サービスづくり

pixivのタグからトレンドを探る!2017年下半期のタグ数推移・ランキングを公開

jaggy jaggy
2018.1.31
シェア
ツイート
ブックマーク
トゥート

こんにちは!プロダクトマネージャーのjaggyです。 普段はPC・スマートフォン版pixivのサービス開発や方針決定を担当しています。特に最近では、サービスのドメイン理解やユーザーの把握のため、データ分析・解析に注力するようになりました。

その過程で、pixiv内での流行トレンドが可視化できるようになったので、みなさんにもご紹介したいと思います。

pixivのタグからトレンドがみえる

pixivでは、投稿された作品にタグをつけることができます。このタグは投稿者でなくても、誰でもつけることができます。また、そのタグから検索して作品をめぐるのがpixivでの楽しみ方の一つであるため、どのタグがよく見られたか= pixivのトレンドだと考えることができます。
今回のトレンド調査では、このタグの関連数値を手掛かりとして分析をしていきます。

また、pixivでの楽しみ方は、「作品を投稿すること」また「投稿された作品を閲覧すること」の2つがあります。タグの使い方にも表れているように、「投稿」するのと「閲覧」するのではユーザーの目的や体験が異なるため、人気タグの推移やランキングも変わります。

今回は、「投稿」体験と「閲覧」体験の二分野に分けて、2017年下半期での投稿作品に関するタグ推移を分析します。

pixivで人気のタグはアニメやゲームの名前が多い

まずは、投稿された作品におけるタグ推移から説明します。投稿される作品のトレンドは、各年で様々ですが、アニメやゲームの名前が多く、当時の人気コンテンツに大いに影響を受けやすい傾向があります。

投稿における人気タグ数は以下のように推移していました。見やすくするため、上位いくつかのタグを抜粋しています。

▪️投稿における人気タグ数の推移

※各週でのタグごとの投稿数の推移をグラフ化しています

▪️投稿におけるタグ数上位ランキング
1.Fate/GrandOrder
2.東方Project
3.艦隊これくしょん
4.アイドルマスターシンデレラガールズ
5.ポケモン
6.刀剣乱舞
7.けものフレンズ
8.初音ミク
9.おそ松さん
10.アズールレーン

根強い人気を誇る「Fate/GrandOrder」「東方Project」「艦隊これくしょん」が上位1〜3位を占めています。一時的にかなりの増加数を見せた「初音ミク」タグは、初音ミクが2017年で誕生10周年を迎えたこともあり、初音ミクの誕生日(2007年8月31日)に合わせての投稿だと考えられます。2017年秋からは「アズールレーン」も増え始めています。

2017年12月中旬より全体的にタグの数が増加しているのは、コミックマーケット93の開催で宣伝ツールとして該当タグをつけて、pixivに作品投稿するユーザーが多かったことと推測されます。

▪️閲覧における人気タグ数の推移

続いて、閲覧です。投稿体験におけるタグ推移とはまた違う動きになっていました。

※各週でのタグごとの検索ユーザー数をグラフ化しています

▪️閲覧におけるタグ数上位ランキング
1.Fate/GrandOrder
2.艦隊これくしょん
3.アズールレーン
4.刀剣乱舞
5.ポケモン
6.アイドルマスターシンデレラガールズ
7.ユーリ!!! on ICE
8.けものフレンズ
9.おそ松さん
10.宝石の国

9〜10月に「アズールレーン」が急上昇しましたが、「Fate/GrandOrder」が安定して首位を守りました。「アズールレーン」は11月後半より2番目に多いタグになりました。3位以降は「ユーリ!!! on ICE」「刀剣乱舞」「艦隊これくしょん」が順位をキープし続けています。

また、推移グラフでは「ユーリ!!! on ICE」が「刀剣乱舞」よりも数が多い傾向にありますが、ユニークユーザーでカウントしている上位ランキングでは、「刀剣乱舞」の方が多い結果となりました。このことから、「ユーリ!!! on ICE」は同じユーザーが多く検索・閲覧をしており、コアなファン層を抱えていると推測されます。

(参考)イベント名における人気タグ推移

最後におまけですが、イベント名でのタグも分析してみました。やはり夏冬のコミケ直前はかなり増えますね。

※各週でのタグごとの検索ユーザー数をグラフ化しています

タグトレンドはこう役立ててます

タグの分析からみるpixivのトレンド、どうでしたか?その時々の作品トレンドが目に見えてわかって面白いですよね。僕自身も興味深く思いながら分析していました。

タグトレンドは、pixivの運営面でも参考にしていることが多く、例えばイラストコンテストの企画やコミケで販売する画集に役立っています。 例えば、去年の夏コミではFate/GrandOrderを、冬コミではアズールレーンを題材としています。

また、アニメ放映のあとはタグ数が急激に伸びることも多く、ブームの参考にしていることもあります。 例えば、「ポプテピピック」が急上昇してきた時には、pixivのメディア「pixivision」で「急上昇ワード」として記事を出したりもしました。

→pixivで話題の「ポプテピピック」とは? イラストもご紹介!!【急上昇ワード】

サービス開発でもこのデータは生かされていまして、例えば投稿者が次に描く作品の参考にしてもらえるように、創作アイディアページ上で検索ランキングとして今の流行りや閲覧者の多いコンテンツの情報を伝えています。

pixivが持つデータの面白いポイント

pixivでは、ユーザーの趣味・嗜好や年齢・性別などのデータを利用したコンテンツや広告のレコメンドをしていますが、pixivは下記のようなデータの優位性を持っています。

・アニメ、漫画などのサブカル領域に特化したユーザーの行動データ
・作品の閲覧データ、投稿データなど
・国内外からの幅広いアクセス
・日本だけでなく、海外からのアクセスも多いため、世界中の流行可視化が可能

これらの特性を生かしたデータ分析、または解析にまつわるノウハウや奥深さについては、また別の機会にお話したいと考えています。それでは、また!

シェア
ツイート
ブックマーク
トゥート