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ピクシブの根幹、プレミアム事業を技術で支えてみませんか?

こんにちは。ピクシブの社内エンジニア職横断組織「エンジニアギルド」マネージャのbashです。主にエンジニア採用プロセスを取りまとめています。

ピクシブでは複数の事業部があり、様々な専門性を持ったメンバーが集って事業領域にフォーカスする体制を取っています。各事業部にいる技術のキーパーソンがどのような考えでエンジニアリングを進めているのかを紹介したいと思います。 今回はプレミアム事業部という組織を率いて、事業部テックリードも兼ねているjaggyさんに話を聞いてみたいと思います。


まずは自己紹介をお願いします。

プレミアム事業部 事業部長兼テックリード代行のjaggyこと高橋です。2012年にピクシブに新卒で入社。現CTOのharukasanとは新卒同期という関係にあります。

最初は新規会員や有料会員数を伸ばすグロースチーム、イラストコミュニケーションサービスpixivのプロダクトマネージャを経て、データ活用を横断的にサポートするデータ駆動推進室の立ち上げを行ったのち、今の役割を担うことになりました。

もともとはエンジニア職としての入社ではないのですが、これまでの業務上多くのエンジニアたちと関わる経験が多く、自分自身もデータ活動でエンジニアリングに関わることが多いのもあって、テックリードという役割も合わせて持たせてもらってます。

プライベートではVTuberの配信を熱心に見てます。複数を同時に視聴することもあるため一日のYouTube視聴時間が24時間を超えることもありました。

プレミアム事業部の簡単な説明をお願いします。

ピクシブは事業的には、広告や有料会員などが主な収益の柱です。プレミアム事業部ではそのうちの有料会員、いわゆるpixivプレミアムを担っています。有料会員の体験を高めて長く使ってもらえるようにしつつ、ピクシブの収益も支えていくという部署です。

業務内容としては、有料会員向け機能開発、メンテンナンス、カスタマーサクセスと、また決済とも密接に関わる、pixivとしてのプレミアムシステム基盤そのものの整備を管掌しています。

現在のチーム体制を教えていただけますか。

事業部メンバーとしては、ビジネス系6名、エンジニア系3名で、エンジニアは他の部署との兼務となっています。

ビジネス系メンバーは主にプレミアム系施策検討や進行管理、エンジニアはシステム面での実現を担っています。事業部内は2つの部に分けていて、それぞれにマネージャを立てて業務とメンバーを取りまとめてもらっています。

現在所属しているエンジニアは他事業部との兼務なのですが、今後はきちんと専任メンバーを立ててプレミアム事業部としての開発体制の整備に力を入れたいと考えています。 そこで直近ではテックリード候補とフロントエンドエンジニアを募集しています。

有料会員向けの機能追加では、各プロダクトを所管する事業部メンバーとプロジェクトを組んで進めることになります。そのため直近ではコンパクトなチームで俊敏さを保ちたいためミニマムでの募集をしています。ただプレミアム基盤自体を強めてつなぎこみをスムーズにするために、プレミアム事業部にフルコミットする技術チームは欠かせないと考えています。

今年度中には、テックリード、フロントエンドエンジニア、バックエンドエンジニアの構成でユーザからネットワークまでカバーできる技術チームを組んで、技術部分はおまかせしていきたいと考えています。なお今回の募集がテックリードとフロントエンドエンジニアのみになっているのは、pixiv開発全体を見渡したときにフロントエンド部分が要所になっているためです。優先順位を上げて募集を進めています。

もちろん、この体制は今後別の形になる可能性もあります。たとえばよりプレミアム基盤を強化することに踏み込むことになった場合は、もっと厚いチームにすることも考えられます。事業部横断でバランスを見てその時々にあったよいフォーメーションを柔軟に組み替えていくつもりです。

なおテックリードには、得意な技術分野で腕を奮ってもらうとともに、プレミアム事業部としての技術チームを作ることや他部署のエンジニアと共同戦線を組むこと、アーキテクチャ面での意思決定を行うことを期待しています。どしどし権限移譲をしていくので、自由に力を発揮してもらいたいです。

いまはどういうタスクにフォーカスして取り組んでいますか?

pixivのプレミアムユーザの体験向上に取り組んでいます。現状pixivは最も弊社のプロダクトでユーザ規模が大きく、また今後の海外展開などでの規模スケールと多様性の増加が予定されています。それらのユーザーに対して、もっとpixivを楽しんでもらえるようにしつつ、有料会員向けのサービスに興味を持ってもらえればと考えています。

それと同時に先々への仕込みも進めています。pixiv以外のプロダクト、例えばBOOTH、pixivFANBOX、Sketchなどのプロダクトにおいてもpixivのプレミアム会員としてのメリットを享受できるようにしたいと考えております。それぞれの事業部でそれぞれの目標を見据えて成長へと取り組んでいますので、事業部を超えて相乗効果を上げるための戦略を作っているところです。

プレミアム事業部のエンジニアリングでのやりがいはどんなところですか?

もちろん技術的な意味での腕前が試される環境ですが、この事業部はとくにピクシブ全体の有料会員サービスをになっているため、社内でも横断的な責務を持っています。社内の全プロダクトのドメイン知識やサービス戦略を把握して行動する必要があるため、事業的なコミットもやりがいが高いと考えています。

また事業的なKPI達成だけでなく、各プロダクトのデザインに沿ったユーザ体験を高めて、楽しんでもらうことも忘れてはならないことです。簡単ではありませんが、やり遂げたときの感慨は一入です。

そしてテックリードには、実装やシステムにまつわる課題解決や、部署をまたいだ技術チーム間での協同体制づくりなど、様々な面でエンジニアリングが求められるため、乗り越えたときには成長を実感できると思います。

未来のチームメンバーに、何かメッセージはありますか?

有料会員はピクシブの大事な収益の柱です。その収益はプレミアム事業部に限らず、社内の様々なプロダクトを発展させる原資です。そのためわたしたちの活動が社内の全メンバーを支えているという自負で働いています。 それだけに期待値も求められる事業理解度も高いですが、ほぼすべてのプロダクトにアクティブに関わっていけるのは大変楽しい仕事でもあります。

テクノロジー面で考えても、to C向けのサブスクリプション機能を大規模に提供している比較的珍しい事業を担っています。決済というとても大事でシビアな部分を管理し、その面を安定かつ高速に組み上げる、非常に希少な体験ができると思います。

また今後もビジネス職、エンジニア職とそれぞれの専門分野は互いにリスペクトしつつ、悪い意味で役割を切り離す必要はなく、一緒にいいものを作り上げることは変わらず進めたいと考えています。そのため、ビジネス戦略的なところにコミットする楽しさも味わえます。既存メンバーはビジネスに非常に強いわけですが、ぜひ技術面だけでなくビジネス面もバチバチに議論できる方と仕事ができるととてもうれしいです。


jaggyさん、ありがとうございました。ピクシブのプレミアム事業部では以下の2つのエンジニア職の採用ポジションをオープンし、新たな仲間を募集しています。本ブログの内容をご覧いただき、興味をお持ちの方は下記募集ページのよりエントリーをお願いいたします。

https://recruit.jobcan.jp/pixiv/show/b001/259007recruit.jobcan.jp https://hrmos.co/pages/pixiv/jobs/002hrmos.co

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bash
経営企画補佐 兼 エンジニアリング室長。 2013年に広告配信エンジニアとして入社し、その後開発マネージャ、関連会社CTO、VPoE、コーポレートIT立ち上げと、支える活動をひたすら切り拓く挑戦を繰り返してきた。 現在は、solver & right handの経営企画分野スタッフ業とEngineering Office運営業を持つ。 タイプとしては知略が使える本能型。キャッチフレーズは「真面目なSE、真面目にSE」。 プライベートでは #RubyMuscleMixin ハッシュタグで健康のためのウェイトトレーニングに日々取り組んでいる。 個人の公式FANBOX https://bash0c7official.fanbox.cc/
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jaggy
2012年にピクシブ株式会社に新卒入社。入社後グロースチームリーダー、pixivのプロダクトマネージャーを経験し、直近ではサービスを横断したデータの分析や経営戦略の立案に関わる。 2018年12月よりデータ駆動推進室の室長に就任。データを活用した意思決定の文化を社内に広めるべく活動。 2020年1月より、プレミアム事業部の事業部長に就任。有料会員向けサービスの会員数向上のために事業方針の構築を行っている。