こんにちは。17新卒のhnpnです。 私はピクシブに新卒で入社したのですが、友人と会社の話をすると、弊社独自の仕組みが多数あるように感じています。
そこで今回は、人事として中途入社されたmurapiさんに、ピクシブならではの制度や福利厚生についてインタビューしました!
本日はよろしくお願いします。まず自己紹介をお願いします。
murapiと申します。中途でピクシブに入社しております。前々職では人材紹介会社にて採用支援、前職では人事コンサルや研修企画の仕事をしていました。その経験を活かして、ピクシブでは採用から研修、労務まで、人事全般の業務に携わっています。
中途入社されて、他社と比較して感じた「ピクシブらしさ」はありますか。
他社と比較して、圧倒的に自由度が高いところがピクシブらしさだと思います。 ルールはありますが、社員同士の心理的な距離が近いため、各人がそれぞれ思ったことを自由に言いやすいカルチャーが存在しています。仕事の進め方についてもかなり自由度が高いです。
規律の厳しい会社では、いわゆる上意下達的に与えられた仕事をこなしていくスタイルが多いかもしれませんが、ピクシブでは常識や固定概念を疑ってゼロベースで思考して、自分自身で仕事の進め方を考えるため、自由度が高いと言えます。 また、社員は年齢や国籍、価値観に関して非常に多様性の高い会社だと感じています。
たしかに。私も入社して、自由度の高さを感じています。なぜそのようなピクシブらしさが形成されたと思われますか?
端的にお話すると、「ピクシブが大切にしている価値観」と「それを支える仕組み」によって、自由度の高い「ピクシブらしさ」が形成されていると思います。
「ピクシブが大切にしている価値観」とはどんな価値観でしょうか?
ピクシブが大切にしている価値観は「同じ場所にみんなが集まって、コミュニケーションをとりながら仕事をする」ということです。
現在では数多くの企業がリモートワークやフレックスタイム制など多様な働き方を推進しており、それに相まって、会社に属さずに個人でも仕事ができる環境が整っています。つまり、わざわざ会社に所属しなくても活躍できる時代が到来しているわけです。そんな時代だからこそ、会社に所属する意味は、個人では成し遂げられないスケールとスピードで価値を生み出すことができることにあります。個人では成し遂げられないスケールとスピードを実現するためには、同じ場所にみんなが集まって、コミュニケーションをとりながら仕事をしたほうが、理にかなっていると考えています。だからピクシブではこの価値観を大切にしています。
なるほど……!そのような価値観を大切にしてきたからこそ、今のピクシブらしさがあるのですね。ではその価値観が反映された仕組みを実際にいくつか紹介いただけますか。
もちろんです。今回は、5種類の仕組みや福利厚生制度についてご紹介します。
みんなで集まって話す仕組み
1.オフィス設計
なぜこの机が使われるようになったのでしょうか。
歴史的なお話をすると、昔は快適なオフィスを目指して広い机を採用しておりましたが、スペースが広すぎて、物理的な距離が発生してしまい、社員同士の会話がなくなってしまいました。そこで物理的な距離をある程度縮めて、自然とコミュニケーションが発生するような設計を採用いたしました。社員がデスクに好きなもの(フィギュア等)を置いているので、コミュニケーションのきっかけにもなっています。
机以外にも、ピクシブ独自のオフィス設計はありますか。
特徴は他にも様々あります。ピクシブには会議室が基本的にはなく、オープンなスペースでみんなが何をやっているのかがわかるような設計になっていたり、オフィスをカラフルにして社員のテンションを上げたり、他の社員が何をしているのか見てもらうために、あえて行きたいところに最短距離で行けない構造になっていたり、みんなが集まりやすいバーカウンターがあったり……。オフィス設計に関しては後日別の記事にて改めてお話いたしますね。
2.ランチ会
そもそもランチ会はなぜ生まれたのでしょうか。
歴史的なお話をすると、ピクシブ社員が未だ少なかった頃は、会社規模で昼夜逆転生活になっている社員が多かったようです。 そこで、最初は会社でランチを準備すればみんな早めに出勤するようになるのではないか、と考案されました。 その頃からみんなで集まって話すことが大切という価値観があったようですね。
murapiさんが入社後、ランチ会に参加した時の感想を教えてください。
中途入社の身としては、ありがたかったですね。 いろんな人と交流するきっかけになりました。 人事として、誰が何を考えているのか、強みや課題がどこにあるのかを知ることは非常に重要なことです。それらを知る最初の一歩となりました。
3.住宅手当(代々木ファイブ)
なぜピクシブは住宅手当を作ったのでしょうか。
先ほどもお伝えしましたが、ピクシブでは人と人とのつながりや一緒に働くこと、同じ空間を共有して働くことを大切にしています。
より長く同じ時間を過ごす手段として、会社の近くに住みやすくなるように住宅手当制度をつくったようです。 会社の近くに自宅があれば、集まりやすく、終業後もコミュニケーションをとりやすい距離にいられますよね。ピクシブではアニメやマンガなど共通の趣味を持っている社員が多いため、つながりを深めやすいと思います。
実際に住宅手当を利用している方は、どんな様子ですか。
やはり趣味が同じで家が近いため、自然と友達ができたという話を聞きます。終業後、複数人でボードゲームやカードゲームで遊ぶ様子もよく見ますね。その他にも満員電車に乗らなくて良くなる、配偶者手当が手厚いという利点から、入社後に引っ越される方もいます。
利用者は全社員の約7割で、新卒や若手社員の利用が多いです。
4. フリードリンクとオフィスファミマ
これらは単なる福利厚生ではないんですか。
これらの設備を一箇所にまとめておくことで、近くに来た人と自然とコミュニケーションが発生するようになっています。ドリンクを取りに行く時や何かを購入しようとする時、自席で仕事をしている時よりも話しかけやすい雰囲気がありますよね。
自然と「みんなで集まって話す」状況を作っているんですね。
そうですね。私はこの立ち話がきっかけで、仕事が進んだこともあります。 それから、お腹が空いた時にすぐ栄養補給ができるため、業務効率もあがっています。
5. コンディショニングケア
コンケアも「みんなで集まって話す」仕組みの一つなんですね。
そもそも会社に来ないとコンケアを受けられませんからね。笑 もちろん、リフレッシュによる業務効率UPにもつながります。
まとめ
何気なく利用している会社の制度を振り返ると、「みんなで同じ場所に集まって話す」きっかけの多さと密度の高さを感じました。
私の前職は隣の事業部が何をしているのかわからないような状況でした。 ピクシブはチームでものづくりをしているので、普段から気軽に話すことができる関係づくりが大事だと思っています。
これからも、ピクシブ社員が個性を最大限発揮して、「創作活動がもっと楽しくなる場所を創る」というミッションを果たしていくことに貢献していきたいですね。
ありがとうございました!