流行りを知るのは、デザイナーとしてとても大切なことです。

ー yspさん、ykskさん、ありがとうございました!

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