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pixiv小説コミュニティマネージャー&プロダクトマネージャーのお仕事

こんにちは。pixiv小説のコミュニティマネージャー(以下CM)兼プロダクトマネージャー(以下PdM)のatohsです。

ピクシブへは、2018年4月に中途入社しました。

これまでの仕事

大学を卒業した後、熊本の印刷会社で働いていました。1年目は営業として働き、車であちこち飛び回って納品をしたり、地元の農家さんが作る商品のパッケージ提案などを行ってたり。2年目からは部署異動してWebディレクターに。主にWordPressを使ったコーポレートサイトや、EC-CUBEを使ったECサイト作りのディレクション業務を行っていました。

ピクシブへの転職は、運営しているブログがきっかけでした。大学を卒業するのとほぼ同時に、小説に関する情報を中心に発信するブログを始めまして。そこで、pixiv chatstoryという当時福岡オフィスで開発を行っていたサービスについての記事を掲載しました。すると、当時の福岡オフィスマネージャーより、TwitterでDMをいただき、話をしていくうちにピクシブ福岡オフィスでの仕事に興味を持つように。Webディレクター職での応募を勧めていただき、最終的に採用していただく運びとなりました。

そしてWebディレクターとして福岡オフィスで2年弱働いた後、今年の3月に東京オフィスへ異動。現在は、pixiv小説チームのCM兼PdMとして仕事をしています。

pixiv小説とは?

pixiv小説とは、その名の通りpixiv内の小説の投稿・閲覧ができる機能です。pixivといえばイラスト投稿サービスとしての印象が強い方も多いのではないかと思います。しかし、2010年には小説投稿機能も実装されており、2020年には10周年を迎えています。

単語変換や設定資料といったユニークな機能のほか、最近リリースした文字入れ可能な表紙機能などを提供しております。また、百合文芸コンテストや執筆応援プロジェクトといった大小様々なコンテストを開催しています。

pixiv小説につきましては、僕の上司であるrisariさんがプロダクトについて熱く語った記事がありますので、そちらもご参照ください。

inside.pixiv.blog

https://www.pixiv.net/special/novel10th/
▲pixiv小説10周年記念サイト

CMの仕事について

CMとしては、主にpixivに関するお問い合わせへのご返信を行っています。

pixivのCMは担当の範囲が決められており、そこに届いているお問い合わせに順次対応していきます。小説チームのCMではありますが、小説に関するお問い合わせだけではなく、pixivに対するすべてのお問い合わせが対象となります。

また、業務に関する基準書や手順書をまとめたり、ZapierやClickUp、Notionなどを用いた業務改善にも取り組んでいます。

ピクシブは昨年、福岡オフィスにCM組織を立ち上げました。その結果、pixivのCM業務に関わる人の数が増えており、今後もこの傾向は続く見込みです。そうなると、対応やご返信の基準を正しく規定し、これから入社するCMの方が迷うことなく業務を遂行できるようにする必要があります。そのため、ドキュメンテーションには特に力を入れています。

福岡CMについては、福岡オフィスマネージャーgamiさんへのインタビュー記事(僕がインタビュアーを担当しました)がありますので、気になる方はこちらもぜひご覧ください。

inside.pixiv.blog

PdMの仕事について

PdMとしては、小説チームでリリースする機能の進行管理や各種部署との調整を行っています。

最近ですと、小説投稿の区分に「読み切り」というものを追加しました。

www.pixiv.net

小さな変更ではありますが、これを起点として、今後もpixiv小説がより使いやすくなるような改善をしていきたいと思っております。

また、pixivに投稿されている小説作品の紹介をする仕事もしています。pixiv小説には「編集部のおすすめ」という、小説作品を紹介している枠がありまして。この運用をメインで担当しており、週に3回、おすすめの作品を掲載しています。そのため、ほぼ毎日pixivに投稿されているオリジナル小説作品を読んでいます。子どもの頃から「小説だけを読んで暮らしていたいな……」と思っていたので、まさに天職です。

また、最近はpixiv小説に投稿されている小説作品をテーマ別に紹介する連載をpixivisionで始めました。どれもこれも面白い作品ばかりですので、ぜひお読みくださいませ!

www.pixivision.net

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自席の写真です

会社やチームの雰囲気について

これは福岡オフィスにいた頃から感じていたことですが、ピクシブはとても話しやすい人が多い会社だなと思います。もちろん、役職もあればレポートラインもあるのですが、分からないことは気軽に質問でき、忌憚なく意見を述べられる環境が整っているなと感じます。

対面やオンラインMTGで話すことも多いのですが、それ以上にSlackでのコミュニケーションが活発です。業務に関係することが9割ではありますが、たまに雑談をして情報を交換できるところも、大変魅力的だなと感じます。弊社はクリエイティブな活動を行っている人が多いこともあってか、文章が面白い人が多くて楽しいんですよね。

僕は、縦軸としてはpixivの小説チームに、横軸としてはCMチームに所属しています。小説チームのメンバーは全員が小説好きなので、小説に関する話で盛り上がれるのも嬉しいところ。最近読んだ面白い小説を紹介しあったりしています。CMチームでは、日々変わっていくpixivの仕様をキャッチアップするべく、分からないことは何でも聞ける空気が醸成されているなと感じます。

CM & PdMとして働きはじめて9ヶ月が経って

CMとしてユーザーの皆さまからのご質問やご意見に毎日触れ、pixivの小説作品をたくさん読んでいるので、小説を投稿してくださっているユーザーさんに近い場所で仕事ができているのかな、と感じています。それをPdMとしての業務に生かし、皆さんの創作活動がもっと楽しくなるような機能の提供を行っていきたいと思っています。

福岡オフィスで働いていた頃は、すでにクローズしたpixiv chatstoryというサービスの開発を行ったり、その他さまざまなサービスに携わっていたのですが、pixivに関する業務に関わったのは、東京に来てからが初めてでした。もちろん、pixivはユーザーとしても利用してきたので、ある程度は勝手を知っていたつもりでしたが、いざ頂いたお問い合わせに対峙してみると分からないことばかり……。しかし、この9ヶ月間で様々なお問い合わせにご返信を行い、その度に検証を行ってきたので、pixivにどのような機能が備わっており、どのような仕様になっているのか、ということについてはかなり詳しくなったように感じます。

ある程度慣れてきたので、上にも書いたように、今後は業務効率改善にもっと力を入れていきたいなと思っています。そのために、最近はSQLの勉強を始めました。まだ簡単なクエリしか書けないのですが、これまでは同僚に依頼していた業務を自分一人である程度できるようになったので、出来ることの幅が広がったような気がします。頑張っていきたいです。

最後に

実は大学4年生で就活をしていた頃、小説に関する仕事をしたいと思っていて、ピクシブの新卒採用に応募したことがありました。しかし、書類選考に通過できずに不採用。その後、前述したように、熊本の会社で働くことになりました。

その経験があったからこそ、ピクシブでの採用が決まったときは大変嬉しかったです。そして、今では就職活動を行うときに念願だった小説投稿機能を開発する部署に配属され、業務の中でもたくさんの小説を読むことができています。昔の僕に「将来はピクシブで小説に関わる仕事をしているよ」と言っても、信じてもらえないかもしれません。日々の業務では大変なこともありますが、振り返ってみればまるで夢のようだなとも思います。

今後も、ユーザーの皆さまに価値を最大限に届けられるよう、業務に精進していきたいと思います!

記事内でも紹介いたしましたが、小説チームマネージャーrisariさんの記事にはpixiv小説に対する熱い気持ちがこもっております。こちらもあわせてお読みくださいませ。

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atohs
pixiv小説チームのコミュニティマネージャー兼プロダクトマネージャー。小説と演劇と写真とインターネットが好きです。