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硬式庭球部 活動100回の軌跡

pixiv小説チームに所属しているエンジニアの pawa と申します。テニスは世界ランク-位(ランキング対象外)です。普段は以下のような記事を書いています。

Web開発や自然言語処理以外では、球技も好きで、唯一定期的に活動している運動部である会社テニス部の立ち上げ人でもあります。社外の野球サークル運営経験をフルに生かしてテニス部を運営して、この度、会社テニス部の活動100回を達成しました。 倍率が高くてテニスコートが取りづらいことで知られる都内(23区内)で、かつ運動部の実績がまだなかった弊社でここまでやれたのは奇跡です。

第100回の活動の集合写真(全員が別部署のメンツ)
第100回の活動の集合写真(全員が別部署のメンツ)

テニス部の記事はここ2年近く書いていませんでしたが、新型コロナウイルスによるテニスコート使用禁止期間を乗り越えて活動しています。過去には以下の2記事を出しています。

現在テニス部のアクティブなメンバーは弊社の社員7人+テニスオフというサービスで知り合った社外メンバー3人です。 人種や言語の違いさえ飛び越えて1つになれるのがスポーツの魅力であるので、社員の入部を最優先にしつつ社外メンバーも入部歓迎のスタンスで部を運営しています。

チーム名は「tennixiv」
チーム名は「tennixiv」

100回活動するだけで人はどれだけ変われるのだろうか

活動の軌跡を時系列に書くと以下の通りです。

2人で始まった第1回:2018年3月17日

全てはここから始まりました。初心・初級者同士で大量のダブルフォルトを生み出しつつテニスの試合のような何かをしていました。

第1回目のテニス部の活動の様子
第1回目のテニス部の活動の様子

〜第21回:2018年10月6日(創部から約半年間)

第2回目は4人が集まって、その後も数名が入部しました。新規入部メンバーも初心・初級者が大半だったので、基礎練習を中心に最後の方で少し試合をやるというスタイルが定着しました。

ダブルフォルトの嵐を防ぐためのサーブ練習をしたり
ダブルフォルトの嵐を防ぐためのサーブ練習をしたり

スイカボールで回転による影響を教えたり
スイカボールで回転による影響を教えたり

動きの複雑さを抑えるために縦方向の動きを制限してストローク練習をしたり
動きの複雑さを抑えるために縦方向の動きを制限してストローク練習をしたり

始業前8-9時で朝練したり
始業前8-9時で朝練したり

オートテニス(バッティングセンターのテニス版)で反覆練習したり
オートテニス(バッティングセンターのテニス版)で反覆練習したり

相手コート深くに打ち込む練習をしたり
相手コート深くに打ち込む練習をしたり

サーブ&リターン(レシーブ)の練習をしたり
サーブ&リターン(レシーブ)の練習をしたり

チャンスボールを決めるためにスマッシュ練習をしたり
チャンスボールを決めるためにスマッシュ練習をしたり

ダブルスの試合形式の練習で試合勘を養ったり
ダブルスの試合形式の練習で試合勘を養ったり

経験値が僅かにたまってきた第19回目には「スピンサーブ」の練習をしたり
経験値が僅かにたまってきた第19回目には「スピンサーブ」の練習をしたり

という感じで鍛錬を重ねました。私自身がうまくなることだけを考えればもっと強い人たちとやれば良かったのかもしれません。しかし、社会人になって始めるスポーツはうまくなるためだけにやるものでもないだろうと考え、あえて初心・初級者同士でうまくなる道を選択しました。

ITS硬式テニス大会出場:2018年10月13日

創部後約7ヶ月で大会に初出場しました。大会出場メンバー6人のうち、テニス部部長の私がこの時点でテニス歴1年1ヶ月(左利き歴6ヶ月,右利き歴7ヶ月)で、他のメンツでは3人がテニス歴半年少々でした。そのため、経験値の差を埋める術なく負けました。(大会出場の詳細記事:テニス経験ゼロから会社テニス部を作ってIT健保の大会に出場するまで

初の大会出場結果はブロック最下位
初の大会出場結果はブロック最下位

現在の我々はこの時期から別人レベルでパワーアップしました。今のベストメンバーで実力を出せればもう来年(2021年)は決勝リーグ進出も狙えるでしょう!*1

第23回:2018年10月28日〜第47回:2019年4月14日

大会直後は負けたのが悔しすぎてメンバーが少ないときはまだまだ基礎練習をやりまくりました
大会直後は負けたのが悔しすぎてメンバーが少ないときはまだまだ基礎練習をやりまくりました

元テニスコーチであるtaskey株式会社の中の人に指導していただくこともありました
元テニスコーチであるtaskey株式会社*2の中の人に指導していただくこともありました

2019年2月(第40回)にはボレー&ストロークもかなり形になってきます
2019年2月(第40回)にはボレー&ストロークもかなり形になってきます

第40回を超える頃から好プレーもどんどん生まれるようになってきました。

(画面奥)ライン際いっぱいのボールも返球できるようになり
(画面奥)ライン際いっぱいのボールも返球できるようになり

気迫のダイビングも生まれるようになりました
気迫のダイビングも生まれるようになりました

渋谷区春季硬式テニス大会ダブルス3部出場:2019年4月21日

創部から1年少々の時期に、社会人になってからテニスを始めたメンツ4人で区民大会にも出場しました。結果は1セットマッチ0-6で初戦敗退でした。区大会に出るのはさすがに時期尚早でした。ただ、ポイントがまったく取れないこともないことが分かっただけでも収穫でした。

区民大会の試合中の様子
区民大会の試合中の様子

第49回:2019年4月27日〜第54回:2019年8月4日

第50回を超える頃には初心者がテニスをしているという感じは抜けました。ただ、私自身も含め、悪い癖がまだ取れりきれていない部員でたまに基礎練習もやっていました。

第53回は手打ち撲滅回でした
第53回は手打ち撲滅回でした

テニスイズム(TENNISIZM)というテニス系YouTuberのレッスンイベントに部員2名で参加したりもしました。(以下の動画内で2名とも出演しています。)

第55回:2019年7月6日〜第68回:2019年10月6日 〜部長一時交代による変化&テニスオフの活用へ〜

第55回から、試験的に一度テニス部部長の座を他の部員に譲りました。ここで大きな変化が起こります。これまでテニスコートの予約・道具運搬・会計・練習メニュー考案・大会参加の手続き・動画撮影と編集とアップロード等、すべて部長である私が1人で担当していたのが分業制に変わりました。また、新部長がテニスオフというサービスを利用して練習会を主催して一緒に練習する仲間を増やしてくれました。

テニスオフのスクリーンショット。このサービスの活用で初対面の方とテニスをすることが一気に増えました
テニスオフのスクリーンショット。このサービスの活用で初対面の方とテニスをすることが一気に増えました

創部した当初はテニスオフを利用するなんて考えもしませんでしたが、テニス部員のレベルが上がったことによって、いつの間にかテニスオフを利用するという選択肢が使えるようになっていました。

テニスオフのメンバー相手にストレートに返してポイントを取る創部者
テニスオフのメンバー相手にストレートに返してポイントを取る創部者

第69回:2019年10月20日〜第91回:2020年3月15日

新部長の元で分業体制が敷かれた後は、創部者である私自身に部長の座が戻ってきて、これまでの部長は副部長になってサポート役になりました。(とはいえ副部長のほうがよっぽど部長っぽい感じがしますが。)

第69回以降は、経験の浅い新入部員が多い回は副部長による球出し練習を中心にやって、ある程度経験値が貯まった社員が多い回はテニスオフでもメンバーを集めつつ試合を中心にやるというスタイルが定着しました。

ショットが決まってテニスオフのメンバーとハイタッチする副部長。この回で出会ったテニスオフメンバーのうち、2人はこの部に入部していただけました
ショットが決まってテニスオフのメンバーとハイタッチする副部長。この回で出会ったテニスオフメンバーのうち、2人はこの部に入部していただけました

新型コロナウイルスによる活動停止期間:2020年3月16日〜2020年6月19日

新型コロナウイルスによって東京都内のテニスコートが軒並み利用停止になって、テニスのやりようがなくなりました。私も大人しく自粛していました。テニスがしたい気持ちをずっと我慢してようやくテニスコートが使えるようになって活動再開になったのは2020年6月20日でした。競技中以外のマスク着用は当然として、施設運営側で用意された健康状態チェックシートを利用しつつ厳戒態勢で活動しました。

第92回:2020年6月20日〜第100回:2020年10月18日

テニスコートを使用出来るようにはなりましたが、利用可能コート数は半減、利用可能時間帯も前後の利用団体と重ならないように半減という状況での活動再開でした。また、電車で長時間移動する必要があるメンバーはコロナで活動を控えたりと、なかなか全員が集まる機会がありませんでした。しかし、最近になってようやく屋外での活動が緩和され、どんどん活動ペースが戻ってきました。私自身も、自粛で筋力が落ちてしばらく調子が出ませんでしたが、最近ようやく復調しつつあるという具合です。

活動再開後、社内メンバーも社外メンバーも1名ずつ増えて、テニスオフでメンバー募集しなくても大抵はメンツが揃う体制になりました。

2020年10月18日にはとうとう活動100回に到達しました。

活動100回達成記念写真
活動100回達成記念写真

意義のある活動だったか

テニスをやっていなければ決して関わることがなかった出会い、テニスを教える上でどうすれば動きを理解してもらいやすいかと試行錯誤して学んだこと、部員の復習のためにテニス部の活動を動画撮影して編集し続けて得た動画編集力、テニスがしたい人のために頑張り続けて鍛えられた精神力、部員みんなのテニス技術向上などなど、もはや意義しかない活動だったと個人的には感じます。

今やテニスが生きがいですが、仕事面でみても、お互いテニスをしていないときよりは遥かにどういう人かを理解できるので、やりやすさを感じます。他の部員もそう感じていることでしょう。これ以外にも、楽しくテニスしているだけで部員の足腰の筋力が上がって健康にもなるしで良い事しかありません。

今後のテニス部がどうあってほしいか

これからどんなテニス仲間と出会うのか、大会でどれくらい通用するようになっていくのか、どんなライバルたちと闘うことになるのか、上達した先はどんな世界か、ワクワクが止まりません! まだ見ぬ世界を見る日のため、限界を超えていきたいですね。

ひとまずのチーム目標は、ITS硬式テニス大会は決勝リーグ進出。区民大会は1勝が最低ラインでしょうか。2020年は新型コロナの影響もあって1つも大会出場できていませんが、2021年は頑張りたいです。「楽しんでテニスして、30年腐らない技術を身に着けて試合に勝とう!」が当部の理念であるので、楽しみつつも他の団体に移っても通用するレベルに技術も向上してテニスプレイヤーの輪が広がると部としてこの上ないことかと思います。

弊社の現部員紹介

pawa(pixiv小説チームのエンジニア)
この記事を書きました。野球のために足腰鍛えようと思っていくつか別のスポーツに取り組んでいたらテニスにハマってしまいました。不器用ですが自他共に「テニスができることが財産」となるように頑張ります。

tattsun(pixivのコミュニティマネージャー)
記事の中で出てきた、一時的に部長になったtattsunです。tennixivが好きすぎて、ボールを並べたり海辺で珊瑚や貝を並べたりしちゃいます。 今後も社内外・老若男女を問わず一緒に楽しめる仲間を増やしていきたいです!

SOSSII(FANBOXチームのエンジニア)
この活動でテニスをはじめ、スポーツの楽しさに目覚めました。 おじいちゃんになっても元気にコートを走りまわれる体を目指して頑張っています。

mytk(pixivレコメンドチームのエンジニア)
集中力や健康欲しさにtennixivでテニスデビューしました。 球技自体初ですが上手く返せたときは嬉しいなと思いながらやってます。

okaken(pixiv小説チームのエンジニア)
入社してからテニスを始めて、テニス歴1.5年程度の新米。コート内でよく転ぶ。 転ばずに打ち返せるように頑張ります。

mittsu(新規事業部のリードデザイナー)
学生時代にずっと軟式をやってました。硬式のバックハンドやボレーが身につく気がしないですががんばります。

ko_chan(アドプラットフォーム部 プログラマティックディレクター)
記念すべき第100回目の活動に、お邪魔させてもらった初参戦の部員。 10年ぶりぐらいにテニスをしたら、身体全体が筋肉痛。少しずつ皆さんのレベルまで追い付く事が目標。

これらのメンバー以外にも様々な方に参加していただけました。

*1:2020年は新型コロナの影響で大会に出られず

*2:チャット風小説を読めるアプリで有名

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pawa
2015年10月に新卒入社。言葉を扱うWebアプリケーションを作るのが好き。好きなCGIスクリプトはWeB DoRaMa。