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アメリカ最大級のアニメイベント「Anime Expo」にpixivが初出展

こんにちは! ブランドアクティベーション室で海外アライアンスを担当しているwanchanです。 ブランドアクティベーション室とは、ピクシブブランドを海外で活性化させることをミッションとしているチームです。

pixivは2022年7月1日(金)から4日(月)に、アメリカ・ロサンゼルスのロサンゼルス・コンベンション・センターで開催されたアニメイベント「Anime Expo」に初出展をしました。 今回はその様子をお伝えします!

まずはイベントレポート動画をご覧ください。 www.youtube.com

pixivisionでは、イベントへの参加レポも公開しております。

海外は同人誌よりもポスターがメイン?北米最大級のアニメイベント「Anime Expo」レポ www.pixivision.net

「Anime Expo」とは

「Anime Expo」とは、毎年アメリカ独立記念日の7月4日の週末に開催される、北米最大のアニメ・コンベンションです。

アニメやマンガ、日本文化に関連する企業の出展だけではなく、ゲームを中心に展開される「Entertainment Hall」や、クリエイターが自分の創作を販売・交流できる「Artist Alley」、各企業や有志による様々なセミナー・トークステージなど、盛りだくさんの企画が用意されており、毎年多くのアニメファンが注目しているイベントです。

今年の「Anime Expo 2022」は3年ぶりのリアル開催となり、pixivも約3年ぶりに海外の大型イベントへ出展することになりました。開催会場はLA Convention Centerを含め、周辺のホテルとシアターも一体となり、お祭りの活気に包まれていました。

EVANGELION x pixiv コラボ出展

ピクシブではこれまで、権利元の公認のもと、『エヴァンゲリオン』のファンアートにフォーカスしたさまざまな取組を行ってきました。今回は日本で展開した『エヴァンゲリオン』×ピクシブプロジェクトの集大成の場として、Anime Expoに出展しました。

「エヴァンゲリオン」のファンアート作品展示と画集の販売

pixivで開催された『エヴァンゲリオン』バトルイラストコンテストの受賞作品とpixivに投稿された人気作品の一部に加えて、ASKさん、Timbougamiさん、Zeronisさん、Vinneさん、Airi Panさん、Grandia元さんなど、海外人気クリエイター6名に描き下ろしいただいた『エヴァンゲリオン』×ピクシブプロジェクト関連作品を展示しました。

また、約100人のクリエイター作品が収録されている『エヴァンゲリオン』初のファンアート画集『Evangelion x pixiv Fanart Collection』をブースで販売しました。

好評につきイベント二日目で完売となり、その後も多くの方から販売のお問合せをいただきました。海外では、ファンのみならず、クリエイターたちにも愛される『エヴァンゲリオン』とそのファンアートへの熱気が伺えます。

人気クリエイターによるライブドローイングとサイン会

会場では、人気クリエイターのMika Pikazoさん、Airi Panさんがライブドローイングを行っていただき、エヴァンゲリオンのイラストを線画から着色、仕上げまで描いていただきました。

ライブドローイングを映すモニターの前には、足を止めて作画過程を見入るお客さんもたくさんいらっしゃいました。

Artsit Alleyで英語圏の創作活気を実感

まるでコミケのような風景が広がるのは「Artsit Alley」です。 「Artsit Alley」とは、個人で活動しているクリエイターのための出展スペースです。 500名を超えるクリエイターが参加しており、イラストやマンガのみならず、ご自身が制作した手作りグッズや衣類などの作品を展示・販売しています。

様々なジャンルの作品と画風があり、アメリカの個性豊かな創作シーンをたっぷりと堪能できます。中でもゲームやアニメ作品に実際に携わるクリエイターが出展しており、日本とはまた違ったキャリアを辿るクリエイターが多くいらっしゃいました。

日本の同人誌即売会との違い

  • 4日間の開催期間中はサークルの入れ替わりがないこと
  • グッズやイラストカード・ポスター中心のサークルが多い
  • 支払は現金のほか、クレジットカード決済を主に使っている
  • ジャンルでのブロック分けがなく、ランダムに配置されている

pixivの活動をパネルセッションで紹介

企業パネルトーク「pixiv Industry Panel」では、Anime Expo来場者と現地企業にpixiv Inc.が運営している様々なサービスとクリエイターへのサポート施策を紹介しました。

さらにゲストでAiri Panさんをお迎えし、pixivを通して自身の作品を世界に広めたユーザーの一人として、アメリカのゲーム会社の美術クリエイターとして、アメリカのイラストレーター事情についてお話しいただきました。

  • アメリカにおいて「イラストレーター」という職業の特殊性

    アメリカで絵を描くことを仕事にするには、専門の学校や大学卒業後、アニメーターとしてアニメ制作会社や美術スタッフとしてゲーム会社に勤める、というのが一般的です。一つの作品をチームで協力して作り上げるスタイルです。

    日本では、個人の画風やスタイルの強さを最大限に魅せ、いかに自分らしい作品を作り上げるかが問われるイラストレーターですが、アメリカではそのスタイルで活躍ができている人はほんの一握りだそうです。

    SNSの普及により、各々のクリエイターは自分の個性をアピールする場所はありますが、まだまだ日本のように一人のイラストレーターとして活躍できる環境が整っていません。

  • pixivがもたらした「アニメアート」の広がりと「イラストレーター」の可能性

    小さい頃から日本のアニメをみて育ったAiriさんにとって、アニメは絵を描きたいと思う一つのきっかけでした。そしてpixivでアニメアートの作品を見ることも、創作欲を刺激し、大きな啓発に繋がりました。しかしアメリカの美術学校では、日本アニメ風のイラストは主流ではないため、美術教育やキャリアとして捉えられていませんでした。

    しかし近年は、アニメがSNSとサブスクサービスによって国境を超え、様々な形で受容されました。アメリカでは、アニメがサブカルからポップカルチャーへと広がりを見せ、人々はよりアニメアートの可能性を感じるようになってきています。

    その中で、Airiさんはpixivとのファンアートコラボレーション(エヴァンゲリオン、竜とそばかすの姫)を通して、イラストレーターとして憧れのコンテンツと一緒に仕事ができることに、大きな喜びを感じていると話しました。

SNSにより、作品を通し地域や言語を超えた交流が活発化しています。そんななかで、自分の作品を1人でも多くの人に知ってもらいたい、更に新しい仕事の機会にも繋げたい、という思いは世界共通であることを再び実感したパネルセッションとなりました。

最後に

今後もpixiv Inc.は、世界中の創作文化を愛する人々にとってより身近な存在になれるよう、海外イベントに参加し、積極的に交流の機会を作っていきます。

ブランドアクティベーション室では、海外クリエイターとのリレーション、海外企業とのアライアンスの二軸で事業を描けるメンバーを募集しています。チームメンバーには、国籍も得意言語も、考え方や価値観も、すべてにおいて多様なメンバーが揃っています。

興味のある方は、ぜひ一緒に働きましょう。

ご応募、お待ちしています! https://recruit.jobcan.jp/pixiv/show/b001/1245440recruit.jobcan.jp https://recruit.jobcan.jp/pixiv/show/b001/1245438recruit.jobcan.jp https://recruit.jobcan.jp/pixiv/show/b001/1245356recruit.jobcan.jp

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wanchan
2018年にピクシブへ入社。 コミュニティマネージャーを経て、現在はpixivの海外企画やアライアンスの窓口を担当しています。