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職種・サービスを超えて理解を深める!ピクシブ流、新卒研修とは

はじめに

ピクシブでは、入社初日の4月1日から約2週間にわたって新卒研修を実施しています。

新卒として入社した最初の数週間は、その会社での働き方の土台を築くとても大切な期間です。2026年の新卒研修では、100以上のテーマを用意し、80名以上の社員が講師として登壇しました。会社や仕事、そしてプロダクトについて多面的に学びながら、少しずつ視野を広げられた濃密な時間となりました。この記事では、その全体像と実際の研修の様子を紹介していきます。

「社会人=プロフェッショナル」を、自分のものに

ピクシブの新卒研修のコンセプトは、「社会人=プロフェッショナル。ピクシブのプロとしてのマインド醸成と全社との接続」です。

この言葉の背景には、「型」を覚えるだけで終わらせない、という考え方があります。たとえばビジネスマナーや社内ルールを、ただ守るべきものとして受け取るのではなく、プロとして働くための視点を育てることを目指しています。「なぜ必要なのか」「何を支えるためのものなのか」を理解した上で行動するからこそ、学びがその場限りではなく、自身の仕事の姿勢として根づいていきます。

そうしたプロ意識を育てるための講義時間を、今年は昨年の約2倍となる計16時間に拡大しました。じっくりと時間をかけて、社会人としての視点をインストールしていく。さらに、現場の第一線で働く多くの社員と直接会い、対話しながら学べる設計にすることで、配属後も「あの時に話を聞いた人に相談してみよう」と思える関係づくりを目指しています。

視界を広げ、理解を深めるカリキュラム設計

ピクシブの新卒研修は、いきなり実務に近いことに挑戦するのではなく、視界を少しずつ広げながら理解を深めていけるように設計されています。

まずは、経営陣から会社の目指す方向を聞き、ピクシブで働く上で土台となる考え方を掴むところからスタートします。その後、各部門の戦略や職種ごとの役割、現場で働く社員のリアルな話に触れながら、組織や仕事への理解を深めていきます。

そこに加わるのが、Notion、Slack、FigJamといった社内ツールの習得や会計知識の学びです。ここでも重視しているのは、「使い方」だけでなく、「なぜその知識やスキルが必要なのか」という背景まで含めた理解です。ルールとして覚えるのではなく、仕事の意味とセットで身につけていくことで、実務に入ったときの納得感が変わってきます。

研修の終盤では、実際の業務を想定したチーム課題に挑戦します。研修で学んだ知識と考え方を総動員しながらアウトプットする実践課題は、まさに研修の集大成と言えます。そして最終日には、「どんな社会人になりたいか」をそれぞれが宣言する時間を設け、研修で得た学びを、今後の実践的な働き方へ昇華させていきます。

全社で迎え入れるピクシブの新卒研修

ピクシブの新卒研修を特徴づけているのは、「会社全体で新卒を迎え入れている」という姿勢が伝わる設計です。多くの社員が講師として関わり、仕事の進め方だけでなく、プロダクトやサービスへの向き合い方、その背景にある考えまで直接届けていきます。

研修では、講義をインプットだけで終わらせない工夫が随所に散りばめられています。1〜1.5時間ごとに振り返る時間をつくり、夕会ではグループで対話しながら内容を咀嚼します。完璧な答えを出すことよりも、考えを言葉にしてアウトプットし、フィードバックを通じて磨いていくことを大切にしています。

また、同期や異なる職種のメンバーと一緒に考える時間が多いことも、この研修の大きなポイントです。お互いが何を大事にしているのかを知り、違いを尊重しながらチームでより良いものをつくる体験をします。そこで得た感覚は、配属後、職種やチームを超えて働く場面で必ず役に立つはずです。

実際の研修から、2つのプログラムを紹介

ここからは、今年の新卒研修から、2つのプログラムの様子をお届けします。

①各職種理解座談会

先輩社員3名による座談会を聞く新卒メンバー

「各職種理解座談会」は、PM(プロダクトマネージャー)、デザイナー、エンジニア、CSなど、多様な職種が互いにどう連携してプロダクトを創りあげているのかを知る研修です。

座談会では、先輩社員がそれぞれの実体験をもとに、意思決定の背景を記録することの大切さや、優先順位の考え方、ユーザー視点を持ち続けるための工夫などについて語りました。たとえば、PMの仕事では「その決定に至った背景」を残すことが、後の判断やチーム開発を支える重要な土台になる、という話。デザイナーの視点からは、ビジュアルの美しさだけでなく、ユーザーの反応や数値をもとにクオリティを担保することの重要性が共有されました。

この研修で新卒に持ち帰ってほしいのは、「一緒に仕事がしやすい人になる」という視点です。相手に合わせたコミュニケーションを意識すること、自分の職種以外のメンバーが守っているものを理解すること、そして失敗を恐れずに今のうちからたくさん学ぶこと。こういった、働く上で持つべき姿勢を知ってもらうことが、この研修のポイントです。

参加した新卒からは、仕事に対する熱心な姿勢への感銘や、共有されたコミュニケーションの工夫を自分も取り入れたい、といった前向きな反応が見られました。

②プロダクト理解研修

「プロダクト理解研修」は、ピクシブが展開するさまざまなサービスに実際に触れながら、ユーザー体験への理解を深めていくプログラムです。

当日は、pixivをはじめ、pixiv Sketch、BOOTH、pixivFACTORY、pixivFANBOX、VRoid Studio など、多岐にわたるプロダクトごとに体験型研修を実施。実際にサービス画面を開いて、作品を投稿する、絵を描く、ショップを開設する、グッズを登録する…といったアクションを行います。画面の向こうにある体験をただ説明で知るのではなく、自分の手を動かしながら理解していくことで、「どんな価値がユーザーに届いているのか」を実感できる時間になっています。

ペイントツールPastelaの研修では、サービスを使って実際にイラストに挑戦

この研修で大切にしているのは、サービスを客観的に眺めるだけではなく、一人のユーザーとして向き合うことです。使ってみて感じたことを自分の言葉で整理し、もっとこうだったらいいのに、ここが気持ちいい、といった感覚まで含めて持ち帰る。その積み重ねが、配属後により良い提案や開発につながっていきます。

pixivFANBOXの研修では、クリエイター視点でプラン作成や投稿まで体験

新卒メンバーからは、「さまざまなプロダクトに触れて、ピクシブ自体をもっと深く知ることができた」といった声が上がりました。プロダクトを横断して体験することで、それぞれのサービスの役割だけでなく、ピクシブ全体としてどんな体験を届けようとしているのかが見えてきます。

VRoidStudioでキャラクターを作成
作ったキャラクターをVRoid Hubに投稿!「受肉体験」にも挑戦

2週間の時間が、これからの仕事につながっていく

入社直後の研修というと、「教わる時間」をイメージする人も多いかもしれません。しかし、ピクシブの新卒研修は、ただ知識を吸収するだけではなく、会社やプロダクト、メンバーを知ることがベースにあります。自分で考え、話し、試し、振り返る。そのサイクルを繰り返すことで、社会人としての姿勢や、ピクシブで働く実感を着実に自分のものにしていきます。

研修を終えた新卒の手元に残るのは、知識やスキルのみに留まらず、会社を自分ごととして捉える視点、プロとして働く自覚、そして社内の至る所にいる仲間とのつながり。そんな最高の土台を持って、それぞれの現場で新たな一歩を力強く踏み出してもらえればと思います。


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新卒研修担当者インタビュー inside.pixiv.blog

ピクシブ株式会社
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