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誰のためにサービスを作ってるかが分かると、仕事が楽しく、見える世界が変わった。

2013年にピクシブにAndroidアプリエンジニアとして新卒入社し、いまではアプリ開発の全体統括、またエンジニアリングマネージャーとして評価や採用に関することも任されているchocomelon。 今回の記事では、chocomelonの入社経緯やキャリアビジョンについて聞いてみたいと思います。

こんにちは、自己紹介からお願いします!

こんにちは、エンジニアのchocomelonです。技術マネジメント室の一員として、いま大きく3つの仕事をしています。

まず1つ目は技術職の採用全般に関わっています。新卒・中途・インターンの技術職志願者を見ています。

2つ目は、技術職の評価に携わっています。誰と誰が評価の面談をするのかを決めたり、質問内容を一緒に考えたり、評価軸を決めたりして、評価に対する認識を全体的に揃える仕事をしています。

3つ目はスマートフォンアプリの全体統括です。技術選定やプロジェクト管理のアドバイスをしたり、実際にプロダクトにジョインしてコミットしたりしています。

幅広いですね。では、ピクシブに入社したきっかけを教えてください!

僕は新卒で入社しているのですが、実は大学は経営情報学部という文系の学部卒でした。一応、マクロ経済を数値的視点からみる情報統計分野を取り扱ってはいたのですが、プログラミングはあまりやっていなくて。それで、ピクシブでエンジニアとして入社するために、大学院でプログラミングを学べるところに進学しました。

えっ、すごい。文系の学部だったのですね。しかもピクシブにエンジニアとして入社するために・・・!?

そうですね。(笑)ちょうどピクシブを知ったのが、大学3年の就活中でした。pixivに初めて投稿して、「こんなに見てくれる人がいるんだ!」ってかなり感動して。それでピクシブのことを調べるうちに、「ピクシブに入るならエンジニアだ!」と直感的に思って、当時金融系を狙っていた就活を辞めて、プログラミングを学ぶ進学の道を決めた、という流れです。

ピクシブへの想い、熱いですね(笑)

もともと、イラスト描くのが好きなんです。当時のバイト先に絵がとっても上手な人がいて、感化されて僕も書き始めたんです。それで、自分の絵にも自信がでてきた頃に大学サークルの漫研に行って「一番上手い人誰ですか?」って聞いてみたんです。殴り込みしに行ったというか・・・。

すごい!(笑)それでどうなったんですか?

そしたら、「pixivにいるよ」って言われました。(笑)それで登録したのが、pixivの出会いというか、pixivを使い始めたきっかけですね。

pixivを使ってみて、どんな感想でしたか?

ただただ、pixivにいる人たちの絵が上手すぎましたね。あと面白かったです。ピクシブに入る前はずっとアナログで描いていたので、見せる範囲はせいぜい数十人程度だったんですが、pixivに投稿すると本当にいろんな人に見てもらえる。この体験が、新鮮で面白かったです。

良い体験ですね。ピクシブへの入社の経緯はどんな感じだったのでしょうか?

エンジニア向けの採用イベントに行って、ピクシブの社員に会いに行きました。その時に、自分の技術力をアピールしようと思いまして。何か自作したものを社員に見せるのが良いと思い、Androidアプリを作って持っていきました。

なぜAndroidのアプリかというと、単純に「ピクシブではこの分野が弱そうだな」って思ったからです。(笑)ピクシブの技術力が高かったので、弱いところを武器にすれば良いかなと。それで、Androidに目をつけて、キャラクターが様々な機能の切り替えスイッチを持ってくれるウィジェットアプリケーションを作りました。これは20万DLくらいいきました。

これを、当時のリードエンジニアに見せてきっかけを作ったんです。

おお、可愛い!作ったものを見せるの、すごい行動力です。

誰のために、何を作っているのかを本気で語り合った

ではピクシブに入社してからのことを教えてください!ピクシブに入って、どうでしたか?

正直にいうと、印象的には、色々とテキトーだなって思いました。(笑)もちろん、良い意味でも悪い意味でも、「好きにやっていいよ」という感じで、ベンチャーだなーって思いました。当時はまだ社員も60人しかいませんでしたし。

いまはもうちゃんと体系化されてますが、当時のこと色々と想像できます。(笑)

もちろん、今はしっかりしてますけどね。今もそうですけど、やってみないとわからないことだらけだったんだと思います。

入社してすぐ、なんの仕事に就いたのですか?

最初はユーザーからのフィードバックを見て、バグ修正や簡単な機能追加をすることがメインでした。その後もデザイナーが作ったデザインにあわせて、アプリのレイアウトを直すなど、作業的なことが多かったです。その頃は、やることもふわっとしていて、今のタスクが誰の何を解決するためにやっているのかがわからず、四苦八苦しながら進めていました。このもやもやを作業中も感じていたのですが、あまり深く考えていなかったように思います。

え、そうだったんですか!?

こういう状態を変えてくれたきっかけが、新卒2年目に任されたpixivコミックのアプリ開発です。現CTOのedvakfらの開発メンバーと一緒に、どんなユーザー体験を提供すればいいかを日々本気で語り合っていました。pixivのマンガというドメインを理解するためにpixivに投稿されていた1日200前後のマンガをチームメンバーとひたすら読んでいました。1日の半分以上がpixivのマンガを読んでいるときもありました。

それで、「何でこのマンガは面白いのか」「何でなかなかPVが伸びないのか?」などの「何で?」をチームメンバーと詰めていきました。 その議論の結果、「もっと評価されるべき人たちが評価されるような、プロになるまでのステップとなるプラットフォームにしよう!」という想いが僕たちのチームで生み出されて、いまのpixivコミックの大事なコア的価値に繋がっています。

ちなみに、この時のことはDroidKaigi2015で話したこともあります。

このチーム開発が本当に楽しくて。その後関わるプロジェクトでもペルソナ設計したりして、何を考えるべきか明確にわかるようになりました。任されるならちゃんと自分で勉強しないとダメだと思い、あらゆる分野の勉強をし始めたのが、この時からですね。

「誰のために、何を作っているのか」をピクシブは全てのサービスにおいて大事にしていますよね。

この時の経験が、僕のものづくりの土台にもなっています。その後もPawooを作ったり、pixiv PAYを作ったりして、新しく0→1で立ち上げたものもありますが、ユーザー体験はかなりこだわりました。

メンバーが気持ちよく働けることがユーザーのために繋がる

今後のキャリアビジョンについて聞かせてください!

技術者としてスペシャリストになりたい一方で、会社の組織づくりにも興味を持っています。会社の文化を作っていくことにも関わっていきたいです。

僕自身、会社のメンバーがいかに気持ちよく働けているかが、結果的にユーザーのためになると考えていまして。

ちゃんと評価されるべきエンジニアが評価されるような仕組みを作ったり、楽に仕事できるような効率化を図ったりしたいと考えています。

例えば、新規プロジェクトでツールの選定とか進め方とかに関しては、僕はサポート側に回って、いろんな社員が輝くようなアシストをしていきたいです。 僕自身の経験上、主体性を持った時に仕事がめちゃくちゃ楽しくなったので、それが根本にあって、指南していくぐらいの距離感で、意思決定者をなるべくその人たちに委ねていきたいです。

会社の強みをどう生かしていくかを考えたり、またメンバーの成長について考えるのが日々楽しく感じています。

ありがとうございました!

hrmos.co https://hrmos.co/pages/pixiv/jobs/002hrmos.co

20191219010134
chocomelon
アプリ開発の全体統括、またエンジニアの評価・採用やマネジメントを担当。2013年、Androidアプリエンジニアとして新卒入社。趣味でdotpictというアプリを作っている。当アプリはAppStore Best of 2015を受賞。およそ200万DLに及ぶ。 https://dotpicko.net