こんにちは!
pixivFANBOXのコミュニティーマネージャー(以下CM)をしております、s4ndi(さんでぃー)と申します。アルバイト時代を含め、入社して約3年ほど経ちました。
現在は、主に福岡にあるカスタマーサポート(以下CS)アルバイトチームの業務改善や、FAQの改修、そしてユーザーの安全かつ快適なサービスの利用を促進するための施策を進めています。
私は海外出身だと言うこともあり、CM兼FANBOXユーザーとして「FANBOXをもっと海外のクリエイターに届けたい!そのために自分も何かできないか」と言う想いが以前からずっとありました。
また、CMは役職的にユーザーに一番近い立場にあります。だからこそ、クリエイターのリアルな声を聞き、クリエイターが日々直面する課題をどのようにサービスを通じて解決できるのかを発信する責任があると感じておりました。
前年に続き、今年もピクシブがAnime Expoに出展するため、社内で一緒にAnime Expoに行く同志を募っていました。クリエイターのインタビュー動画の撮影を行うため、今年のAnime Expoに参加することになりました。
今回は、Anime Expoに参加してやったことや、感じたことについて、FANBOX CMの視点から考えた内容をまとめてみました。
「Anime Expo」ってどんなイベントなの?
「Anime Expo」は、毎年7月4日のアメリカ独立記念日の週末に開催されている北米最大のアニメ・コンベンションです。
今年は、世界60カ国から約35万人のアニメファンが来場し、会場のLAコンベンションセンターは元気なアニメファンの熱気に溢れていました。
ジャパニーズカルチャーに関連する企業のブースだけではなく、「Entertainment Hall」ではゲーム関連のブースが中心に展開され、「Artist Alley」ではクリエイターが自らの作品を販売・交流できる場が設けられています。また、各企業による様々なセミナーやトークステージも用意されており、多岐にわたるプログラムが開催されています。
Entertainment Hall
会場では、アニメのTシャツを身にまとった方や、自分らしいコスプレを楽しむ方々が集まり、平和で明るい雰囲気の空間が漂っていました。
GLOBALなpixivFANBOX
FANBOXは2018年4月にサービスを開始して以来、多くのクリエイターを支えてまいりました。2023年12月時点で、登録クリエイターは22万人を超え、ユーザー数は1000万人を超えています。
1年間に投稿される投稿数は約117万件、総アクセスの40%以上が海外ユーザーからのものです。
全世界114カ国にいるクリエイターからFANBOXは支持されています。
これを踏まえ、FANBOXでは積極的に海外ユーザーを対象とした施策を展開してきました。
FAQを多言語に対応し、海外ユーザー向けにdiscordを通じてレクチャーセッションを提供するなど、FANBOXを利用する際に海外ユーザーがより快適に感じられるような取り組みを行っています。
また、FANBOXの公式お知らせ英語アカウントを運営し、情報を迅速かつ正確に提供することで、海外ユーザーにとってFANBOXをより身近に感じていただけるよう心がけています。
海外クリエイターのお困りごと?
私はFANBOXのユーザーとして、「大好きなFANBOXをより多くの海外ユーザーに広めていきたい!」という想いがありました。
現在、Patreonをはじめとしたクリエイターを支援できるサービスがどんどん増えてきています。
「FANBOXと他のサービスとの違いをどのように分かりやすく伝えることができるだろうか?」と考えていたところ、「海外のクリエイターは実際にどのような課題に直面しているのだろう?」「FANBOXがその解決にどのように関わることできるのだろうか」といった疑問が湧き上がりました。
お困りごとを視覚的に伝えてみたら
CMとして海外ユーザーと日々お問い合わせを通じてコミュニケーションをとっていますが、実際に対面で現地の声を聞くことで、もっと直接的でリアルな意見を得ることができるのではないかと考えました。
そのため、これからFANBOXを使ってみようかなと悩んでいる海外クリエイターが「自分と同じクリエイターが感じている課題をどうやってFANBOXで解決できるのか」を視覚的に伝えることを目指しました。
その結果がこちら
@pixiv_inc 【本業との両立は大変?】フルタイムで働いているクリエイターの本音 Honest Thoughts of Creators Who Work Full-time #pixivFANBOX#pixiv#AnimeExpo#artists ♬ オリジナル楽曲 - ピクシブ【公式アカウント】
海外クリエイターの生の声
Artist Alleyにいたクリエイター14名に以下の質問を聞き、短いインタビュー動画を撮影しました。
- 創作活動をしていて、「一番楽しい!」と思う瞬間は?
- クリエイターとして大変だなと思う瞬間は?
- 同じクリエイター、これから創作活動にチャレンジしたい方々への熱いメッセージ/アドバイスをください!
海外のクリエイターさんは結構オープンだったこともあり、貴重な意見を聞くことができました。
「日中は会社員をしているので、創作活動との両立が大変だと感じている」
「イラストを描く時は、一つ一つの作品に超こだわっているから、完成までめっちゃ時間がかかってしまう。SNSで応援してくれているファンを長らく待たせてしまうことに対して申し訳なさを感じる」
「SNSで反応をもらった時や、誰かに自分の作品を褒めてもらった時が一番ハッピーな気持ちになれる」
「創作活動が一番楽しいと思う瞬間は『自分』と言う存在を思いっきり表現できた時」
「他のクリエイターと自分の作品を比べてしまう時、創作へのモチベが下がってしまうことがあるから、そんな時は昨日の自分とだけ自分を比べるようにするのがベストだと思う」
インタビューを行ったクリエイターさんのブース
特に一つ興味深いと思ったのが、インタビューに応じてくださったクリエイター14名の内13名が「自由であること」にやりがいを感じると答えていたことでした。
アメリカでは「自由」が非常に重要視され、自己表現や個性、個々の権利や自己決定を尊重する文化が根付いています。また、異なるバックグラウンドやアイデンティティを重んじる文化も根付いています。そのため、アメリカのクリエイターは自分の人生や意思に対して自由であることを重要視しており、それがやりがいを感じる要因となっているのかなと思いました。
FANBOXで解決できそうなこと?
FANBOXは、「自分の好きな創作活動を無理なくずっと続けられるようにする」をモットーに掲げています。特に、海外のクリエイターさんたちが抱える悩みや課題が、このモットーに集約されていると感じます。
投稿の頻度が高くなくても、活動日誌やまだ完成していないラフな作品、ちょっとしたアイデアのシェアまで、FANBOXでは自分の挑戦の過程を積極的にファンと共有できることが特徴です。
この特徴が、クリエイターたちがプレッシャーなく創作活動を続ける手助けとなることができることをインタビュー動画に込めてみました。
現在は、YoutubeとTikTokで動画が公開されているので、ぜひ覗いてみてください!
www.youtube.com www.tiktok.com
Anime Expoを経て
Anime Expoを経て、アメリカのクリエイターたちの多様性に圧倒されました。
異なるバックグラウンドを持つクリエイターたちが、自分らしい創作やストーリーを表現している姿が印象的でした。彼らは自分の作品に対して真剣に向き合い、ファンとの交流を通じて感動や喜びを分かち合っていました。
Anime Expoでは、多様な視点やアイデンティティが共存していて、それがイベント全体に魅力を与えていました。
創作やクリエイティブな表現が、人々を結びつけ、共感を生み出す力を改めて感じました。
アメリカのクリエイターたちの創造力に触れることで、新たな刺激を得られたことは、私にとって非常に貴重な経験でした。
また、サービスのユーザーにリアルでお会いできたことの感動はいまだに忘れられない思い出です。
クリエイターのリアルな声を今後どのようにサービスに落とし込んでいけるか、今後もCMチームとして考えていきたいなと思いました。
終わりに
FANBOXは、世界中で創作文化を愛する人たちにとって親しみやすい存在となるべく、ユーザーのリアルな声を大切にし、その声をサービスに積極的に取り入れていく予定です。
ユーザーに一番近い立場にあるCMだからこそ、誰よりもユーザーのことを一番に考えていきたいと思っています。
現在FANBOXには、ユーザーの気持ちに寄り添い、頼もしいメンバー(CM4名、CS4名)で構成されています。お互いを信頼し合い、オープンなコミュニケーションを大切にしているチームです。
※福岡のメンバーについてはこちらもご参照ください
FANBOXのCM/CSチームは、今後もユーザーに寄り添い、課題を解決できるチームを目指していきます!