この記事では2020年5月時点でピクシブの社員全員が使っている主なSaaSを紹介します。
ピクシブとSaaS
ピクシブはpixiv、BOOTHなどクリエイターを支援する様々なサービスを提供していますが、これらは基本的に内製しています。 業務を支えるシステムは最近ではもっぱらSaaSを選ぶことで、社内の開発・運用力をユーザ向けにフォーカスするようにしています。
そんなピクシブでは、かつてはチームごとにバラバラにSaaSを選んで使うことを基本にしてきました。 現在はチームが違えどピクシブのプロダクト全体を皆で支えているという意識が高まり、チーム間での共通言語化をすること、利用ノウハウを高めることの重要さが上がってきました。 そういう変化を背景として、徐々に使うSaaSを全員で同じものを使うようになってきています。
なお今でも新しいサービスの利用が必要になったら、どの社員でも申請することができます。 導入に際してのサービス評価では業務利用を行う以上安定性・確実性はもちろん大事にしていますが、新進気鋭のSaaSも積極的に取り込んで、事業全体を加速できるようにしています。
OneLogin
生パスワードを個人ごとに記憶する必要がなくて大変便利です。
G Suite
gsuite.google.co.jp メール、オフィスツール、ドライブ、meetを主に使っています。 ピクシブではNASは数年前にドライブに移行しました。 Microsoft Officeはどうしてもそのドキュメント形式を扱う必要があるメンバーのみにライセンスを付与しています。
Slack
slack.com スタンダードなビジネスチャットです。数多くのemojiが登録されています。
ClickUp
clickup.com プロジェクト/タスク管理ツールとして4月から全体で導入しました。 ポップなUIとアグレッシブなアップデートが魅力です。
Notion
www.notion.so 事実情報を体系的にストックするツールとして4月から全体で導入しました。 データベース機能によって複数のページをとりまとめて管理できるのが魅力です。 このデータベース機能はいわゆるカード型というもので、PC98時代に触った桐を思い出しました。
esa
esa.io 「ポエム」を書き残すツールとして長年使っています。 5年前と比べて、事実情報をうまく扱えるようになってきましたが、「創作活動を楽しくする場所を創る」という経営理念のとおり、楽しさなどの感覚は今も大事に思っています。
Looker
info.looker.com データ分析ツールで2019年から全体で導入しています。 最近ではプロダクト開発やセールスなどのフロント業務だけでなく、バックオフィスの業務でも活用が進んでいます。
Zapier
サービス間をつないで連携させることができるサービスです。 2020年から全体で導入し、通知系やタスク管理などとの連携でよく使われています。
定番のものも、新しいものも様々あったかと思います。 今後別の記事で、それぞれのSaaSをどのように使っているかを深堀りしてご紹介していきます。